白ウィニーの一種で、マスクス・甲鱗ブロック構築及びマスクス・ブロックを含むスタンダードで一世を風靡したレベルデッキの呼称。
Lin Sivvi, Defiant Hero / 果敢な勇士リン・シヴィー (1)(白)(白) 伝説のクリーチャー ― レベル(Rebel) (X),(T):あなたのライブラリーから、点数で見たマナ・コストがX点以下 のレベル(Rebel)・カードを1枚探し、そのカードを場に出す。その後、 あなたのライブラリーを切り直す。 (3):あなたの墓地にあるレベル・カード1枚を対象とし、それをあなたの ライブラリーの一番下に置く。 1/3
Defiant Vanguard / 果敢な先兵 (2)(白) クリーチャー ― 人間(Human)・レベル(Rebel) 果敢な先兵がブロックに参加したとき、戦闘終了時に、これとこのターン にこれがブロックしたすべてのクリーチャーを破壊する。 (5),(T):あなたのライブラリーから、点数で見たマナ・コストが4点 以下のレベル(Rebel)・カードを1枚探し、それを場に出す。その後、 あなたのライブラリーを切り直す。 2/2
Gaea's Cladle / ガイアの揺籃の地 伝説の土地 (T):あなたがコントロールするクリーチャー1体につき、あなたのマナ・プールに(緑)を加える。
Scaled Wurm / 甲鱗のワーム (7)(緑) クリーチャー ― ワーム(Wurm) 7/6
リクルート能力によって次々と展開されるクリーチャーで相手の甲鱗のワームをチャンプブロックするデッキであり、能力によってクリーチャーが出るのでスニークアタックに強い。
果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Heroやプロテクション・クリーチャーの存在により、単体除去にも耐性がある。
そのため超速攻の白ウィニー+タッチ甲鱗デッキというより、ややコントロールデッキとしての趣きが強い。
果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Heroやプロテクション・クリーチャーの存在により、単体除去にも耐性がある。
そのため超速攻の白ウィニー+タッチ甲鱗デッキというより、ややコントロールデッキとしての趣きが強い。
野火/Flashfiresの被害を減らすのと、より甲鱗のワーム/Scaled Wurmのプレイをしやすくする為に、平地のかわりに低木林地/Brushlandが採用され、増進+衰退/Wax+Waneでファイアーズ甲鱗に対処しやすくなっている。
また、クリーチャーを並べる性質上、《ガイアの揺籃の地》との相性は抜群。高速に甲鱗のワーム/Scaled Wurmをプレイすることが出来る。当時のスタンダードに甲鱗のワーム/Scaled Wurm対策として《水位の上昇》《擬態の宝珠》等のマナロックが跋扈していた時代をあざ笑うかのようである。なお、現在では当たり前のこの土地の投入は、大阪発祥だそうだ。
マスクス・ブロック甲鱗構築では、メタゲームの中心に甲鱗ベリオンが存在していた。
当時は甲鱗・ルール改訂前だったため、純粋な同型対決では甲鱗のワーム/Scaled Wurmを先に出した方が勝つというマジックとは別のゲームになってしまっていた。
そうした「運ゲー」を避けるため、ミラーマッチ用に果敢な先兵/Defiant Vanguardを投入したものや柳のエルフなどのチャンプブロッカーを入れるメロンなどの派生系も生まれた。
結局、果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Heroが2000年7月1日付けで禁止カードに指定され、安定して甲鱗のワーム/Scaled Wurmをプレイすることが出来なくなったが、それでもなおメタの中心にあった。