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バイオメカニクス

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バイオメカニクス

身体が動く仕組み、とか。



究極の身体

高岡 英夫
2006.6.13

「ゆる体操」ですっかりお馴染み

多作な著者の集大成且つ入門書


なんて言ってますが、私はこの人初めてです。驚くほど多量の本を著しています。同じようなことの周辺を手を変え品を変え...というよりは理論より実践が先にあって、分かったことから順に本にしたってところでしょうか。この本は体系的に綺麗にまとめられています。


我々人間は脊椎動物です。その骨格をよく調べて見ると、

  • 魚類が持っている骨格構造、即ち、背骨、頭蓋骨、肋骨(ろっこつ)の構造は、そのまま人間の身体にも保持されている。
  • 四足哺乳類がもっている骨格構造、即ち腕と脚の構造は、そのまま人間の身体にも保持されている。

この2つがこの本の出発点。ここから驚くべき多量の知見が導き出されます。我々はどういう風に身体を使うのが合理的なのか...


蛇足ながら、この本を読んで以降、私のO脚と冷え性は治りつつあります。

序章
人間の身体はどこまで高められるのか
第1章
組織分化
第2章
重心感知と脱力のメカニズム
第3章
背骨
第4章
多重中心構造論
第5章
身体分化・各論
第6章
「究極の身体」の実際

出版社
講談社 (2006/01)



古武術 for SPORTS―いきなりスポーツが上手くなる!

よくわかるDVD+BOOK

高橋佳
2006.6.13

黙ってDVDを見るべし。失われた武士の動き


数年前に「ナンバ歩き」ってのが話題になって、多くの本が出されましたが、著者はどうやらそのオジサンの弟子みたいです。


この人は学者ではありません。自らの身体で学んでいる人です。理屈抜き、実践あるのみ、って言う方が取っ付き易い人には入りやすいと思います。理論書の方がいいという人にも動画は魅力。普通は先生がお手本を見せるものですが、この人は成長途上の生徒ですから尚さら貴重かと思います。


言ってる事も大変少ないポイントに統合されていてすっきりしてるし、分かりやすい。「この本で武術が身に付くるのか」と思って買ったら肩すかしですが、決して後悔はしません。




身体から革命を起こす

甲野善紀, 田中聡
2006.6.14

いきなり読んでも意味不明。他でちゃんと勉強してからどうぞ。


この甲野善紀という人が、昨今の古武術再発見や「ナンバ歩き」なんかの源流です。田中聡さんとは共著で作業を進めていたものの、編集者のアイデアで、甲野さんのやってることを田中さんが解釈しながら紹介していく、というスタイルになったそうです。結果は上々で、田中さんの登場を持って、甲野さんのイメージが言葉を持ったという按排になったようです。


二人の会話のような独白のような不思議な文章は、二人の間では常識となっていることには特に説明が加えられていないため、いきなり読んでもさっぱり意味がわからんかもしれません。まずはややハウツー本寄りの本で、基本動作くらいは身に付けてから読んだほうが良く分かると思います。



鍛練の理論―東洋的修行法と科学的トレーニング

高岡英夫

1989うっ。ふ、古い本買っちゃった。「究極の身体」だけでいいのかも。シリーズで「鍛錬の展開」「鍛錬の実践」もあり。

発行
恵雅堂出版 (1989/01)



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