スパロボ化


「勧善懲悪的で、対主催、脱出派=絶対正義、マーダー=絶対悪」になっているロワを、ゲーム「スーパーロボット大戦シリーズ」に習って皮肉った用語。
悪いことではないのだが、「バトロワというテーマにそぐわない」として非難を受けやすい展開。

しかし用語の元となったスパロボキャラでのスパロボロワはかえって殺伐としている。

現行のロワでは「テイルズロワ」が最もそれに近いと言われる。
(生存者21人時点で、参戦作品の主人公が一人しか死亡していなかったことが所以)

ただし、勧善懲悪展開·対主催サイドの劇的勝利という意味でのスパロボ化は、その後に悲劇的·絶望的な展開を持ってきた場合に限り、
悲愴感や絶望感を更に引き立たせるための「あだ花」として、有用な布石にもなりうる。
通常のフィクションでは、どん底からの逆転劇によりハッピーエンドを際立たせるという手法がまま使われるが、
それとはちょうど逆の手法と言えよう。
現に、上記のテイルズロワでもスパロボ展開の直後、脱出フラグ持ちのキャラがマーダーに葬られたり、対主催よりの参加者が他の参加者を誤殺したりなどして、
会場内の戦火があらかた鎮火してみれば、事実上対主催側が完敗という惨憺たる結果に終わった。


他にも一般人キャラのほとんどを排斥して、
超人キャラ達がひたすら力でドンパチする事に対しての皮肉としても用いられる。
こちらは超人の多いジャンプロワが良い例。

また「設定をスパロボ化させてしまう」という風に、全てのキャラを同じ世界観に当てはめる意味でも使う。こちらは上手くすれば絶妙なクロスオーバー要素として機能する。
良い例としてはアケロワ
悪い例としてはラノロワの、魔界都市を知っている女子高生(NG済み)。

往々にして「多数の作品からキャラを選抜して何かする」場合において、
スパロボ化というのは常に付きまとわざるをえない問題といえる。


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最終更新:2007年02月09日 18:46