2008.2.25 千早誕生日記念


「10万再生記念写真の撮影楽しみね」
「何だか緊張して来ましたどうしましょう」
「うふふ、千早ちゃんの髪って真っ直ぐで艶々してとっても綺麗ね」
「すみません、あずささん、私なんかの髪を梳かして貰うなんて・・・」
「女の子は髪のお手入れをきちんとしないと駄目よ。素敵な女の子だったらね」
「・・・止めて下さい!私は素敵じゃないです!とても厭な子なんです!」
「あらぁ~?」
「私は、あずささんが羨ましい・・・素直で自由で思い遣りが有って誰からも愛されてる」
「私もあずささんみたいな立派で素敵な大人に成りたいです。でも無理。自分の事で精一杯で思い遣りなんか持てないし、不安ばかりで人の愛し方も分からない。一人前の歌手に成ればきっと心も成長する筈って言い聞かせてても、そんなの嘘。レッスンは逃避なんです!」
「私は・・・私は、そんな自分が恥ずかしいんです。」
「千早ちゃん、辛いのね。泣いてもいいのよ」
「わ、私は泣いてなんか・・・」
「千早ちゃん、泣く事はちっとも悪くないの。人はね、泣いて素敵に育つのよ」
「・・・は、はい」
「千早ちゃんはいい子よ。其れは私が一番良く知ってるわ」
「そんな・・・」
「あらあら、駄目よ、反論は許しません。きっと千早ちゃんは素敵な出会いと恋をするわ。そして想いを叶えるの。人生は暗闇にしか見えないかも知れない、でも、心の羅針盤はちゃんと生きる道を照らしてくれるわ」

「そして、千早ちゃんは一人じゃないのよ」
「んふふふ~ん千早おね→ちゃん、誕生日おめでとう!」
「千早ね→ちゃんおめでとう→!」
「このお握り一生懸命握ったの~本当に美味しい・・・あむっ!もぐもぐ・・・ほらっ、やっぱり美味しいお握りなの~」
「えっと、お約束の御誕生日ケーキ作っちゃいました。折角ですから食べてくださいね!」
「ささやかだけどプレゼント、雪歩と一緒に選んだんだ、御誕生日おめでとう!」
「ち、千早さん、お、おめでとうございますぅ・・・とっても綺麗な小物入れですぅ」
「探してたペルゴレージの新原典版スターバトマーテルの楽譜仕入れておいたわよ、私の誕生日期待してるからよろしーく」
「ふんっ、おめでとう!社交辞令よ社交辞令!お祝いは有難く受け取るといいわ」
「うっうー、千早さんの誕生日嬉しいですぅー、いい事沢山有ります様に!」
「ぴよちゃん、早く早くぅ→!」
「はっはい、誕生日おめでとう御座います。プレゼントは事務所に有りますから、早く帰って来てくださいね!」
「如月君、誕生日おめでとう!君には期待してるよ。誕生日パーティは楽しみにして呉れ給え」
「この携帯の動画・・・」
「そう、765プロの皆からの御誕生日祝いのメッセージよ。今晩パーティだから撮影を早く切り上げないとね。」
「みんな・・・」
「嬉し涙は宝物よ、幾ら有ってもいいものよ」
「ハッピバースデー、千早ちゃん」
「あ、有難う・・・御座います」

最終更新:2008年05月09日 06:26