未来予知で登場したコンボ寄りの発掘ビートダウン。
バザールの大魔術師/Magus of the Bazaarなどで、大量に発掘カードや黄泉からの橋/Bridge from
Belowを落とし、最後は戦慄の復活/Dread Returnのフラッシュバックで甲鱗のワーム/Scaled Wurm を釣り上げて終わる。
Narcomoeba / ナルコメーバ (1)(青)
クリーチャー ― イリュージョン(Illusion)
飛行
ナルコメーバがあなたのライブラリーからあなたの墓地に置かれたとき、あなたはそれを場に出してもよい。
1/1
Bridge from Below / 黄泉からの橋 (黒)(黒)(黒)
エンチャント
トークンではないクリーチャーが場からあなたの墓地に置かれるたび、黄泉からの橋があなたの墓地にある場合、黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンを1個場に出す。
クリーチャーが場からいずれかの対戦相手の墓地に置かれたとき、黄泉からの橋があなたの墓地にある場合、黄泉からの橋をゲームから取り除く。
Scaled Wurm / 甲鱗のワーム (7)(緑)
クリーチャー -- ワーム
7/6
甲鱗スタンダードのトップメタである甲鱗拳と異なり、速度を重視したデッキであり、最速2ターン目で甲鱗様が降臨なされる様は、多くのコントロールデッキを戦慄させた。
また、有力メタ筆頭の甲鱗トロンでも序盤から出てくる7/6を焼ききることは不可能に近く、甲鱗ストームの速度ですら間に合わないほどであった。
しかし、共鳴者である《バザールの大魔術師/Magus of the Bazzar》や《緑探し/Greenseeker》などを除去されるとデッキが回らなくなるため、多くのプレイヤーがサイドボード(或いはメインから)に《ウンヤロ蜂/Unyaro Bee》を入れることになり、勢力は激減。
そして、第10版で《甲鱗のワーム/Scaled Wurm》がスタンダード落ちしたため、他のデッキと同様に終息を迎えた。
結果的に、第9版期のスタンダードの有終の美を飾るデッキとなった。
なお、エクステンデッド及びレガシー環境では甲鱗ゴリッドとのハイブリッドとなっており、注目を浴びている。
予断ではあるが、既知の外の速さで甲鱗様が降臨されるため、恐怖のあまり心臓が急停止する対戦相手が続出。これを重く見たWotC・タカラトミーは日本選手権予選やPTQ会場にAEDの設置を義務付け、大会の運営に当たった。