Arthur Machen
1863年3月3日生まれ、
1947年3月30日没
イギリス人
小説家
ウェールズ、
モンマスシャーの
カーレオン・オン・アスク(現在の
ニューポート)にて牧師の子として生まれる。
最初の本格的な作品である『
パンの大神』(The Great God Pan) 、『三人の詐欺師』(The Three Impostors)は「汚物文学」とすら呼ばれ、余り売れず、生活費を稼ぐ為に劇団に入って各地を巡業する日々を送った。
1915年に
1シリング文庫として刊行した「弓兵・戦争伝説」が大当たりして文学者として知られる様に為った。
が、次第に忘れ去られて行き、晩年には生活に困窮する様になったらしい。
エピソード
マッケンは、当時の心霊研究家、A・E・ウェイトと親しく、また一時期、
魔術結社「
黄金の黎明団」に所属していた。
マッケンの作品が後世に与えた影響は大きく、
ハワード・フィリップス・ラヴクラフトは、マッケンの作品を異次元的怪異であるとし、「マッケンはコズミックホラーを最高の芸術にまで昇華した創作者であり、かれに並ぼうというのはほとんど無謀といっていい」("Of living creators of cosmic fear raised to its most artistic pitch, few can hope to equal the versatile Arthur Machen.")とまで言っている。又、
小説家の
朝松健は自身のPNをマッケンからとっている。
マッケンが再評価され、幻想文学の第一人者の1人として認められるようになったのは、
1960年代に入ってからだった。
代表作
パンの大神(
1894年)
内奥の光(1894年)
三人の詐欺師(『怪奇クラブ』)(
1895年)
白魔(
1899年)
夢の丘(
1907年)
秘めたる栄光(
1922年)
生活の欠片(
1928年)
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最終更新:2008年12月22日 16:08