史実のSPについて
Spähkreuzerがモデル、合計6隻が発注されたがいずれも就役はできなかった。
SpähはScout、KreuzerはCruiserであり偵察巡洋艦と訳されることが多い。
だが実態は大型駆逐艦であり一時は駆逐艦を表す「Z40」「Z41」「Z42」という記番号を与えられていた。
北大西洋で艦隊の目として使用する目的で1938年から研究が始まり、1942年1月には発注がなされ、
開戦によって得られた戦訓で持って小改良が加えられた。
改良ポイントは航続距離、装甲防護、水上機の搭載だった。
しかし1942年4月に全艦がキャンセルされた。
Spähkreuzer1 1941年2月にキール軍港、Germania造船所に発注され、起工するも空襲で損傷、1942年4月、建造中止。
Spähkreuzer2 1941年2月にキール軍港、Germania造船所に発注されるも起工せず。
Spähkreuzer3 1941年2月にキール軍港、Germania造船所に発注されるも起工せず。
Spähkreuzer4 1941年12月、エンジンだけが発注される。
Spähkreuzer5 1941年12月、エンジンだけが発注される。
Spähkreuzer6 1941年12月、エンジンだけが発注される。
満載排水量 :5713t
全長 :152,2m
全幅 :14,8m
喫水 :4,66m
武装 :15cm L/48 C/36 連装3基6門
:8,8cm L/76 C/32 連装1基2門
:3,7cm L/83 C/30 8門
:2cm L/65 C/30 8門
:53,3cm魚雷発射管 5連装2基
装甲 :水平 最大10mm
:垂直 最大18mm
機関 :3軸
:unknown Turbines 2基
:MAN 6-cyl. diesel 4基
その他性能 :機関出力(軸馬力) 92000shp
:最大速度 35,5knot(およそ65,75km/h)
:航続距離 17knotにて7000mile(およそ31,5km/hにて11270km)
最終更新:2006年06月10日 05:57