「彼と彼女の場合・1 Second Thoughts Part1」
大学生1の親友、大学生2
彼は禁忌にちかい恋に焦がれていた
親友に相談する彼
大学生1は彼女が彼を好きになると書き綴る・・・
彼は禁忌にちかい恋に焦がれていた
親友に相談する彼
大学生1は彼女が彼を好きになると書き綴る・・・
はたして二人はお約束の出会いと気付き
契約に彩られた恋の舞踏会のホールへと踏み込んでいく
たしかに接近していく男と女
しかし、そこに愛はあるのだろうか?
契約に彩られた恋の舞踏会のホールへと踏み込んでいく
たしかに接近していく男と女
しかし、そこに愛はあるのだろうか?
登場人物:大学生1,大学生2,図書館の司書、サブちゃん、教授妹
司書の独白。舞台は真っ暗で音声のみ。
司書「10代のころは怖いものなんて無かった。気持ちに素直だった。20代になって少し現実を知った。そして今・・・。ドキドキすることなんてない一日。むしろそれにホッしてる。でも、学生たちを見ると時々考える。いつから自分はこんな年寄りくさくなってしまったのか。学生の頃の私は・・・。」
司書「10代のころは怖いものなんて無かった。気持ちに素直だった。20代になって少し現実を知った。そして今・・・。ドキドキすることなんてない一日。むしろそれにホッしてる。でも、学生たちを見ると時々考える。いつから自分はこんな年寄りくさくなってしまったのか。学生の頃の私は・・・。」
大学生1と悪魔にスポットオン。イスに座ってノートをパラパラめくっている大学生1。隣に座っている悪魔。
悪魔「・・・。」
大学生1「・・・ふふっ。“単位が欲しい”か。拾ったヤツは学生だったんだろうな。次は・・・“姑が早く死にますように”。笑えないな(笑)。」
悪魔「・・・。」
さらにページをめくる大学生1。
大学生1「ぉ、英語で書いてある。外国人だな。“死ぬほど愛されたい”。・・・なぁ、○○(悪魔)こいつどうなったんだ?」
悪魔「・・・背骨が折れるまで抱きしめられて、窒息するまでキスされた。」
大学生1「・・・。」
悪魔「ノートは書かれたことに忠実だ。書き手の意思をくみ取るような真似はしない。」
大学生1「使いづらいな。」
悪魔「その代わり、願いを曲解して安く叶えるようなセコい真似もしない。要は使いようだ。」
大学生1「・・・なるほど。」
イスに座ってノートをパラパラめくっている大学生1。舞台袖から大学生2登場。ノートはそのままに大学生1が2をチラっと見る。大学生2が大学生1の近くで両手をグーにして、
大学生2「せーの・・・」
大学生1,2「「うぃ。」」(←2人でグーの手をパーに)
大学生1「懐かしすぎ。」
さりげなくノートを仕舞う大学生1。
大学生2「いや、まぁ・・・なんとなく。なにそれ?課題?」
(大学生2には悪魔の姿が見えないので)今まで悪魔の座っていたところに座る大学生2。さり気に位置を変える悪魔。
大学生1「あぁ・・・まぁ、課題。ある意味で。てか、今さら“たったひとつの恋”?」
大学生2「ぉ!覚えてた?」
スクリーンに「うぃ。」の挨拶をする亀梨和也と綾瀬はるか。
大学生2「いや、まぁ・・・あのドラマいい話しだったなぁ、と。」
大学生1「・・・似合わない、ってか率直に言ってきもい。その話しの切り出し方やめろ。なんかあったか?」
大学生2「さっすが。その通り、鋭いね。」
大学生1「くされ縁って言うんだよ。で?」
大学生2「聞きたいことがある。」
座り方を変える大学生2。悪魔がそーっと飲み物に手を伸ばす――のを察知して唐突にペットボトルを取る大学生1。
大学生1「飲むか?」
大学生2「ん?いらん。酸っぱいの嫌いなんだ。」
大学生1「うん。分かってて聞いた(笑)」
ドリンクを飲む大学生1。
大学生2「・・・(長い付き合いだけど、こーゆーとこが玉に傷だよなぁ、こいつの話し方)無機化学の課題なんだけど、二原子間の距離は、」
大学生1「1つ、遠くから働く万有引力。2つ、近距離で引き合う静電引力。3つ、近距離で反発しあうクーロン斥力。4つ、さらに近距離で強い反発を起こすパウリの排他律。この4つに支配される。そして、もっともポテンシャルエネルギーが低くなる――安定な距離が分子間距離になる(←早口)・・・・・・。」
大学生2「ぁ、サンキュ。課題一つ終わった。まぁ、それは置いといて。(←右から左へのジャスチャー付き)」
大学生1「・・・。(長い付き合いだけど、めんどくさいなぁ・・・こいつの話し方)」
大学生2「恋をしました。」
大学生1「(0.2秒)きもい。」
大学生2「否定はしないけど!事実だから。でも傷つくよ!?」
大学生1「はいはい。」
大学生2「・・・どうしたらいい方向に進むかわからないんだけど、とりあえず何かアクションを起こしたい。お前ならどうする?」
大学生1「要領を得ないな。率直に言え。」
大学生2「・・・・・・声かけたいんだけど、怖くてできない。」
大学生1「誰に?」
大学生2「図書館の司書さん。」
大学生1「・・・ぁ。ん~と・・・えッ!?なんで?あの人!?お前そんなに好きだったっけ!!?」
大学生2「この前、図書館に行ったんだ。」
大学生1「うん。」
大学生2「で、そんとき・・・」
悪魔「・・・。」
大学生1「・・・ふふっ。“単位が欲しい”か。拾ったヤツは学生だったんだろうな。次は・・・“姑が早く死にますように”。笑えないな(笑)。」
悪魔「・・・。」
さらにページをめくる大学生1。
大学生1「ぉ、英語で書いてある。外国人だな。“死ぬほど愛されたい”。・・・なぁ、○○(悪魔)こいつどうなったんだ?」
悪魔「・・・背骨が折れるまで抱きしめられて、窒息するまでキスされた。」
大学生1「・・・。」
悪魔「ノートは書かれたことに忠実だ。書き手の意思をくみ取るような真似はしない。」
大学生1「使いづらいな。」
悪魔「その代わり、願いを曲解して安く叶えるようなセコい真似もしない。要は使いようだ。」
大学生1「・・・なるほど。」
イスに座ってノートをパラパラめくっている大学生1。舞台袖から大学生2登場。ノートはそのままに大学生1が2をチラっと見る。大学生2が大学生1の近くで両手をグーにして、
大学生2「せーの・・・」
大学生1,2「「うぃ。」」(←2人でグーの手をパーに)
大学生1「懐かしすぎ。」
さりげなくノートを仕舞う大学生1。
大学生2「いや、まぁ・・・なんとなく。なにそれ?課題?」
(大学生2には悪魔の姿が見えないので)今まで悪魔の座っていたところに座る大学生2。さり気に位置を変える悪魔。
大学生1「あぁ・・・まぁ、課題。ある意味で。てか、今さら“たったひとつの恋”?」
大学生2「ぉ!覚えてた?」
スクリーンに「うぃ。」の挨拶をする亀梨和也と綾瀬はるか。
大学生2「いや、まぁ・・・あのドラマいい話しだったなぁ、と。」
大学生1「・・・似合わない、ってか率直に言ってきもい。その話しの切り出し方やめろ。なんかあったか?」
大学生2「さっすが。その通り、鋭いね。」
大学生1「くされ縁って言うんだよ。で?」
大学生2「聞きたいことがある。」
座り方を変える大学生2。悪魔がそーっと飲み物に手を伸ばす――のを察知して唐突にペットボトルを取る大学生1。
大学生1「飲むか?」
大学生2「ん?いらん。酸っぱいの嫌いなんだ。」
大学生1「うん。分かってて聞いた(笑)」
ドリンクを飲む大学生1。
大学生2「・・・(長い付き合いだけど、こーゆーとこが玉に傷だよなぁ、こいつの話し方)無機化学の課題なんだけど、二原子間の距離は、」
大学生1「1つ、遠くから働く万有引力。2つ、近距離で引き合う静電引力。3つ、近距離で反発しあうクーロン斥力。4つ、さらに近距離で強い反発を起こすパウリの排他律。この4つに支配される。そして、もっともポテンシャルエネルギーが低くなる――安定な距離が分子間距離になる(←早口)・・・・・・。」
大学生2「ぁ、サンキュ。課題一つ終わった。まぁ、それは置いといて。(←右から左へのジャスチャー付き)」
大学生1「・・・。(長い付き合いだけど、めんどくさいなぁ・・・こいつの話し方)」
大学生2「恋をしました。」
大学生1「(0.2秒)きもい。」
大学生2「否定はしないけど!事実だから。でも傷つくよ!?」
大学生1「はいはい。」
大学生2「・・・どうしたらいい方向に進むかわからないんだけど、とりあえず何かアクションを起こしたい。お前ならどうする?」
大学生1「要領を得ないな。率直に言え。」
大学生2「・・・・・・声かけたいんだけど、怖くてできない。」
大学生1「誰に?」
大学生2「図書館の司書さん。」
大学生1「・・・ぁ。ん~と・・・えッ!?なんで?あの人!?お前そんなに好きだったっけ!!?」
大学生2「この前、図書館に行ったんだ。」
大学生1「うん。」
大学生2「で、そんとき・・・」
舞台暗転。
考え事をしながら作業中の司書。
司書「・・・。(学生の頃の私は・・・。学生の頃の私は自分で言うのもなんだが、モテ期だった。男を切らしたことなどない。自分でもチャレンジャーだったと思う。もし、女の価値が男の数で決まるのならば確実に私は大学一の女だった。いつもドキドキしていたかった。だから、週末の予定などいつも一杯。クリスマスと自分の誕生日は半年前から予定が入っていた。サークルでもバイト先でもコンパでも、いつも男に予定を聞かれていた。それがいつからこんな・・・。)」
司書に本を抱えて近づく大学生2。
大学生2「次、お休みいつなんですか?」
司書、しどろもどろになりながら
司書「ぇ!こ、今週はなにも予定ないかなっ!?」
大学生2、申し訳なさそうに
大学生2「・・・(3秒)・・・すいません、図書館の休館日を聞いてるんですが。」
司書「!!!!!・・・ぁ、え~と。失礼しました(赤面)。土曜日の午前中と・・・日曜日は終日です。」
大学生2「・・・ありがとうございました。」
舞台袖に消える大学生2。
上を向いて目頭を押さえた後、下を向いて首を振りながら
司書「・・・・・・・・・疲れてるなー。先週は熱海だったから、今週は登別の湯にでもするかぁ。・・・よしッ!」
作業に戻る司書。
司書「・・・。(学生の頃の私は・・・。学生の頃の私は自分で言うのもなんだが、モテ期だった。男を切らしたことなどない。自分でもチャレンジャーだったと思う。もし、女の価値が男の数で決まるのならば確実に私は大学一の女だった。いつもドキドキしていたかった。だから、週末の予定などいつも一杯。クリスマスと自分の誕生日は半年前から予定が入っていた。サークルでもバイト先でもコンパでも、いつも男に予定を聞かれていた。それがいつからこんな・・・。)」
司書に本を抱えて近づく大学生2。
大学生2「次、お休みいつなんですか?」
司書、しどろもどろになりながら
司書「ぇ!こ、今週はなにも予定ないかなっ!?」
大学生2、申し訳なさそうに
大学生2「・・・(3秒)・・・すいません、図書館の休館日を聞いてるんですが。」
司書「!!!!!・・・ぁ、え~と。失礼しました(赤面)。土曜日の午前中と・・・日曜日は終日です。」
大学生2「・・・ありがとうございました。」
舞台袖に消える大学生2。
上を向いて目頭を押さえた後、下を向いて首を振りながら
司書「・・・・・・・・・疲れてるなー。先週は熱海だったから、今週は登別の湯にでもするかぁ。・・・よしッ!」
作業に戻る司書。
舞台がもとのイスとテーブルに戻る。
大学生1「!!!!!・・・いやいやいやいやいやいやいや!嘘つけよ、お前!(テーブルをバンッ!と叩く)あの知的でクールで深窓の令嬢よろしくな司書さんが、が!そんなかわいいリアクションするわけ・・・」
大学生2「したんだよ。」
大学生1「・・・。」
大学生2「その日以来、図書館行く度にかわいく見えちゃってさ。もう、なんとかしたいわけです、俺。」
大学生1「通いつめれば?」
大学生2「これ以上やったらストーカー。」(悪魔、笑う。)
大学生1「手紙。」
大学生2「字きたない。」(悪魔、“あちゃー”的なアクション。)
大学生1「メール。」
大学生2「アドレス知らん。」(悪魔、ケイタイをいじる。)
大学生1「友達に仲介してもらう。」
大学生2「司書さんの友達って誰?」(悪魔、“やれやれ”的なアクション。)
大学生1「読書サークルを立ち上げる。」
大学生2「顧問いないよ。」(悪魔、自分を指差す。)
大学生1「電報。」
大学生2「今は2007年だぞ。」(悪魔、リアクションが取れず考え込む。)
大学生1「モールス信号。」
大学生2「・・・まじめに聞いてる?」(悪魔、“モールス信号ならリアクションできたのに”と大学生2を指差し悔しがる。)
大学生1「・・・お前こそまじめに話せよ。直接言えば解決することだろ?」
大学生2「・・・・・・・・・それができな、」
大学生1「甘ったれんな。」
大学生2「!」
大学生1「やりたい事もやれる事も分かってる。なら、行動しないのは何でだ?お前が臆病なだけだろ?」
大学生2「・・・。」
大学生1「逆に言えば、お前が少し・・・(「勇気をだす」がこっ恥ずかしくて言えない)・・・だけで状況は変化するんじゃないのか?多分。いい方向であれ、悪い方向であれ。待ってたってどうせ現状維持、むしろ悪くなる一方だろ。」
悪魔、顔を手で押さえる。
大学生2「・・・くさいな。言ってて恥ずかしくないか?」(悪魔、頷く。)
大学生1「おまッ!人がせっかく・・・!」(悪魔、大学生1を指をさして笑う。)
大学生2「ウソウソ!冗談。覚悟ができた。やっぱりお前に相談してよかった。ありがと。」
席を立つ大学生2。
大学生1「・・・。」
大学生2「いってくる。んじゃ!」
大学生1「おう。」
舞台から消える大学生2。
大学生1「!!!!!・・・いやいやいやいやいやいやいや!嘘つけよ、お前!(テーブルをバンッ!と叩く)あの知的でクールで深窓の令嬢よろしくな司書さんが、が!そんなかわいいリアクションするわけ・・・」
大学生2「したんだよ。」
大学生1「・・・。」
大学生2「その日以来、図書館行く度にかわいく見えちゃってさ。もう、なんとかしたいわけです、俺。」
大学生1「通いつめれば?」
大学生2「これ以上やったらストーカー。」(悪魔、笑う。)
大学生1「手紙。」
大学生2「字きたない。」(悪魔、“あちゃー”的なアクション。)
大学生1「メール。」
大学生2「アドレス知らん。」(悪魔、ケイタイをいじる。)
大学生1「友達に仲介してもらう。」
大学生2「司書さんの友達って誰?」(悪魔、“やれやれ”的なアクション。)
大学生1「読書サークルを立ち上げる。」
大学生2「顧問いないよ。」(悪魔、自分を指差す。)
大学生1「電報。」
大学生2「今は2007年だぞ。」(悪魔、リアクションが取れず考え込む。)
大学生1「モールス信号。」
大学生2「・・・まじめに聞いてる?」(悪魔、“モールス信号ならリアクションできたのに”と大学生2を指差し悔しがる。)
大学生1「・・・お前こそまじめに話せよ。直接言えば解決することだろ?」
大学生2「・・・・・・・・・それができな、」
大学生1「甘ったれんな。」
大学生2「!」
大学生1「やりたい事もやれる事も分かってる。なら、行動しないのは何でだ?お前が臆病なだけだろ?」
大学生2「・・・。」
大学生1「逆に言えば、お前が少し・・・(「勇気をだす」がこっ恥ずかしくて言えない)・・・だけで状況は変化するんじゃないのか?多分。いい方向であれ、悪い方向であれ。待ってたってどうせ現状維持、むしろ悪くなる一方だろ。」
悪魔、顔を手で押さえる。
大学生2「・・・くさいな。言ってて恥ずかしくないか?」(悪魔、頷く。)
大学生1「おまッ!人がせっかく・・・!」(悪魔、大学生1を指をさして笑う。)
大学生2「ウソウソ!冗談。覚悟ができた。やっぱりお前に相談してよかった。ありがと。」
席を立つ大学生2。
大学生1「・・・。」
大学生2「いってくる。んじゃ!」
大学生1「おう。」
舞台から消える大学生2。
大学生1「とは、言ったものの・・・」
悪魔「絶対、上手くはいかないだろうな。」
大学生1の周りをうろうろ歩き出す悪魔。
大学生1「・・・。」
無言でノートを取り出す大学生1。
悪魔「書くのか?☆」
ノートをのぞき込む悪魔。
大学生1「他人の人生を終わらせるようなことはかかないさ。」
悪魔「どういうことだ?」
大学生1「“本日から一週間だけ長技大の司書(○○さん)が大学生2を少し気にかける”っと。」
悪魔「麗しき同族愛だな(ニタァ)。」大学生1の肩に手をかける。
大学生1「友情って言うんだよ。」肩にかけられた手を振りほどく。
悪魔「・・・クケケケッ。それはそれは、お美しいことで。」
悪魔「絶対、上手くはいかないだろうな。」
大学生1の周りをうろうろ歩き出す悪魔。
大学生1「・・・。」
無言でノートを取り出す大学生1。
悪魔「書くのか?☆」
ノートをのぞき込む悪魔。
大学生1「他人の人生を終わらせるようなことはかかないさ。」
悪魔「どういうことだ?」
大学生1「“本日から一週間だけ長技大の司書(○○さん)が大学生2を少し気にかける”っと。」
悪魔「麗しき同族愛だな(ニタァ)。」大学生1の肩に手をかける。
大学生1「友情って言うんだよ。」肩にかけられた手を振りほどく。
悪魔「・・・クケケケッ。それはそれは、お美しいことで。」
舞台暗転。再び図書館になる。
司書から本を借りているサブちゃんと教授妹ことキャサリン(以下:キャサリン)。
舞台端に大学生2が出てくる。
大学生2「・・・(勢いで来ちゃったけど、どうしよう。今日、司書さんは)。・・・・(※ここから心の中でなく口に出してる→)やべッ、いるし。居なかったら明日にでもしようと思ったのに。運がいいのか悪いのか。」
サブちゃんとキャサリンが本を借り終えて、扉から出てくる。
大学生2「と、とりあえず、さりげなく声かけて。次は・・・ブツブツ。」
大学生2の隣を通っていぶかしがるサブちゃん&キャサリン。でもそのまま通り過ぎる。
大学生2「・・・・・・ハッ!今見られたか!?くそッ。・・・まぁ、いいや!どうせこれからもっと恥ずかしい思いするかも知れないんだッ!・・・よしッ!」
図書館に入る大学生2。とりあえず、本を探す。←めっちゃめちゃソワソワしてる。挙動不審。
適当な本を持ってカウンターへ行く大学生2。
大学生2「これ、貸し出しお願いします。」
司書「・・・貸し出しはそちらの貸出機のほうでお願いします。」(※流れ上、司書による貸し出しにしたい)
大学生2「ぁ、はい!分かりました。」
貸出機で本を借りる大学生2。
大学生2「・・・。(帰ってた。いつもはここで帰ってた。いつもならここで帰っていた。・・・でも今日は!)」
再びカウンターに向かう大学生2。作業で下を向いている司書。
大学生2「・・・。」
司書「・・・。(気づかない)」
司書ようやく首を上げる。
司書「・・・。どうかされましたか?」
舞台端に悪魔がでてくる。
大学生2「!・・・次、お休みいつなんですか?」
司書「今週の休館日は土曜日の午前中と日曜日終日です。」
大学生2「・・・・・・すいません。あなたの休日を聞いてるんですが。」
悪魔、顔を手でおおう。
司書「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?」
悪魔、大学生2を指差して笑う。
天使登場。舞台袖に悪魔を引っ張り込む。
大学生2「・・・お仕事中に突然申し訳ありません。おれ、いや僕はあなたのことが好きになりました。是非、お休みの日に会いたいのですが。」
司書「・・・フッ(あぁ。そーいえばこの子、前も来てたわね)。」
大学生2「返事は急ぎません。また・・・来ます。」
立ち去ろうとする大学生2。
司書「・・・・・・あ!ちょっとキミ!」
大学生2「!!・・・なんですか!?」
司書「本!忘れてるよ。(笑)」
大学生2「!すみません。」
大学生2、カウンターに戻る。
司書「『現代人必見・メスゴリラに学ぶ処世術!』か。変わった趣味だね。」
大学生2「!!(タイトル見てなかった!)」
司書「はい、どうぞ。」
大学生2「・・・どうも。」
重い足取りで図書館を出て行く大学生2。舞台から消える。
司書「・・・・・・フッ。・・・クスクス。昔の私ならその場でフッてやったんだけど(笑)懐かしいな。ちょっと遊んでやるか。」(←ノートの影響です。)
司書から本を借りているサブちゃんと教授妹ことキャサリン(以下:キャサリン)。
舞台端に大学生2が出てくる。
大学生2「・・・(勢いで来ちゃったけど、どうしよう。今日、司書さんは)。・・・・(※ここから心の中でなく口に出してる→)やべッ、いるし。居なかったら明日にでもしようと思ったのに。運がいいのか悪いのか。」
サブちゃんとキャサリンが本を借り終えて、扉から出てくる。
大学生2「と、とりあえず、さりげなく声かけて。次は・・・ブツブツ。」
大学生2の隣を通っていぶかしがるサブちゃん&キャサリン。でもそのまま通り過ぎる。
大学生2「・・・・・・ハッ!今見られたか!?くそッ。・・・まぁ、いいや!どうせこれからもっと恥ずかしい思いするかも知れないんだッ!・・・よしッ!」
図書館に入る大学生2。とりあえず、本を探す。←めっちゃめちゃソワソワしてる。挙動不審。
適当な本を持ってカウンターへ行く大学生2。
大学生2「これ、貸し出しお願いします。」
司書「・・・貸し出しはそちらの貸出機のほうでお願いします。」(※流れ上、司書による貸し出しにしたい)
大学生2「ぁ、はい!分かりました。」
貸出機で本を借りる大学生2。
大学生2「・・・。(帰ってた。いつもはここで帰ってた。いつもならここで帰っていた。・・・でも今日は!)」
再びカウンターに向かう大学生2。作業で下を向いている司書。
大学生2「・・・。」
司書「・・・。(気づかない)」
司書ようやく首を上げる。
司書「・・・。どうかされましたか?」
舞台端に悪魔がでてくる。
大学生2「!・・・次、お休みいつなんですか?」
司書「今週の休館日は土曜日の午前中と日曜日終日です。」
大学生2「・・・・・・すいません。あなたの休日を聞いてるんですが。」
悪魔、顔を手でおおう。
司書「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?」
悪魔、大学生2を指差して笑う。
天使登場。舞台袖に悪魔を引っ張り込む。
大学生2「・・・お仕事中に突然申し訳ありません。おれ、いや僕はあなたのことが好きになりました。是非、お休みの日に会いたいのですが。」
司書「・・・フッ(あぁ。そーいえばこの子、前も来てたわね)。」
大学生2「返事は急ぎません。また・・・来ます。」
立ち去ろうとする大学生2。
司書「・・・・・・あ!ちょっとキミ!」
大学生2「!!・・・なんですか!?」
司書「本!忘れてるよ。(笑)」
大学生2「!すみません。」
大学生2、カウンターに戻る。
司書「『現代人必見・メスゴリラに学ぶ処世術!』か。変わった趣味だね。」
大学生2「!!(タイトル見てなかった!)」
司書「はい、どうぞ。」
大学生2「・・・どうも。」
重い足取りで図書館を出て行く大学生2。舞台から消える。
司書「・・・・・・フッ。・・・クスクス。昔の私ならその場でフッてやったんだけど(笑)懐かしいな。ちょっと遊んでやるか。」(←ノートの影響です。)
舞台暗転。
大学生2「・・・。(だ、だめだってわかってるのに寝れない!やっぱその場で返事聞いときゃよかった(泣))」
司書「・・・。(今週は普通の湯でいいか。)」
悪魔「・・・。(あと、2つ。あと2つで・・・閣下のサインが!楽しみだなぁ☆)」
大学生2「・・・。(だ、だめだってわかってるのに寝れない!やっぱその場で返事聞いときゃよかった(泣))」
司書「・・・。(今週は普通の湯でいいか。)」
悪魔「・・・。(あと、2つ。あと2つで・・・閣下のサインが!楽しみだなぁ☆)」