首輪


参加者の首に装着させる首輪。またはそれに準ずる特殊装置。
首輪である場合は「バトル・ロワイアル」のガダルカナル22号、
または映画版に登場する物がモデルとなっている。
これは原作に登場した首輪の設定の完成度が高い為である。

各参加者の生殺与奪の権利を主催者が握っている、という証であると同時に、ゲームを円滑に進めるための機能が複数搭載されている。
これがあるから、みんな逆らえずにゲームに参加することになる。

パロロワによっては、装着部位が首以外の位置にされていることもある。
また首輪の代わりに爆弾を体内へ仕掛けたり(ハカロワ)、呪いの刻印(ラノロワ)など独自のものを用いた企画もある。
これは、たとえば科学のみでなく魔術も力を持つ世界観を演出するためだったり、また単純に参加者の身体的都合(首輪が装着できない体型である、身体切断などの方法が使えて首輪ではなんの拘束力にもならない…など)によるものだったり、各ロワの事情によって設定に多少の調整が加えられるためである。
しかし基本コンセプトは原作の首輪を踏襲しているので、以下の解説はすべて首輪のものに統一する。
原作にある機能は太字、パロロワで独自に付加されることが多い機能は斜体で示す。

  • 爆破機能
とりあえず基本。設定によっては爆破ではなく、呪いの発動による呪殺という形にもなる。
爆破の威力は人一人を爆死(少なくとも致命部位の損壊によって絶命)させる程度である。
「いつでも誰の首輪でも自由に遠隔爆破できる機能」と複合されていることが多い。
それらの機能を手っ取り早く参加者に理解させるため、物語の最初で見せしめを用いるのがお約束。
また、この「参加者を必ず絶命させる威力」という性質を逆用し、強敵を打破する手段に用いられることもある。
例(ネタバレのため伏字)
ジョジョロワの「ジョースター卿vsDIO
ジャンプロワの「フレイザードvsピッコロ大魔王
サガロワの「父親vsアシュラ
ニコロワの「霊夢vsYOKODUNA

  • 盗聴機能
これも基本。主催者が、参加者の動向を監視し、対主催のスタンスを取るものを排除するために使う。
ただしパロロワでは「主催者が積極的に介入する」という話の流れがあまり歓迎されないこともあり、この機能の本来の意味はだいぶ喪失している感はある。

  • 生存者確認機能
主催者が参加者たちの残り人数・生存者・死亡者を把握するために使う。これらの情報を元に、主催者たちは放送を行うのである。
どうやって確認しているのかは、各ロワによって設定に差異がある。

  • 禁止エリア指定機能
正確には、前述した「遠隔爆破機能」の応用。
特定の場所に踏み込んだときに、この遠隔爆破が自動で作動することで、「禁止エリア」という概念を作り出せる。
これによって「ひたすら隠れてやりすごす戦略を封じる」「舞台を狭めることで終盤にも人と出会う確率を下げさせない」「舞台外への脱出を封じる」「主催者がいる場所への突入を封じる」など、ゲームを運用する上で都合がいい効果が山ほど期待できる。
その遠隔爆破の仕組みに関しては、各ロワによって設定に差異がある。

  • 24時間、誰も死ななかったら、全員爆発
正確には、前述した「遠隔爆破機能」と「生存者確認機能」の応用。
文字通り、誰も死ななければ最終的にみんな死ななければならないので、「死にたくないなら殺すしかない」という状況が加速される。
このルールと禁止エリアルールがあるため、参加者たちは望まぬ殺し合いに駆り立てられることになるのである。

  • 解体防止機能
言うまでもないことだが、これだけ重要な役目を秘めた首輪がいともあっさり外されてしまっては困るのである。
首輪の場合は「強引に解体しようとすると爆発する」という機能がこの役目を果たすことが多いが、
首輪以外のバリエーションでは「体内に埋まっているので取り出せない」「呪いなので消し方がわからない」などの表現で同様の効果を示す。

  • 能力制限機能
特にマンガ作品やゲーム作品などから、超人キャラが登場する場合につけられるもの。
そのままだと一般人キャラとの能力差がありすぎるので、超人キャラの能力を制限してバランスを取るのである。
同様の措置は行うが首輪以外のものの機能によるものとするバリエーションもある。


なお、各スレによって細かいルールが違うこともある。
色々なスレでその仕組み、解除方法が異なるので比べると面白いかもしれない。


余談だが、お絵かき掲示板の作品やイラスト、挿絵などではよく存在を忘れられている。
それによる影響は雀の涙ほども無いが。


最終更新:2020年03月08日 01:15