「じゅーでんちゅう」 - by 玖渚友
僕が最初「クビキリサイクル」を読んだときは、エンタープライズ分野で仮想化なんかまだ全然一般的じゃなかったと思います。
けどいつの間にか、x86系のCPUの価格性能比が急激に上昇してTDPががくんがくんと下がって、ついには多数のサーバーの計算力を束ねてその上で複数の仮想マシンを動かして計算力を再配分するみたいなことも当たり前になってきました。
けどいつの間にか、x86系のCPUの価格性能比が急激に上昇してTDPががくんがくんと下がって、ついには多数のサーバーの計算力を束ねてその上で複数の仮想マシンを動かして計算力を再配分するみたいなことも当たり前になってきました。
コンシューマ向けの分野においても、PCの処理能力が格段に向上し、仮想化技術も進歩したので、誰もが気軽に仮想化に手を出せる時代になりました。
そこで、オープンソースで誰もが自由に使える仮想化ソリューションのVirtualBoxを使って、仮想化のメリットを体感してみましょう。
そこで、オープンソースで誰もが自由に使える仮想化ソリューションのVirtualBoxを使って、仮想化のメリットを体感してみましょう。
仮想化のメリット
低コスト&省スペース
例えば、あなたがゼミで複数台のマシンで動くことが前提のソフトウェアを開発しているとします。
開発中、動作の検証をするだけなので各マシンの性能はさほど高くなくてもいいけれど、複数台のマシンが必要になったとします。
ゼミ室のマシンを全部起動するのもいいですが、切ったりつけたりCD入れたり抜いたりかなり手間です。
仮想化ソフトウェアを利用して開発機の上で複数の仮想マシンを動作させれば、開発機は1台で済みます。
消費電力も複数台のマシンを起動したときに比べれば遥かに小さいので、安心してポットや電子レンジを使うことができます。
例えば、あなたがゼミで複数台のマシンで動くことが前提のソフトウェアを開発しているとします。
開発中、動作の検証をするだけなので各マシンの性能はさほど高くなくてもいいけれど、複数台のマシンが必要になったとします。
ゼミ室のマシンを全部起動するのもいいですが、切ったりつけたりCD入れたり抜いたりかなり手間です。
仮想化ソフトウェアを利用して開発機の上で複数の仮想マシンを動作させれば、開発機は1台で済みます。
消費電力も複数台のマシンを起動したときに比べれば遥かに小さいので、安心してポットや電子レンジを使うことができます。
リセットが容易
VirtualBoxの概要
VirtualBoxはSun Microsystemsが開発しているPC向けのヴァーチャルマシンです。
要件
同時に起動する仮想マシンは1つだけで、ゲストOSはDebianをCUIで使う程度ならホスト機のCPUは1世代前のPentium4程度でも構いません。
複数の仮想マシンを起動して快適に動作させようと思ったらクアッドコアCPU(Core2QuadやPhenom X4)などの方がいいでしょう。
逆に言うと、クアッドコアCPUの処理能力を東方やパンヤ程度では生かしきれず悶々としているような人にはVirtualBoxはお勧めです。
複数の仮想マシンを起動して快適に動作させようと思ったらクアッドコアCPU(Core2QuadやPhenom X4)などの方がいいでしょう。
逆に言うと、クアッドコアCPUの処理能力を東方やパンヤ程度では生かしきれず悶々としているような人にはVirtualBoxはお勧めです。
特徴
- オープンソース
- Windows、Linuxをはじめ幅広いOSをサポート
- ホスト側のマシンのUSBやEthernetをゲスト側から使えるブリッジ機能
- 可変容量仮想ハードディスク
インストール
バイナリのダウンロード
Sun xVM VirtualBox Downloadsから自分の環境にあったバイナリをダウンロード。
どれ落とせばいいの?とか聞かないでね。
インストール
Windows版はダブルクリックするだけ。
インストーラーが起動するよ。
Linux版は各環境に合わせてパッケージマネージャでインストール。
Ubuntuとかだとダブルクリックするだけで済むけどね。
Mac版も特に難しいことはありません。
便利な時代になったなぁ。
Sun xVM VirtualBox Downloadsから自分の環境にあったバイナリをダウンロード。
どれ落とせばいいの?とか聞かないでね。
インストール
Windows版はダブルクリックするだけ。
インストーラーが起動するよ。
Linux版は各環境に合わせてパッケージマネージャでインストール。
Ubuntuとかだとダブルクリックするだけで済むけどね。
Mac版も特に難しいことはありません。
便利な時代になったなぁ。
ゲストOSのインストール
機能
便利な機能がたくさん。
hostfs
ホスト側のマシンのディレクトリのひとつをブロックデバイスとしてゲスト側からマウントする機能です。
ゲスト<->ホスト間のファイルの受け渡しが簡単に行えます。
使い方(ゲスト側がLinuxの場合)
ゲスト<->ホスト間のファイルの受け渡しが簡単に行えます。
使い方(ゲスト側がLinuxの場合)
- GuestAdditionをインストール
- ゲスト側にマウントポイントを作成
mkdir /mnt/vboxshare
- mountコマンドでマウント
mount -t vboxsf vboxshare /mnt/vboxshare
仮想USB
ホスト側に接続されたUSB機器をそっくりそのままゲスト側へバイパスする機能。
仮想USBを有効にしておけばゲスト側からもさまざまなUSB機器が使えます。
ext3でフォーマットされたUSB-HDDをWindowsマシンに挿して、VBox上で動くLinuxからマウントする、なんてこともできる。
仮想USBを有効にしておけばゲスト側からもさまざまなUSB機器が使えます。
ext3でフォーマットされたUSB-HDDをWindowsマシンに挿して、VBox上で動くLinuxからマウントする、なんてこともできる。
可変容量仮想ハードディスク
読んで字の如くな機能。
ただしフラグメントが発生しやすいWindowsのファイルシステム上に仮想ディスクをつくる場合は諸刃の剣かも。
HDD空きに余裕のある人は容量固定にすることをおすすめします。
理想的なのは別HDDの別パーティションに仮想ディスクを作成すること。
ただしフラグメントが発生しやすいWindowsのファイルシステム上に仮想ディスクをつくる場合は諸刃の剣かも。
HDD空きに余裕のある人は容量固定にすることをおすすめします。
理想的なのは別HDDの別パーティションに仮想ディスクを作成すること。
小技
クリック一発で仮想マシンを起動する
以下の内容でショートカットを作成する
"C:\Program Files\Sun\xVM VirtualBox\VirtualBox.exe" -startvm "Debian MicroEnvironment"
仮想マシンとホストを同じLANのセグメントに置く
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