ギャルゲロワ症候群


2007年2月中旬~3月中旬あたりの約1ヶ月ほどギャルゲ・ロワイアルで発生した過疎現象(珍騒動?)の俗称である。

ギャルゲロワはアニロワラノロワ漫画ロワとは違い、登場作品・キャラクターの原作媒体がゲームであることから、参加者などのキャラを把握するためには実際に原作のゲームをプレイする必要があった。
そのため、ギャルゲロワの書き手たちはいずれ知らないキャラでSSを書く時に備え、未プレイの作品を実際に購入するなどしてキャラの把握に乗り出した。
――が、そこで事件が起こった。

なんと、ゲームをプレイしているうちに書き手たちはSSを書くことはそっちのけで原作をプレイすることに熱中してしまったのだ。
特に、ロワ参加キャラだけではなくロワ未登場のヒロインやキャラに惹かれる書き手が続出し、いつしかギャルゲロワの予約スレには予約がストップ。さらには、それが一部の読み手たちにも伝染し、ついにはギャルゲロワ関連のスレッドは(一時期ではあるが)完全な過疎状態と化した。

その様子を見た住人の一人が交流雑談所において「まるで『ひぐらし』の雛見沢症候群みたいだ」と発言をしたことがきっかけで、いつしかその現象を一部の住人は『ギャルゲロワ症候群』と呼ぶようになった。
ちなみに、交流所住人たちが解析したこの現象の進行度は以下の通りである。

L1:ロワに登場する自分の知らないキャラクターに興味を持つ
L2:そのキャラが登場する原作作品に興味を持つ
L3:興味を持った作品を実際に手に入れてプレイする
L4:プレイしているうちにロワに参加するキャラだけでなく、原作に登場するありとあらゆるキャラに興味を持つ
L5:ロワそっちのけでゲームの方にどっぷりハマってしまう

名前の元ネタは参加作品のうちのひとつ『ひぐらしのく頃に』の作中に登場する奇病"雛見沢症候群"。
進行度や症状はそれの設定を丸々パロったものである。
ちなみに、これより以前に発生し、同上の奇病をパロったものに『キャプ見沢症候群』(これについてはキャプテンの項参照)というものがあるが、本項とは一切関係は無い。

しかし、これはあくまでもパロロワの書き手・読み手ならば一度は行う『未見作品の原作内容を把握する』という行為の延長に過ぎない。
実際、ゲームをプレイし終えた書き手たちが復帰してきた3月中旬以降、ギャルゲロワは(パロロワ全体的に比較すると)スムーズな進行(時には怒号の予約・投下ラッシュ)を見せるようになった。

結論を述べると、これは1度のプレイ時間が比較的長く、作品によっては何度もプレイする必要があるギャルゲーを題材にしたロワだからこそ起こった現象とも言える。


第二次ギャルゲロワ症候群


騒動は一度だけでは終わらなかった。
現役のゲーマーを書き手、読み手問わず多く抱えるギャルゲロワに7月27日、戦慄が走る。

そう。この日はギャルゲロワ参戦作品全15作品中、ブランドとしては最多の三作が参加しているKeyの新作「リトルバスターズ!」の発売日であった。
加えて「続・殺戮のジャンゴ -地獄の賞金首-」「Bullet Butlers」「Memories off History」「リリカル♪りりっく 」「蠱惑の刻」などのエロゲー・ギャルゲーの有力タイトルが揃って発売した日でもあった。
さらにギャルゲーの類ではないものの有名作品で前日26日に発売していた「The Elder Scrolls IV : オブリビオン」の存在や、参戦作品のひとつである「永遠のアセリア」の後継作「聖なるかな」がこの翌週に発売するということが騒動に拍車をかけたようだ。

流石に最初のギャルゲロワ症候群ほどの過疎には陥らなかったものの、この後すぐ訪れた第二回定時放送後の予約合戦をコレを原因に断念する書き手が多数出現した。
だが数週間後、ゲームをプレイし終えた書き手達が戦線に復帰。週7作ほどの爆速投下で約1ヶ月後、第三放送を迎える運びとなる。



最終更新:2010年08月11日 08:13