土曜教室から
夏の合宿06
夏の合宿06
8月19日(土)、20日(日)と、予定通り合宿を行いました。19日は谷川で遊び、飯盒炊さんをし、20日は竹とんぼを作りました。(写真参照)
この日はとりわけ暑い日で、こんな日に谷川で遊ぶというのは最高のぜいたくではないかと思いました。ひろびろとした海もいいですが、谷川には独特の魅力があるのです。山懐に抱かれた、という表現がぴったりの、どこか懐かしいような安らぎを覚える場所なのです。今年は少し川を歩き、割と深くて充分泳げる場所に行きました。子どもたちは無論、大喜びです。
充分に遊んでから、川原で飯盒炊さん。その辺の石で炉を作り、いくつもの飯ごうと大なべを火にかけられるようにするのが大変でしたが、何とかやれました。たきぎはその辺で集めたものと、家から持って行ったものと両方使いました。初めて参加した子はそのすべてがめずらしいようで、「やりたい」と何度も言っていました。こうして苦労して作ったのはご飯と味噌汁だけでしたが、味噌汁は8回もお代わりする子がいて、「これでよかった」と思いました。品数の多すぎる食事はどこか異常です。暮れ行く谷間で、せせらぎの音とヒグラシの声を聞きながら、満たされた気分で食事ができました。
次の日の午前中は竹とんぼ作り。ナイフを使うので、危険が伴いますが、危険を避けてばかりいては子どもの成長はありえません。まずは手を使うこと。竹をけずる作業は比較的簡単で、あとは根気です。苦労の末、どうやらできたと思っても、うまく飛ばないこともあります。なぜ飛ばないのかを考えてあれこれやってみると、いろんなことが分かってきて、うまくいくようになります。これこそが、学習であり、面白い、ということです。
さて、土曜教室の合宿は何も特殊なことはやっていません。むしろ原点を目指します。昔のこどもたちにとっては当たり前のことばかりです。今の子どもたちにとってはこれこそが新鮮であり、必要なものなのです。
シュタイナー教育土曜教室 石田清二
℡0763-37-1448 http://www.coralnet.or.jp/kagyu/
この日はとりわけ暑い日で、こんな日に谷川で遊ぶというのは最高のぜいたくではないかと思いました。ひろびろとした海もいいですが、谷川には独特の魅力があるのです。山懐に抱かれた、という表現がぴったりの、どこか懐かしいような安らぎを覚える場所なのです。今年は少し川を歩き、割と深くて充分泳げる場所に行きました。子どもたちは無論、大喜びです。
充分に遊んでから、川原で飯盒炊さん。その辺の石で炉を作り、いくつもの飯ごうと大なべを火にかけられるようにするのが大変でしたが、何とかやれました。たきぎはその辺で集めたものと、家から持って行ったものと両方使いました。初めて参加した子はそのすべてがめずらしいようで、「やりたい」と何度も言っていました。こうして苦労して作ったのはご飯と味噌汁だけでしたが、味噌汁は8回もお代わりする子がいて、「これでよかった」と思いました。品数の多すぎる食事はどこか異常です。暮れ行く谷間で、せせらぎの音とヒグラシの声を聞きながら、満たされた気分で食事ができました。
次の日の午前中は竹とんぼ作り。ナイフを使うので、危険が伴いますが、危険を避けてばかりいては子どもの成長はありえません。まずは手を使うこと。竹をけずる作業は比較的簡単で、あとは根気です。苦労の末、どうやらできたと思っても、うまく飛ばないこともあります。なぜ飛ばないのかを考えてあれこれやってみると、いろんなことが分かってきて、うまくいくようになります。これこそが、学習であり、面白い、ということです。
さて、土曜教室の合宿は何も特殊なことはやっていません。むしろ原点を目指します。昔のこどもたちにとっては当たり前のことばかりです。今の子どもたちにとってはこれこそが新鮮であり、必要なものなのです。
シュタイナー教育土曜教室 石田清二
℡0763-37-1448 http://www.coralnet.or.jp/kagyu/