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微生物、細菌、バクテリア

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微生物、細菌、
バクテリア

結構ホットな業界です。



人体常在菌のはなし
- 美人は菌でつくられる

青木 皐
2006.6.13

腸内細菌の次は「表皮ブドウ球菌」を育てよう


どんな本を読んでても思うのは、最新の真摯な研究から導き出されるのは、歴史が証明する生活の知恵だったり、昔ながらの生活様式だったりする、ということ。


「衛生の基本は、整理、整頓、掃除、清潔、清浄。...面倒に思うより、「いい運動だ」と思ってやってしまったほうがいい。」おっしゃる通りなのであります。


他には(いずれも筆者要約)、

  • 肌がギトギトするのは脂が多いからじゃなくて、乾燥してカサカサだから。肌ががんばって保湿しようとする。きちんと保水してやればよい。ゴシゴシ洗うと表皮ブドウ球菌まで洗い流されて、傷跡に黄色ブドウ球菌が増殖してしまう(日和見感染)。
  • (食べ物として)何を入れるかばかりが議論されて、如何に出すかという議論がない...便秘の人は、何が何でも出すという気迫が薄いのではないか。
なんてのもあります。ブドウ球菌ていうのはブドウみたいな形してるからなんですって。ブドウ糖と関係あるのかと思ってた。

発行
集英社新書 (2004/09)



微生物生態学入門
- 地球環境を支えるミクロの生物圏

日本微生物生態学会教育研究部会
2006.6.13

Q:僕たちはバクテリアの末裔?
A:いえいえ、ほんの突然変異です。 


真核生物と原核生物は基本的な分類ではない。

今まで我々が微生物として知っていたのは、人工の培養で増殖可能だったごく一部の微生物であったことが分かった。そこから先がさあ大変、見つかるわ見つかるわ。そして新しく出来上がった現行の生物樹形図は、殆どすべてバクテリア。その右上のほうの小さい枝に、「植物」と「動物」がぶら下がっているという有様。


地殻中にまで暮らす大量のバクテリア。

海底の火口周辺だけにいる耐熱性のバクテリア、地下数キロの鉱物の中で生きているバクテリア、誰もいなかった海にあっというまに広がり、酸素の殆どをつくったバクテリア...地球はこれまでもこれからもバクテリアの星であることを認めざるを得ないようです。


まずは基本的知識を。

基本的知識を得るために選んだ本なので、専門分野の教科書みたいに網羅的な代りに、メリハリはありません。全部読み通すのは多少の意志力を必要とします(実際読めてない)。この手の目的の場合、通販ではなく、書店の店頭で類書にあたり、自分の気に入った文体の本をゲットされることをオススメします。


発行
日科技連出版社 (2004/09)




カビの常識 人間の非常識

井上 真由美
内容(「BOOK」データベースより)
プラスチックフィルムに包むから食品にカビが生える、洗いすぎるから体を守る微生物が失われる、薬剤を使うからさらにカビがふえる―。飛行機にもレンズにもカビ。想像を絶するカビの脅威的な力は、実は自然界の絶妙なバランスを崩した人間の驕りがもたらしたもの。不潔、危険、やっかいものとされるカビと、どうつき合っていけばよいのか。

DATA

出版社
平凡社(平凡社新書) (2002/08)



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