※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

330 名前: 241 [sage] 投稿日: 2006/04/21(金) 01:16:30.27 ID:lra/Spim0
遅くなりましたが投下します。
人様に見せられるような文章ではありませんが宜しければ読んでください。
内容はボクっ娘1さんの話を夕の視点で書いて見ました。

4月19日午前7時30分

どれ程の時がたったのだろう・・・
ボクが声を失ったその日から・・・

朝起きて一階に下りると決まって仏壇に手を合わせる。
遺影に写っているのはボクの母だ。
あの日の惨劇が嘘のように、写真の母は満面の笑みをしている。
キッチンで目玉焼きを作っている父がボクに気付いた。
「おはよう。夕さん。」
ボクは言葉の代わりに微笑む。
「お母さんにおはようの挨拶はすんだかな?」
コクッと頷く。
「うむ、偉い子だ。」
そういうと父は頭を撫でてくれる。
父の手は大きく暖かい。ボクはこの手が大好きだ。
「さぁ、ご飯にしようか。」

自分で言うのもなんだが父はだんでぃーだ。
コヒーを飲みながら新聞を読む姿なんて英国紳士の趣がある。
そんな父と母は深い愛で結ばれていた。
351 名前: 241 [sage] 投稿日: 2006/04/21(金) 02:23:44.48 ID:lra/Spim0
同4月19日午前8時00分

窓から外を眺めていると彼が通るのが見えた。
朝練の無い日は偶然を装って彼と登校するのが日課だ。
彼には待ち伏せしていることは、ばれていないはず。きっと・・・

玄関で花に水を撒いている父に見送られ、ボクは家を飛び出した。
彼との距離は目測100Mといったところだろうか。
陸上部のボクにとってその距離はなんら問題ではない。
問題は追いついてからだ。
「(うわっ・・・こんなに近くに背中が・・・)」
この感情を恋と呼ぶならば、まさに私は恋をしているのだろう。

かれこれ3分ほど彼の後ろを歩いている。あれこれアピールしてみたがボクは気付いてもらえていないうようだ・・・
こういうときに声が出ないのはもどかしい。
それにしても動物園で生まれ育った動物のように勘というものが鈍っていらっしゃるのか。この人は・・・
こうなれば、手を、手を握っちゃうしかないですよね?
「(もちつけ・・・もちつくのよ・・・夕)」
自分に言い聞かせるようにし、彼へと手伸ばす。
ぎゅっ。。。どう見ても掴んだのは制服です。ほんとうにry・・・


「な、なんだ夕か。おはよう」
彼も急に掴まれて驚いているのだろう。
  • 彼の名前は「橘 俊介」。ボクと同じvipperだ。他に、これといって特出してるものは・・・ない。けどボクにとっては大切な人なんだ。-
おきまりの台詞を彼が言う。
「夕、一緒に行くか?」