84pの小説
遊義皇第三話(旧)
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バンデッド・キース、裏の世界でも敗北!
二ヶ月前に衛星放送されたデュエルでペガサス氏の代わりにデュエルした少年に敗北を喫したキース・ハワード氏、
彼はその後、裏の世界のギャンブルに没頭したと先日本紙にて報道したが、
その陰世界のデュエルでもハワード氏は年下の青年に大差を付けられ敗北している。
青年は紫のコートを羽織り、ゲーム中の不正を指摘され、右手の指を全て切断された。
だが、不正は立証が無く、ハワード氏の敗北への苛立ち、酒の勢いが手伝った言い掛かりだと思われる。
以上、ニューヨークの会社発行の「ウォールアウト」、二年前の2月27日発行分、3ページ目より抜粋。
二ヶ月前に衛星放送されたデュエルでペガサス氏の代わりにデュエルした少年に敗北を喫したキース・ハワード氏、
彼はその後、裏の世界のギャンブルに没頭したと先日本紙にて報道したが、
その陰世界のデュエルでもハワード氏は年下の青年に大差を付けられ敗北している。
青年は紫のコートを羽織り、ゲーム中の不正を指摘され、右手の指を全て切断された。
だが、不正は立証が無く、ハワード氏の敗北への苛立ち、酒の勢いが手伝った言い掛かりだと思われる。
以上、ニューヨークの会社発行の「ウォールアウト」、二年前の2月27日発行分、3ページ目より抜粋。
(ホーティック視点)
とにかく今日は最悪の日だ、オセロ村まで不得意な電車を乗り継いできたというのにその二封気さんは外道に成り下がり、
正念党に連絡を取ろうとするが携帯電話は圏外で繋がらず、公衆電話も無い。
しかも宿泊施設も無いと泣きそうになりながらも、俺は雨降り後の秋の寒空に野宿する気には為らず、数時間村の中を散策した末に、
「刃咲診療所」なる病院で怪我人扱いでベッドが借りれる事を知った。
そこに着いた途端、疲労とストレスで電話を借りるのを忘れてそのまま眠りに落ちた……次の日の朝、美味そうなダシの香りで目を覚ますまで。
「……おはようございます。」
「おはよう、仮病のお兄さん。」
「おはようございます、重度の左足複雑骨折の患者さん、
……朝食にうどんはどうですか? サービスしますよ。」
匂いで起きるほどのうどんを断る理由もあるはずが無い。
「では、お言葉に甘えて頂きます。」
「ちょっと待ってて下さいね、急いで作りますから。」
ここは病院ですよね、民宿か何かじゃありませんよね?
「ところでお兄さんの鞄ってそれってデュエルケースですよね、
デュエルディスクとカードがたっぷり入るって触れ込みの。」
「ええ、結構荷物も入りますし、
簡単なデュエルディスクの手入れ道具も入って1280円で得だったんで。」
俺は、テレビコマーシャルで言っていたことをそのまま繰り返す。
「ってことはお兄さんは決闘者ですよね、勝負しませんか、いますぐ。」
つまり、彼もデュエリストか。
「…『ながら食』はお母さんが怒るんじゃないですか?」
「いやぁ、家の家訓は『時間短縮した者に勝利有り』なんですよ、
カードにうどん汁が付いた時に自分で処理できればOKです。」
どんな家訓だ? それは?
「良いですよ、デュエルディスクは使わなくて良いですよね、
電波器具ですし病院内で電源入れる訳にも行きませんし。」
「それはもちろんですが、お兄さんは何してるんですか?」
「……デッキを鞄から出してるんですが。」
「デュエルディスクにもくっ付いてるようですけど…そっちが一軍じゃ無いんですか?」
なかなかめざといですね、デュエリストのスキルと言うよりイカサマ師のスキルですが。
「今、ディスクに入ってるのは実験中のファンデッキで、今から出すのが全力勝負のデッキですよ。」
実際は、デュエルディスクに装填されているデッキが私のメインデッキの1ターンキルデッキであり、
暇潰しには成りえない上に、子供とはいえ他人に戦術を見せるのが抵抗が有る。
「…まあ良いですけどね、とにかくデュエルです。」
少年も手早くデッキを取り出し、面会者用の椅子に手早くデュエルマットを広げる。
とにかく今日は最悪の日だ、オセロ村まで不得意な電車を乗り継いできたというのにその二封気さんは外道に成り下がり、
正念党に連絡を取ろうとするが携帯電話は圏外で繋がらず、公衆電話も無い。
しかも宿泊施設も無いと泣きそうになりながらも、俺は雨降り後の秋の寒空に野宿する気には為らず、数時間村の中を散策した末に、
「刃咲診療所」なる病院で怪我人扱いでベッドが借りれる事を知った。
そこに着いた途端、疲労とストレスで電話を借りるのを忘れてそのまま眠りに落ちた……次の日の朝、美味そうなダシの香りで目を覚ますまで。
「……おはようございます。」
「おはよう、仮病のお兄さん。」
「おはようございます、重度の左足複雑骨折の患者さん、
……朝食にうどんはどうですか? サービスしますよ。」
匂いで起きるほどのうどんを断る理由もあるはずが無い。
「では、お言葉に甘えて頂きます。」
「ちょっと待ってて下さいね、急いで作りますから。」
ここは病院ですよね、民宿か何かじゃありませんよね?
「ところでお兄さんの鞄ってそれってデュエルケースですよね、
デュエルディスクとカードがたっぷり入るって触れ込みの。」
「ええ、結構荷物も入りますし、
簡単なデュエルディスクの手入れ道具も入って1280円で得だったんで。」
俺は、テレビコマーシャルで言っていたことをそのまま繰り返す。
「ってことはお兄さんは決闘者ですよね、勝負しませんか、いますぐ。」
つまり、彼もデュエリストか。
「…『ながら食』はお母さんが怒るんじゃないですか?」
「いやぁ、家の家訓は『時間短縮した者に勝利有り』なんですよ、
カードにうどん汁が付いた時に自分で処理できればOKです。」
どんな家訓だ? それは?
「良いですよ、デュエルディスクは使わなくて良いですよね、
電波器具ですし病院内で電源入れる訳にも行きませんし。」
「それはもちろんですが、お兄さんは何してるんですか?」
「……デッキを鞄から出してるんですが。」
「デュエルディスクにもくっ付いてるようですけど…そっちが一軍じゃ無いんですか?」
なかなかめざといですね、デュエリストのスキルと言うよりイカサマ師のスキルですが。
「今、ディスクに入ってるのは実験中のファンデッキで、今から出すのが全力勝負のデッキですよ。」
実際は、デュエルディスクに装填されているデッキが私のメインデッキの1ターンキルデッキであり、
暇潰しには成りえない上に、子供とはいえ他人に戦術を見せるのが抵抗が有る。
「…まあ良いですけどね、とにかくデュエルです。」
少年も手早くデッキを取り出し、面会者用の椅子に手早くデュエルマットを広げる。
『デュエル!』
ジャンケンの結果、少年の先攻となった。
「俺の先攻、ドロー(手札6)、〔装甲昆虫騎士〕を攻撃表示で召喚し、
3枚セットして終了だ。(手札2・伏せ3)」
ジャンケンの結果、少年の先攻となった。
「俺の先攻、ドロー(手札6)、〔装甲昆虫騎士〕を攻撃表示で召喚し、
3枚セットして終了だ。(手札2・伏せ3)」
甲虫装甲騎士 | 地属性 | 昆虫族 | レベル4 | ATK1900 | DEF1500 |
昆虫騎士の中でも、エリート中のエリートのみが所属できるという「無死虫団」の精鋭騎士。 彼らの高い戦闘能力は無視できない。 |
「俺は〔サイバー・ドラゴン〕を自身の効果で特殊召喚して、攻撃させてもらいます。」
「伏せカードを2枚発動します、〔収縮〕に 〔働き蜂への報酬〕です。」
「伏せカードを2枚発動します、〔収縮〕に 〔働き蜂への報酬〕です。」
サイバー・ドラゴン | 光属性 | 機械族 | レベル5 | ATK2100 | DEF1600 |
相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在していない場合、 このカードは手札から特殊召喚する事ができる。 |
収縮 | 速攻魔法 | ||
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体の元々の攻撃力はエンドフェイズまで半分になる。 |
働き蜂の報酬 | 永続罠 | ||
自分フィールド上のモンスターが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与える度に、自分はカードを1枚ドローする。(オリカ) |
〔サイバー・ドラゴン〕(攻撃力1050)VS(攻撃力1900)〔昆虫装甲騎士〕
サイバー・ドラゴン破壊、昆虫装甲騎士墓地へ。
刃咲→働き蜂への報酬の効果で1枚ドロー
「伏せ3枚出てる状態で攻撃するのは妥当とは思えないぜ? 兄さんよ。」
「魔法・罠の除去を引くまで攻撃せずではペースを取られてしまいますからね、
私はモンスターを裏守備で通常召喚して伏せカードを1枚セット、終了です。(手札3・伏せ1)」
…なるほど、モンスターを破壊しつつカードをドローするコンボ、なかなか面白いですね。
「…あら、デュエル中?」
さっきの女医さんがうどんを溢さない様に慎重に入ってくる……雰囲気は民宿の店主さん。
「…あ、有難うございます。」
デュエルフィールドを置いている椅子をまたいで、ベッドの横の小さな棚の上に置いて頂いた。
「カードしながらでも良いけどカードに染み付かないように注意してくださいね、
乾かすの大変なんですから。」
「ご心配なく、その為のカードスリーブですから。」
俺は言いながら手に持ったスリーブ付きカードをひらひらさせる。
「へぇー、そうなんですか。」
俺のカードスリーブは何年か前に記念品で発売されたレア物で、昔纏めて買っていたものだ。
そこで気付いたんですが、少年の使っているカードは「素」でカードは節々が擦り切れている。
「何年か前に2000セットのみで販売された特別品なんですよ、
……よろしかったら1セット要りますか? スリーブは有った方が便利ですし。」
「お、ありがとうございます。」
少年は微笑みながら手早く手札のカードやデッキにスリーブを被せていく。
「賄賂をも貰っても手加減はしないぜ! 俺はドローして(手札5枚)、
〔電動刃虫〕を通常召喚し、〔装甲昆虫騎士〕で裏守備へ攻撃!」
「裏守備は〔魔装機関車 デコイチ〕なので、1枚ドローさせてもらいます。」
サイバー・ドラゴン破壊、昆虫装甲騎士墓地へ。
刃咲→働き蜂への報酬の効果で1枚ドロー
「伏せ3枚出てる状態で攻撃するのは妥当とは思えないぜ? 兄さんよ。」
「魔法・罠の除去を引くまで攻撃せずではペースを取られてしまいますからね、
私はモンスターを裏守備で通常召喚して伏せカードを1枚セット、終了です。(手札3・伏せ1)」
…なるほど、モンスターを破壊しつつカードをドローするコンボ、なかなか面白いですね。
「…あら、デュエル中?」
さっきの女医さんがうどんを溢さない様に慎重に入ってくる……雰囲気は民宿の店主さん。
「…あ、有難うございます。」
デュエルフィールドを置いている椅子をまたいで、ベッドの横の小さな棚の上に置いて頂いた。
「カードしながらでも良いけどカードに染み付かないように注意してくださいね、
乾かすの大変なんですから。」
「ご心配なく、その為のカードスリーブですから。」
俺は言いながら手に持ったスリーブ付きカードをひらひらさせる。
「へぇー、そうなんですか。」
俺のカードスリーブは何年か前に記念品で発売されたレア物で、昔纏めて買っていたものだ。
そこで気付いたんですが、少年の使っているカードは「素」でカードは節々が擦り切れている。
「何年か前に2000セットのみで販売された特別品なんですよ、
……よろしかったら1セット要りますか? スリーブは有った方が便利ですし。」
「お、ありがとうございます。」
少年は微笑みながら手早く手札のカードやデッキにスリーブを被せていく。
「賄賂をも貰っても手加減はしないぜ! 俺はドローして(手札5枚)、
〔電動刃虫〕を通常召喚し、〔装甲昆虫騎士〕で裏守備へ攻撃!」
「裏守備は〔魔装機関車 デコイチ〕なので、1枚ドローさせてもらいます。」
電動刃虫 | 地属性 | 昆虫族 | レベル4 | ATK2400 | DEF0 |
このカードが戦闘を行った場合、ダメージステップ終了時に相手プレイヤーはカードを1枚ドローする。 |
魔装機関車 デコイチ | 闇属性 | 機械族 | レベル4 | ATK1400 | DEF1000 |
リバース:カードを1枚ドローする。 自分フィールド上に「魔貨物車両 ボコイチ」が表側表示で存在する場合、さらにその枚数分カードをドローする。 |
ホーティック→1枚ドロー、手札4枚。
「貴方が1枚ドローしたのでさっき伏せたカードの3枚目、
〔便乗〕を発動させて貰います、一応説明しますがここではドロー効果は発揮されません。」
「貴方が1枚ドローしたのでさっき伏せたカードの3枚目、
〔便乗〕を発動させて貰います、一応説明しますがここではドロー効果は発揮されません。」
便乗 | 永続罠 | ||
相手がドローフェイズ以外でカードをドローした時に発動する事ができる。 その後相手がドローフェイズ以外でカードをドローする度に、カードを2枚ドローする。 |
「そして〔電動刃虫〕でダイレクトアタック。」
刃咲→1ドロー(働き蜂への報酬の効果)、刃咲手札5枚
ホーティック1ドロー(電動刃虫の効果)、ホーティック手札5枚
刃咲2ドロー(便乗の効果)、刃咲手札7枚
ホーティックLP8000→LP5600
刃咲→1ドロー(働き蜂への報酬の効果)、刃咲手札5枚
ホーティック1ドロー(電動刃虫の効果)、ホーティック手札5枚
刃咲2ドロー(便乗の効果)、刃咲手札7枚
ホーティックLP8000→LP5600
「そして1枚伏せて――エンド!(手札6枚・伏せ1・発動中2)」
「凄いドローターボだですね、カードを引きます(手札7枚)、
俺は〔スチームロイド〕を攻撃表示で召喚して、〔装甲昆虫騎士〕へ攻撃する。」
相手の伏せカード1枚に怯えてたらいつまでも攻撃できず、
〔スチームロイド〕は自分のターンでしかパワーを発揮しない。
……それにあのカードはなんとなくだがハッタリのカードに見える。
「凄いドローターボだですね、カードを引きます(手札7枚)、
俺は〔スチームロイド〕を攻撃表示で召喚して、〔装甲昆虫騎士〕へ攻撃する。」
相手の伏せカード1枚に怯えてたらいつまでも攻撃できず、
〔スチームロイド〕は自分のターンでしかパワーを発揮しない。
……それにあのカードはなんとなくだがハッタリのカードに見える。
スチームロイド | 地属性 | 機械族 | レベル4 | ATK1800 | DEF1800 |
このカードは相手モンスターに攻撃する場合、ダメージステップの間攻撃力が500ポイントアップする。 このカードは相手モンスターに攻撃される場合、ダメージステップの間攻撃力が500ポイントダウンする。 |
「伏せカードは発動できません、スルーです。」
〔スチームロイド〕(攻撃力2300)VS(1900)〔装甲昆虫騎士〕→装甲昆虫騎士、破壊・墓地へ。
刃咲LP8000→7600
「〔地砕き〕を使って〔電動刃虫〕を破壊してからターンを終了します。(手札5枚・伏せ1)」
〔スチームロイド〕(攻撃力2300)VS(1900)〔装甲昆虫騎士〕→装甲昆虫騎士、破壊・墓地へ。
刃咲LP8000→7600
「〔地砕き〕を使って〔電動刃虫〕を破壊してからターンを終了します。(手札5枚・伏せ1)」
地砕き | 通常魔法 | ||
相手フィールド上の守備力が一番高い表側表示モンスター1体を破壊する。 |
電動刃虫→破壊、墓地へ。
「カードをドロー(手札7枚)、兄さんの場の伏せカードに対して、手札から〔撲滅の使徒〕を発動します。」
「カードをドロー(手札7枚)、兄さんの場の伏せカードに対して、手札から〔撲滅の使徒〕を発動します。」
撲滅の使徒 | 通常魔法 | ||
裏側表示の魔法または罠カード1枚を破壊しゲームから除外する。 もしそれが罠カードだった場合お互いのデッキを確認し、破壊した罠カードと同名カードを全てゲームから除外する。 |
リミッター解除→ゲームから除外。
「そして〔昆虫装甲騎士〕・〔電動刃虫〕を除外して、
手札から〔デビル・ドーザー〕〔ギロチン・クワガタ〕を召喚、
〔死者への供物〕で〔スチーム〕を破壊してから〔手札抹殺〕を使用します!」
「そして〔昆虫装甲騎士〕・〔電動刃虫〕を除外して、
手札から〔デビル・ドーザー〕〔ギロチン・クワガタ〕を召喚、
〔死者への供物〕で〔スチーム〕を破壊してから〔手札抹殺〕を使用します!」
デビルドーザー | 地属性 | 昆虫族 | レベル8 | ATK2800 | DEF2600 |
このカードは通常召喚できない。自分の墓地の昆虫族モンスター2体をゲームから除外した場合のみ特殊召喚する事ができる。 このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、相手のデッキの上からカードを1枚墓地へ送る。 |
ギロチン・クワガタ | 風属性 | 昆虫族 | レベル4 | ATK1700 | DEF1000 |
ハイエルフの森に生息するクワガタ。 人の親指ほどの大きさしかないが、 鋼鉄をも切り裂く強力な顎をもつ。 |
死者への供物 | 速攻魔法 | ||
フィールド上の表側表示モンスター1体を破壊する。 (次の自分のドローフェイズをスキップする。) |
手札抹殺 | 通常魔法 | ||
全てのプレイヤーは手札を全て捨て、その後捨てた枚数だけカードをドローする。 |
刃咲手札2枚墓地へ、2枚ドロー。
ホーティック手札5枚墓地へ、5枚ドロー。
刃咲手札2→4枚ドロー(便乗の効果)
刃咲「とどめに伏せカード、〔リビングデッドの呼び声〕で〔アルティメット・インセクト LV7〕を特殊召喚して一斉攻撃!」
ホーティック手札5枚墓地へ、5枚ドロー。
刃咲手札2→4枚ドロー(便乗の効果)
刃咲「とどめに伏せカード、〔リビングデッドの呼び声〕で〔アルティメット・インセクト LV7〕を特殊召喚して一斉攻撃!」
リビングデッドの呼び声 | 永続罠 | ||
自分の墓地からモンスター1体を選択し、攻撃表示で特殊召喚する。 このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。 そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。 |
アルティメット・インセクト LV7 | 風属性 | 昆虫族 | レベル7 | ATK2600 | DEF1200 |
「アルティメット・インセクト LV5」の効果で特殊召喚した場合、 このカードが自分フィールド上に存在する限り、全ての相手モンスターの攻撃力・守備力は700ポイントダウンする。 |
ホーティックLP5600→3900→1300→-1500
「凄いコンボですね…ありがとうござ…」
「もう一回しませんか? まだ6時ですし。」
挨拶も聞かずにご機嫌のまま次のデュエルの催促する少年、
断る理由も無い、今はちょうど暇だし……
それにちょっとした「掘り出し物」かもしれない。
「凄いコンボですね…ありがとうござ…」
「もう一回しませんか? まだ6時ですし。」
挨拶も聞かずにご機嫌のまま次のデュエルの催促する少年、
断る理由も無い、今はちょうど暇だし……
それにちょっとした「掘り出し物」かもしれない。
時間経過&視点変化
(刃咲視点)
「…あー、楽しかった。」
俺とホーティックさんはあの後に延々とデュエルを繰り返し、どっちが多く勝ったかすら覚えていないほどの熱戦の連続だった。
「…ふぅ、強いですね、将来はプロのデュエリストに為るんですか?」
「それは好きな事を仕事にして食って行けたら最高だしなァ、星七以上のライセンスは取るな。」
ここで言う「星」とはレベルはレベルでもモンスターのレベルではなく、
将棋や囲碁の級や段のような物で、星五以上がプロとされ、星七以上とも為ると10人程度のレアスキルだ。
「余談ですが――私は星七以上のデュエリストを20人以上知ってます。」
「……あ!?」
まるで俺の心を読んだような発言、前に壱華にも読まれた事が……いや、重要なのはそこじゃねぇ!
「君ね、顔に思ってる事をそのまま出すのは問題だと思いますよ、
デュエル中でもコンボ前は少し顔が緩んでましたよ。」
「それよりもどう言う意味だ? 星七以上20人って世界中のプロ合わせてもそんなに居ねぇだろ。」
「それはあくまで表の世界での話、俺は裏の世界の知り合いが多いもので。」
……つまりレアハンターやら、非合法カード偽造の連中か。
「貴方はデュエルを本当に楽しんでますね、それで強くなりたい欲求もある、
確実に強くなりますよ、貴方は。」
「自覚してる。」
「デュエルが好きな方ならば、
いつでも私達『制々正念党』はいつでも受け入れます、
レアカードが欲しい、強い奴と戦いたいと思った時はここへ連絡を。」
野郎が自分の連絡先の書かれた名刺を差し出し、俺はサラリーマンのように受け取る。
「それでは俺はこれにて失礼します、そろそろ電車が来る時間なので。」
奴はあっけなく立ち去り、足音が遠のくのを確認した、
……よく考えれば裏の世界の人間が何でこのオセロ村に来たんだ?
この村に存在するレアカードが狙いなら壱華の〔コスモクイーン〕か、
俺の〔アルティメット・インセクト LV9〕だが奪う素振りは無かったし、確認したが入っている。
まさか勧誘が目的でこんな小さな村は来ないだろうし…。
「…んアアアア! 考えれば考えるほど判らなく為る!面倒くせぇ! おやすみ!」
俺は布団を被り、福助と壱華が見舞いにくるまで寝るか。
「…あー、楽しかった。」
俺とホーティックさんはあの後に延々とデュエルを繰り返し、どっちが多く勝ったかすら覚えていないほどの熱戦の連続だった。
「…ふぅ、強いですね、将来はプロのデュエリストに為るんですか?」
「それは好きな事を仕事にして食って行けたら最高だしなァ、星七以上のライセンスは取るな。」
ここで言う「星」とはレベルはレベルでもモンスターのレベルではなく、
将棋や囲碁の級や段のような物で、星五以上がプロとされ、星七以上とも為ると10人程度のレアスキルだ。
「余談ですが――私は星七以上のデュエリストを20人以上知ってます。」
「……あ!?」
まるで俺の心を読んだような発言、前に壱華にも読まれた事が……いや、重要なのはそこじゃねぇ!
「君ね、顔に思ってる事をそのまま出すのは問題だと思いますよ、
デュエル中でもコンボ前は少し顔が緩んでましたよ。」
「それよりもどう言う意味だ? 星七以上20人って世界中のプロ合わせてもそんなに居ねぇだろ。」
「それはあくまで表の世界での話、俺は裏の世界の知り合いが多いもので。」
……つまりレアハンターやら、非合法カード偽造の連中か。
「貴方はデュエルを本当に楽しんでますね、それで強くなりたい欲求もある、
確実に強くなりますよ、貴方は。」
「自覚してる。」
「デュエルが好きな方ならば、
いつでも私達『制々正念党』はいつでも受け入れます、
レアカードが欲しい、強い奴と戦いたいと思った時はここへ連絡を。」
野郎が自分の連絡先の書かれた名刺を差し出し、俺はサラリーマンのように受け取る。
「それでは俺はこれにて失礼します、そろそろ電車が来る時間なので。」
奴はあっけなく立ち去り、足音が遠のくのを確認した、
……よく考えれば裏の世界の人間が何でこのオセロ村に来たんだ?
この村に存在するレアカードが狙いなら壱華の〔コスモクイーン〕か、
俺の〔アルティメット・インセクト LV9〕だが奪う素振りは無かったし、確認したが入っている。
まさか勧誘が目的でこんな小さな村は来ないだろうし…。
「…んアアアア! 考えれば考えるほど判らなく為る!面倒くせぇ! おやすみ!」
俺は布団を被り、福助と壱華が見舞いにくるまで寝るか。