「シュタイナー学校のクリスマス」 ~Waldorf in Deutschland ~
みなさんはアドヴェントの数え方をご存知ですか? クリスマスから数えて4週間前の日曜日、待降節の第1日曜からアドヴェントは始まります。
この第1日曜の前日の土曜日は、毎年ウォルドルフ学校のクリスマスバザーの日と決まっています。我が家の子どもたちが通っていたアウクスブルクでは、幼稚園と合同でバザーを開催していました。その準備が始まるのは、なんと9月! 夏休みが終わり新学期が始まると同時に、クリスマスバザーに向けて作品作りを始めるのです。
幼稚園にはこじんまりとしたお母さんたちの手仕事部屋があって、そこに集まってお人形やおもちゃ、シルクと原毛のヴェールなど、みんなで分担しながら作っていきます。おかげで、人形の作り方や、フェルトの作り方なども自然に学ぶことができます。
子どもたちもこの時期にはいろんなクリスマスクラフトをします。
娘が1年生のときは、ろうそくに、ビーズワックスでキリスト降誕の絵を貼り付けていました。
また水彩のぬらし絵を折ってキャンドルスタンド作り、毎月のページにさまざまなフォルメンを描いた自作カレンダーなど、どれも大変美しい作品でした。
これらの作品も、クリスマスバザーで売るのです。もちろん真っ先に親が我が子の作品を買うので、すぐに売り切れてしまうのですが(笑)。
子どもたちもこの時期にはいろんなクリスマスクラフトをします。
娘が1年生のときは、ろうそくに、ビーズワックスでキリスト降誕の絵を貼り付けていました。
また水彩のぬらし絵を折ってキャンドルスタンド作り、毎月のページにさまざまなフォルメンを描いた自作カレンダーなど、どれも大変美しい作品でした。
これらの作品も、クリスマスバザーで売るのです。もちろん真っ先に親が我が子の作品を買うので、すぐに売り切れてしまうのですが(笑)。
この翌日の日曜日、夕暮れ時から、学年ごとにアドヴェントガーデンの集いをします。担任によっても違うのですが、2年生くらいまででしょうか。高等部の女の子が天使さまの役をしてくれます。
先生方3名のライアー伴奏の中、オイリュトミードレスを着た子どもたちが一人ずつ、天使さまからろうそくリンゴを手渡され、光の道を静かに静かに歩いていきます。 両手でりんごを大事に持って歩く娘を見ながら、私は娘の1年の成長を振り返り、また美しいアドヴェントガーデンの光景に感謝の心でいっぱいでした。このとき娘はどんなことを思いながら歩いていたのでしょう。
先生方3名のライアー伴奏の中、オイリュトミードレスを着た子どもたちが一人ずつ、天使さまからろうそくリンゴを手渡され、光の道を静かに静かに歩いていきます。 両手でりんごを大事に持って歩く娘を見ながら、私は娘の1年の成長を振り返り、また美しいアドヴェントガーデンの光景に感謝の心でいっぱいでした。このとき娘はどんなことを思いながら歩いていたのでしょう。
月曜日、学校へ行くと、玄関ホールの天井からおーーきなアドヴェントリースが吊り下げられています。緑のリースに真っ赤なリボンがかけられ、4本のみつろうキャンドルが立っています。
このみつろうキャンドルももちろん巨大で、なんとも贅沢!
1週ごとに1本、2本、、、とこのろうそくに灯りがともされていき、子どもたちはクリスマスの到来に心をわくわくさせるのです。
このみつろうキャンドルももちろん巨大で、なんとも贅沢!
1週ごとに1本、2本、、、とこのろうそくに灯りがともされていき、子どもたちはクリスマスの到来に心をわくわくさせるのです。
授業では、キリスト降誕の劇を毎日役を日替わりで練習します。先生だけが台本を持っていて、
子どもたちは口頭で聞きながら演じます。毎日繰り返すうち、しまいには誰でもどの役でもできるようになっていきます。
2学期最後の日に、父兄を招待して劇を見せてくれます。たいてい平日の午前ですが、
ほとんどの両親がそろって参観します。
子どもたちは口頭で聞きながら演じます。毎日繰り返すうち、しまいには誰でもどの役でもできるようになっていきます。
2学期最後の日に、父兄を招待して劇を見せてくれます。たいてい平日の午前ですが、
ほとんどの両親がそろって参観します。
ドイツでは、アドヴェントの季節になるとどこの家庭でもやはりアドヴェントリースを用意します。
クリスマスマーケットでプレゼントをお買い物したり、お菓子を焼いたりとうれしい忙しさです。
でもクリスマスツリーは、最後の最後、12月24日に、ようやく家にやってくるのです。
この日から1月6日に東方博士がお祝いを持って祈りにやってくる、その次の日曜日まで、クリスマスツリーは飾られます。
クリスマスマーケットでプレゼントをお買い物したり、お菓子を焼いたりとうれしい忙しさです。
でもクリスマスツリーは、最後の最後、12月24日に、ようやく家にやってくるのです。
この日から1月6日に東方博士がお祝いを持って祈りにやってくる、その次の日曜日まで、クリスマスツリーは飾られます。
ウォルドルフ学校の校舎内には、カトリックやプロテスタントといった、決まった教会に所属していない子どもや家族のためのチャペルがあります。そこで毎月1回、先生方がボランティアで、神様についての説教や、聖書を読んでくれます。子どもたちも聖書の句を一緒に朗読したり、また最後には
先生方のヴァイオリンやライアー伴奏で賛美歌を歌います。
このグループのクリスマスの集いが12月24日の夜にあります。
大きなツリーに本物のキャンドルが何本もともされて、昼間のような明るさです。
その聖なるツリーから火をわけてもらって、消えないようにそーっとそーっと家まで持ち帰り
家のツリーにともすのです。
先生方のヴァイオリンやライアー伴奏で賛美歌を歌います。
このグループのクリスマスの集いが12月24日の夜にあります。
大きなツリーに本物のキャンドルが何本もともされて、昼間のような明るさです。
その聖なるツリーから火をわけてもらって、消えないようにそーっとそーっと家まで持ち帰り
家のツリーにともすのです。
さて、12月6日はSt.ニコラウスの日。心やさしいニコラウスさまなので、日本にいても
ちゃんと子どもたちに贈り物を持ってきてくださるのです。子どもたちは前の晩に、長靴をピカピカに磨いてストーブの前に置いて寝ます。ニコラウスさまとトナカイさんにお菓子とお茶も添えて。
このニコラウスさまのお話はまた別の機会としましょうか。
ちゃんと子どもたちに贈り物を持ってきてくださるのです。子どもたちは前の晩に、長靴をピカピカに磨いてストーブの前に置いて寝ます。ニコラウスさまとトナカイさんにお菓子とお茶も添えて。
このニコラウスさまのお話はまた別の機会としましょうか。
ではみなさんにすてきなクリスマスがやってきますように。
Froehliche Weihnachten!
Froehliche Weihnachten!
Madonna Noria 元小学校教諭 96年~カナダ、ドイツのシュタイナーコミュニティーで家族で暮らす。 06年~シュタイナー教育と「森のようちえん」を理念に、野外自主保育 富山森のプレイグループを仲間と始める。目下5児の育児奮闘中。