フラグ


元々はコンピュータ用語だが、いつからか、恋愛シミュレーションなどの
ゲーム用語として使われだした言葉。(詳しくは下記リンク参照)


転じてパロロワでは、
「あるキャラクターの持つアイテムや性質、ロワ中での行為や経験、意志などを通じて発生する、ロワの未来に発生する事象を、明示もしくは暗示する要素」
と定義するのが妥当であろう。狭義には予見、予兆、ジンクスといった言い換えも可能。
「続く話を盛り上げたり、説得力を持たせるための伏線」と捕らえると分かりやすい。

フラグには単体では意味を成さないものや、時間経過で消滅もしくは発生するなど、
ある事象を引き起こすには、条件がかかっているものも多い。
そのような場合、フラグを無事に機能させるには、複数のフラグを複合させたり、
迅速に行動したり、もしくは時間を稼ぐなどしなければ、フラグは「折られる」ことになる。

例えばあるキャラAが、ロワでの経験を通じて首輪の機能を解除する知識を得た、
とするならば、Aには「首輪の知識フラグ」が成立する。

もし首輪の解除にはかなり器用な工作能力と、特殊な工具が必要であるならば、
首輪解除フラグを完成させるには「器用な人間」と「特殊な工具」という条件もまた必要になる。

ここで器用な手先を持つキャラBと、特殊な工具を持つキャラCが更にいたとしたなら、
キャラBは「器用な人間」フラグ(Bの持つ能力自体がフラグ)、
キャラCは「特殊な工具」フラグ(Cの持つアイテムに付随するフラグ)、
というフラグをそれぞれ所持していることとなる。

何らかの理由でA、B、Cが出会い、無事協力態勢が出来たなら、
この時点で「首輪の知識フラグ」「器用な人間フラグ」「特殊な工具フラグ」が
複合し、「首輪解除フラグ」が成立する。

妨害や事故などがなければ、時間さえあれば「首輪解除フラグ」は効果を発揮し、
A、B、Cは無事首輪を外せることとなる。

また、キャラクターの殺害やアイテムの奪取、妨害行為、遺言などで、フラグは
無効化したり強制的に他のキャラクターに引き継がせる、なども可能。
俗に言う「フラグクラッシュ」や「フラグ折り」は、これを指す。

例えば上記の例で、マーダーであるキャラクターDが、A、B、Cの内1名以上を
殺害するか、扇動マーダーであるEが3人を仲たがいさせるような策略を打てば、
上記の3フラグは複合しない。よって「首輪解除フラグ」は成り立たない。
この際DもしくはEは、A、B、Cの持つフラグを折った事になる。

フラグクラッシュは、ロワの興を削ぐようなフラグを無効化することで、
ロワの進行を助けることもあれば、逆に重要なフラグを他者に引き継がせることなく
まとめてへし折ることで、ロワの進行を台無しにする危険性も包含している。
どのフラグを残しどのフラグを折るかは書き手の一存で決まり、
その書き手の力量を測る一指針になる。


外部リンク:


最終更新:2009年05月31日 18:37