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12名前: ゆん(兄者) ◆sAsXulrsw. 投稿日: 2006/05/03(水) 02:36:38 O
vipの定期点検を終えた午後一時過ぎ、俺は腹を空かせて食堂へと向かった。
基地の廊下を西へ歩いていくとちょっと薄汚れた店がある。
いかにも大衆用といった感じで、切り盛りしてるおばちゃんの性格も含めて俺はこの食堂が気に入っていた。
いつも通り建て付けの悪い扉を開け中に入ると―メイドさんがいた。
「は?」
俺は眉間にしわを寄せ、全力で疑問を呈す。
ふりふりのついたエプロンドレス、セミロングの黒髪を彩る白い清楚なカチューシャ
どっからどう見てもメイドさんだ―ていうか
「夕?」
俺の声にそいつは振り向いた
「ぁ…」


14 名前: ゆん(兄者) ◆sAsXulrsw. [sage] 投稿日: 2006/05/03(水) 02:51:46 O
振り向いた拍子に絶妙な長さの黒髪がふわりと舞う
いつもは睨みがちな瞳はまんまるくなって、瞼から零れてこないか心配になる
何よりもお前は小学生か中学生かという絶望的な背丈
俺は確信した。
なんというか、かんというか、何で食堂にメイドがいるんだ的なメイドは
何でメイドの恰好をしてるんだ的な夕だったのだと
いや意味わからん
「何してるんだお前」
俺は率直に聞いた。
が答えは返って来ない。
いやしゃべれないのだから当たり前だが、プイと向こうを向いたきり目を合わして来ない
黙々とテーブルにのった食器を片付けている


17 名前: ゆん(兄者) ◆sAsXulrsw. [sage] 投稿日: 2006/05/03(水) 03:25:23 O
「あううううう!」
食堂に悲痛な悲鳴が響く
本来、強者とは高いところに存在すると定められている
それは摂理という名の絶対的な決まり事の一つだ
しかし高い高いに置いてはそれが逆転する!
強者が弱者をその力を持って上へと持ち上げる
弱者を上に強者を下にという異常な配座
摂理すら破壊しうるほどの絶対的な力の差
それを弱者に身をもって味あわせるのだ
「あう!あう!あう!」
突き付けられた現実を認めたくなくて弱者はじたばたと暴れる
だが俺は容赦しない
さ椅子の上に乗ってみたりとかする

19 名前: ゆん(兄者) ◆sAsXulrsw. [sage] 投稿日: 2006/05/03(水) 03:30:20 O
訂正
さ椅子の上に

さらに椅子の上に
20 名前: ゆん(兄者) ◆sAsXulrsw. [sage] 投稿日: 2006/05/03(水) 03:46:32 O
「ううぅぅぅ!」
夕は俺に抱え上げられたままなのに、首を後ろに向け涙目で睨んでくる
げ、こいつ関節柔らかい
まあ調度目が合ったことだし尋問を開始するとするか
「お前なんでメイドの恰好なんかしてんだよ」
プイ
むかっ
「ふ、強情な奴だな。しかしいつまで耐えられるかな」
すでに俺の足はテーブルにかかっている
そして夕に一段上の恐怖を与えようとした瞬間
ゴン!
「こら!女の子をいじめるもんじゃないよ」
食堂のおばちゃんにおたまで殴られた
「それと椅子もテーブルも足を乗せるとこじゃないよ」


21 名前: よん(兄者) ◆3Rt66u03z. [sage] 投稿日: 2006/05/03(水) 04:00:39 O
思わず手を離してしまうと、夕は猫みたいに着地してするっとおばちゃんの後ろに隠れてしまう
ちっ、逃したか。はしっこい奴め
悔し紛れに俺は反論する
「太腿も足だ!」
「アホいってんじゃないよ」
「あう!」
ゴツゴツ
今度はげんこつだった。てか絶対一回多かった!
絶対多かった!
夕を見ると右拳を隠しおばちゃんの後ろから睨んでいる
くそ…形勢逆転かよ
「援軍とは卑怯なり」



だれてわけわかんなくなってきたし
寝る寝る寝るね