黎明期のスタンダード(フォールン・エンパイア+アイスエイジ・ブロック期)に存在したビートダウン。
当時猛威を振るっていたネクロへの対抗策として生み出され、そのネクロが上位を占めネクロの夏とまで呼ばれた世界選手権96を征したデッキである。
当時猛威を振るっていたネクロへの対抗策として生み出され、そのネクロが上位を占めネクロの夏とまで呼ばれた世界選手権96を征したデッキである。
Scaled Wurm / 甲鱗のワーム (7)(緑) クリーチャー ― ワーム(Wurm) 7/6
Johtull Wurm / ジョータル・ワーム (5)(緑) クリーチャー ― ワーム(Wurm) ジョータル・ワームがブロックされた状態になるたび、それはターン終了時まで、それ自身のブロックに参加している 最初のクリーチャーを除いたクリーチャー1体につき、-2/-1の修整を受ける。 6/6
Gargantuan Gorilla (4)(緑)(緑)(緑) クリーチャー ― 類人猿(Ape) あなたのアップキープの開始時に、あなたが森(Forest)を1つ生け贄に捧げない限り、Gargantuan Gorillaを 生け贄に捧げる。あなたがこの方法でGargantuan Gorillaを生け贄に捧げた場合、それはあなたに7点のダメージを与える。 この方法であなたが氷雪森を生け贄に捧げた場合、Gargantuan Gorillaはターン終了時までトランプルを得る。 (T):クリーチャー1体を対象とする。Gargantuan Gorillaはそれに、自身のパワーに等しい値のダメージを与える。 そのクリーチャーは、それ自身のパワーに等しい値のダメージをGargantuan Gorillaに与える。 7/7
このデッキの最大の特徴は、大量に投入されたファッティたちである。
その数、実に3種12枚。デッキ名もこの12体のワーム(4体はゴリラだが)から来ている。
その数、実に3種12枚。デッキ名もこの12体のワーム(4体はゴリラだが)から来ている。
ジョータル・ワームやGargantuan Gorillaは、さすがに甲鱗様には数段見劣りするものの、当時のメタには合致していた。
甲鱗様およびその一派は、ネクロディスクに搭載されていた当時の優秀クリーチャー、黒騎士/Black Knightを蟻のごとく粉砕し、ネクロディスク最大のクリーチャーであったイーサンの影/Ihsan's Shadeのパワー5を受け止めつつ一方的に殺すことができたのだ。
さらには、ネクロディスクのクリーチャー除去はマイナス修整に頼っており、事実上甲鱗様を破壊する手段はネビニラルの円盤/Nevinyrral's Diskしか存在しなかった。
その円盤すらも崩壊/Crumbleによって割ることができ、Essence Filterによりネクロのキーカードであるネクロポーテンス/Necropotenceをも破壊することができたのである。
甲鱗様およびその一派は、ネクロディスクに搭載されていた当時の優秀クリーチャー、黒騎士/Black Knightを蟻のごとく粉砕し、ネクロディスク最大のクリーチャーであったイーサンの影/Ihsan's Shadeのパワー5を受け止めつつ一方的に殺すことができたのだ。
さらには、ネクロディスクのクリーチャー除去はマイナス修整に頼っており、事実上甲鱗様を破壊する手段はネビニラルの円盤/Nevinyrral's Diskしか存在しなかった。
その円盤すらも崩壊/Crumbleによって割ることができ、Essence Filterによりネクロのキーカードであるネクロポーテンス/Necropotenceをも破壊することができたのである。
また、ミラーマッチを想定し、白をタッチすることでアイケイシアの都市/Icatian Townを使い、チャンプブロックしまくるバージョンも存在する。
上記の世界選手権96を征したのも、白をタッチしサイドボードにアイケイシアの都市/Icatian Townを入れたものである。
だが、このデッキによって世界チャンピオンになったTom Chanphengは、デッキ登録の際にウッカリミスで平地のかわりにカリブー放牧場/Caribou Rangeを書き込んでしまい、このデッキを完全な緑単色としてプレイして世界選手権を戦った。
だが、このデッキによって世界チャンピオンになったTom Chanphengは、デッキ登録の際にウッカリミスで平地のかわりにカリブー放牧場/Caribou Rangeを書き込んでしまい、このデッキを完全な緑単色としてプレイして世界選手権を戦った。
それでも優勝したということは、彼の実力もさることながら、甲鱗様がいかに強かったかを物語っている。