ここに情報交換をするためのページを作成しました。それぞれ自分が調査した内容に対応する題名の下に、自分が調査した内容を載せてください。例えば初回は皆さんが調べた燕・三条の「地域資源」についてですから、以下にある「地域資源調査結果報告」の下に調べた内容を載せてください。(学部3年 電気 小川)
燕市の食器産業について(学部3年 電気 小川)
①概要
- 十数名規模の小さな会社がメイン
- 金型から製造まで一貫生産
- 加工技術はプレス、表面処理、板金など多様
- ホームセンター、通販、自社の営業所を通じて商品を販売
②長所、短所
- 高い金属加工技術(規模が小さく、機転が利く)
- 差別化の困難(生活用品なので様々な応用は考えられるものの、いずれも他の商品に対して差別化しにくい)
③新しいアイデアの可能性
- これら金属加工技術を利用した全く新しい商品、技術の開発
- これら企業間にネットワークを形成し、技術を統合して新たなプロジェクトの企画
字ばっかりで分かりにくくてすいません。ミーティングのときには写真などもお見せしますので。
燕鎚起銅器(つばめついきどうき)(学部4年 電気 朝倉)
①概要
江戸時代中期からはじまり、明治維新後に美術工芸品としての地位を確立。もともとは仙台から伝わった技術らしい。
昭和56年6月22日に、経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定された。
江戸時代中期からはじまり、明治維新後に美術工芸品としての地位を確立。もともとは仙台から伝わった技術らしい。
昭和56年6月22日に、経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定された。
②技法・材料
一枚の銅板(平面)につち打ちを繰り返して作るらしい
打ち上げ、へら絞り、板巻き、ろう付け、かしめ、彫金、きりはめ、色あげ。
材料は銅、銀。弥彦山でとれた銅をよく使っていた。
一枚の銅板(平面)につち打ちを繰り返して作るらしい
打ち上げ、へら絞り、板巻き、ろう付け、かしめ、彫金、きりはめ、色あげ。
材料は銅、銀。弥彦山でとれた銅をよく使っていた。
③製品・企業
『つち目手付煮込み鍋』
『つち目手付煮込み鍋』
『桜花茶たく』
『水盂(すいう)書道用品』
※画像:参考ページ[1]
ほかにも『花筒』などがある
(企業例)
『有限会社 富貴堂』など
ほかにも『花筒』などがある
(企業例)
『有限会社 富貴堂』など
製作過程見るのは面白そうだし、時間かかりそうだけど実演販売とか面白そう
- 参考リンク
[1]http://www.kougei.or.jp/crafts/0804/f0804.html
[2]http://webmap.torikyo.ed.jp/ipa/x-den1/x-gka2/x-gtt/IPA-den740.html
[2]http://webmap.torikyo.ed.jp/ipa/x-den1/x-gka2/x-gtt/IPA-den740.html
燕市の金属ハウスウェアについて(学部2年 生物 高山)
①金属ハウスウェアって?
鉄鋼製、銅もしくは銅合金製の食卓用または調理用器具並びに調理用具の半製品(プレス機、スピニングマシン、または溶接機のいづれかを使用して行う成形加工が必要でないように加工したもの)および完成品のこと。
鉄鋼製、銅もしくは銅合金製の食卓用または調理用器具並びに調理用具の半製品(プレス機、スピニングマシン、または溶接機のいづれかを使用して行う成形加工が必要でないように加工したもの)および完成品のこと。
簡潔にいえば・・・自分自身が生活をする上でよく使うもの
例)トレー、お皿、カップ、フォーク、保温保冷ポット(内筒が鉄鋼製のもの)など
例)トレー、お皿、カップ、フォーク、保温保冷ポット(内筒が鉄鋼製のもの)など
②過去と現在
昔は、「電気製品、加熱装置または機械装置を有する製品、ほうろう製品、鋳物製品、亜鉛メッキ製品および手加工品は除く」だったが、時代の移り変わりとともに現在では、電気温水器・医療器具等々幅広く展開しています。
昔は、「電気製品、加熱装置または機械装置を有する製品、ほうろう製品、鋳物製品、亜鉛メッキ製品および手加工品は除く」だったが、時代の移り変わりとともに現在では、電気温水器・医療器具等々幅広く展開しています。
③参考になりそうなもの
- 安全性を売りにしたものが多い
- お客様の興味を引くような名前・キャッチフレーズがある・・・etc
「三条市の和釘、利器工匠具」について (学部3年 電気 今野)
・利器工匠具
①歴史
三条鍛冶の歴史は、寛永2年(西暦1625年)出雲崎代官の大谷清兵衛が五十嵐川の氾濫に苦しむ農民を救済するため、江戸から釘鍛冶職人を招き、農家の副業として和釘の製造法を指導・奨励したのが始まりとされている。
② 現在
三条鍛冶の伝統を受け継ぐ包丁、利器工匠具、その鍛造技術を基盤とした作業工具を始めとし、測定器具、木工製品、アウトドア用品、冷暖房機器など、金属加工を中心とした金属産業都市・三条へと発展している。
③ 利器工匠具・手道具製造業とは
主として機械用及び農業用刃物を除くあらゆる種類の利器,工匠具及び手道具,すなわち,おの,かんな,のみ,金づち,包丁,ポケットナイフ,はさみ,バリカン,かみそり,マニキュア用器具,やっとこ,ショベル,つるはし,ハンマ及びその他の修理業者,宝石加工業者,石工業者などの用いる特殊道具を製造する事業所をいう。
①歴史
三条鍛冶の歴史は、寛永2年(西暦1625年)出雲崎代官の大谷清兵衛が五十嵐川の氾濫に苦しむ農民を救済するため、江戸から釘鍛冶職人を招き、農家の副業として和釘の製造法を指導・奨励したのが始まりとされている。
② 現在
三条鍛冶の伝統を受け継ぐ包丁、利器工匠具、その鍛造技術を基盤とした作業工具を始めとし、測定器具、木工製品、アウトドア用品、冷暖房機器など、金属加工を中心とした金属産業都市・三条へと発展している。
③ 利器工匠具・手道具製造業とは
主として機械用及び農業用刃物を除くあらゆる種類の利器,工匠具及び手道具,すなわち,おの,かんな,のみ,金づち,包丁,ポケットナイフ,はさみ,バリカン,かみそり,マニキュア用器具,やっとこ,ショベル,つるはし,ハンマ及びその他の修理業者,宝石加工業者,石工業者などの用いる特殊道具を製造する事業所をいう。
・ 和釘
① 歴史
三重県伊勢市にある伊勢神宮は、皇大神宮と豊受(とようけ)大神宮の諸殿舎を20年に一度造り替える「式年遷宮」を行う。この式年遷宮は、1200年前から行われており、平成5年(1993)には第61回を数えた。従来、式年遷宮に用いる和釘と金具は地元の木造船製造業者が作っていたが、木造船の衰退とともに業者がいなくなったことで、平成元年(1989)伊勢神宮から「金物のまち三条」へ和釘と金具の製造の依頼があった。そして利器工匠具同様に、大谷清兵衛が五十嵐川の氾濫で苦しむ農民を救うため、和釘作りを奨励したことが始まりと言われている。
② 現在
業界ではこの様な歴史的経緯から、伊勢神宮の依頼は願ってもないことであり、また三条鍛冶の技を伝承するよい機会になることなどから、三条工業会内に「伊勢神宮御遷宮金具製作委員会」を組織し、平成3年(1991)3月に和釘5種類約68,000本と金具24種類約13,500組を納入した。
① 歴史
三重県伊勢市にある伊勢神宮は、皇大神宮と豊受(とようけ)大神宮の諸殿舎を20年に一度造り替える「式年遷宮」を行う。この式年遷宮は、1200年前から行われており、平成5年(1993)には第61回を数えた。従来、式年遷宮に用いる和釘と金具は地元の木造船製造業者が作っていたが、木造船の衰退とともに業者がいなくなったことで、平成元年(1989)伊勢神宮から「金物のまち三条」へ和釘と金具の製造の依頼があった。そして利器工匠具同様に、大谷清兵衛が五十嵐川の氾濫で苦しむ農民を救うため、和釘作りを奨励したことが始まりと言われている。
② 現在
業界ではこの様な歴史的経緯から、伊勢神宮の依頼は願ってもないことであり、また三条鍛冶の技を伝承するよい機会になることなどから、三条工業会内に「伊勢神宮御遷宮金具製作委員会」を組織し、平成3年(1991)3月に和釘5種類約68,000本と金具24種類約13,500組を納入した。
三条仏壇について (学部4年 生物 相澤)
① 概要
仏壇の名産地、新潟県。伝統的工芸品の指定を受けた3つの仏壇の一つがこの三条仏壇だ。三条といえば金物で全国的に有名な町。そんな三条で江戸時代から栄えてきた仏壇は、やはり金具に趣向がこらされている。
仏壇の名産地、新潟県。伝統的工芸品の指定を受けた3つの仏壇の一つがこの三条仏壇だ。三条といえば金物で全国的に有名な町。そんな三条で江戸時代から栄えてきた仏壇は、やはり金具に趣向がこらされている。
② 特徴
寺院宮殿の造りを手本として重んじた正統的な宮殿(くうでん)造り、格調高い本漆塗、金箔押し、優れた飾り金具には定評があります。
寺院宮殿の造りを手本として重んじた正統的な宮殿(くうでん)造り、格調高い本漆塗、金箔押し、優れた飾り金具には定評があります。
③ 作り方
仏壇木地を製作し、彫刻を完成させた後、ほぞ組という組みの方法で組み立てた木地を解体して、堅地下地の加工を施し、各種の漆を塗り乾燥させます。乾燥した後に金粉、金箔を張り蒔絵を施して、各部分に金具を取り付け組み立てて完成させます。
仏壇木地を製作し、彫刻を完成させた後、ほぞ組という組みの方法で組み立てた木地を解体して、堅地下地の加工を施し、各種の漆を塗り乾燥させます。乾燥した後に金粉、金箔を張り蒔絵を施して、各部分に金具を取り付け組み立てて完成させます。
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『三条仏壇全体』
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『三条仏壇の一部』
④ ポイント
- 個人でやっていて、熟練された手作業!!
- 現在は金具もプレスで出来てしまうので、値段が下がっているため、差別化をはかってコストを下げることではなく、より良いものを作ることに専念している。
- 細かい手作業の技術を他に利用出来る方法はあると思った。だが、職人さん達の腕を利用するということは費用もかさむため難しいと思う。(しいて言うならば、和風の芸術品や高級志向な小物入れなどがいいだろう。)
次回の調査内容について
以下に皆さんが次回どういったことを調べるか(今回の調査内容からとりあえずアイデアをだすなど)、意見をのせてください。
- 自分は、今回みんなに調べてもらった内容だけでは具体的なアイデアがだしにくいと思います。そこで、個々がそれぞれ産業(複数の組み合わせも可)を選んで、調べた上で新しい商品のアイデアなどを、とりあえず考えてもらって発表するのはどうかなと思いました。(学部3年電気小川)