銃火器
拳銃
その威力と扱いにくさは使用する拳銃弾の口径(主にインチ換算)に比例する。
口径がでかければでかいほど威力があり、そのぶん反動も大きい。大口径だと撃った側の肩や手首が外れるなどということもある。
22口径弾(急所以外では即死しないが、当たれば痛い)<32口径弾
<9ミリ弾(ロワでは多数派)<.38スペシャル弾<.357マグナム弾
<.45ACP弾<.44マグナム弾<50口径弾(ほとんどデザートイーグル専用)
『回転式拳銃(リボルバー)』
- 弾丸がレンコン型の回転式弾倉に入っており、撃ち尽くしたら使用済みの薬莢を取り出し新しい弾を込める。
手間暇のかかる作業が必要なため連射もしにくいが、その分装弾不良(ジャム)がないなど信頼性は高い。
S&Wやコルトの.38スペシャル弾か.357マグナム弾を使用する銃が一般的。
→シングルアクション
引き金を引くと撃鉄が落ちるだけの銃。撃鉄を手動であげる必要があるので、早撃ちや連射には技術が必要。
→ダブルアクション
引き金を引くと撃鉄あげと落としを行う銃。そのぶん引き金が非常に硬く相当の握力がないと撃てない。
『自動拳銃(オートピストル)』
- 弾丸が直列式に収納された弾倉に入っており、撃ち尽くしたら弾倉ごと交換する。
発射の反動で上部がスライドして空薬莢の排出と次の弾丸の装填を自動で行う。口径や腕力にもよるが連射が簡単。
引き金を引くだけで弾が出るが、基本的に安全装置(セーフティ)を外さないと発射できない。
装弾不良が起きる恐れがある。特に反動をしっかり支えきる腕力がないと、上部スライドが稼動不全を起こしてジャムりやすい。
装弾不良が発生した場合、タイミングしだいで素人の参加者には致命的。
ロワの定番はコルトガバメント(旧式で大型)だが、後は作者の趣味で。
『機関拳銃(マシンピストル)』
- 連射機能を持たせた自動拳銃。機構的に無理があり反動過多でしばしば装弾不良。
- 見た目重視のロワならモーゼルM712シュネルフォイアー(マウザーR713)やウージーピストル、無難なところで連射機能がオマケについてるスチェッキンAPS。
『その他の拳銃』
- 原作にも登場した手のひらサイズの2連発デリンジャー。
短機関銃(機関短銃:サブマシンガン)
- 拳銃弾を連射する銃。
- 貫通力に難があるものの、パロロワの交戦距離を考えれば弾が続く限り最強。原作の桐山や川田の様に、他の参加者の支給品から同じ形式の弾丸を回収しつつ使うのがベスト。
- イングラムM10/11はマーダーの代名詞とすら言っていい短機関銃だが、性能面では同じ低価格帯のウージー/ミニウージーにも見劣りする。強さを求めるならH&KのMP系列や、防弾チョッキを貫通するFN P90(特殊な弾丸を用いるので、弾切れに注意)。
- 携帯性ではスコーピオンやマイクロウージー。
- ものにもよるが、引き金を引きっぱなしだと20発を3秒もたたずに撃ちきる。連射速度の速さゆえに反動も強く、片手ではまず扱いきれない(小さく軽いイングラムともなるとどんな筋肉自慢でも支えきれないレベル)が、見た目重視で片手撃ち、時には二挺持ちで扱われることがほとんど。
突撃銃(アサルトライフル)
- 小銃弾(ライフル弾)を発射する小銃(ライフル)。連射も可能だが、弾の消費を抑える為、三点射(三点バースト:一度引き金を引くと、3発連続で発射される)が用いられる。
- 強力だが短機関銃に比べてもそれなりに大きく重く、通常のロワではゲームバランスを崩したり、首輪を無効化した参加者によって主催側(担当官・管理者)攻撃に用いられる恐れがあり、支給される事は少ない。
- もし支給されるとすればこまめにメンテする必要が迫られるM16系列。逆にAK系列は使い勝手がよく(12歳ですら戦闘を可能にしたと言われる位)、ロワの期間中ぐらいならメンテナンスフリーで使い続けられるほど手間要らず。
狙撃銃(スナイパーライフル)
- 小銃弾を遠距離から特定の目標へ命中させる事に特化した小銃。自動化された狙撃銃は非常に高価なので、支給されるとすればボルトアクション式の単発銃。その性格上、全長が1メートル以上と運搬や白兵戦に著しく不利であり、そうした距離で決して敵と対峙しない戦い方が要求される武器である。そうした面倒を嫌う場合は、旧式小銃の中から生産誤差に優れた物の改造品を支給する事。
- 本来の目的に用いるには専門的な調整が不可欠だが、ロワではそういったリアリティ抜きで活躍するか、不適切な使用で単なる長射程の銃に成り下がるかである。
散弾銃(ショットガン)
- 粒状のペレットが詰まった散弾(ショットシェル)を発射する銃。小銃に似ているが、基本的に別物。狩猟用は単発か、銃身が2本の2連発。対人用は筒式弾倉に複数発。
- ペレットを飛散させるので単発の殺傷範囲は広いが、貫通力に劣る(替わりに壊す)。
より殺傷範囲を広げる為に銃身を切って短く(ソッドオフ)した場合、射程も短くなる。
- 対大型獣用の一ツ弾(スラッグ)は破壊力重視で、目標から離れると命中率が激減する。
- 原作で川田が使用した様に素人の参加者にも扱える大威力の武器である。
クロスボウ
- 火薬を使わない原始的な飛び道具。弩弓。「ボウガン」とも言われるが、これは和製英語かつ日本企業の商標であり外国では通じない。
普通の弓矢が腕力や技術がいるのに対し、矢をつがえさえすれば引き金を引くだけで発射できるため使用する敷居が低い。
銃器に比べ、発射時に爆発音がしない、発射する矢を毒矢にしたり、改造して石や爆弾にしたりできる、という利点がある。
合成繊維を用いたボディアーマー(いわゆる防弾チョッキ)を貫通するので、小口径の銃より殺傷力が高い場面もありえる。
一方で、構造上短い矢を使わざるを得ないので弾道が安定せず、遠距離で使った場合の命中精度に関しては若干の不安がある。
狩猟やスポーツに使われるもの。現代創作物で「ボウガン」とだけある場合にはこのタイプが主流で、ロワでも同じと見てよい。
片手で扱えるよう小型化されていたり、矢を装填しやすく弦の強度を緩めたりされているが、当然それだけ威力は犠牲になっている。
複数本の矢を同時に発射するものや、矢を自動装填する機構になっているものもあるが、そのぶん乱暴に扱うと壊れやすい。
鉄製の弦を使った、実際の戦場で主に使われていたもの。通常の弓矢よりはるかに強い矢を撃てる。
矢を籠めるのに全身の筋力を使ったり巻き上げ機を使ったりする必要があり連射には向かない。(1分に1~2発程度が限度)
そのぶん威力も射程も抜群で、盾や鎧程度なら平気で貫通して致命傷を与える。
外部リンク
最終更新:2013年03月31日 20:14