幻想郷における食生活
幻想郷における食生活に関する推測です。
幻想郷は明治中期から後期にかけて外の世界と分断されたと仮定しています。
幻想郷の食生活はどのようなものでしょうか?
これには幻想郷の地理的条件を加味しないといけません。
幻想郷の地盤は妖怪の山と呼ばれる活火山によってつくられた
典型的な火山系地盤であり、水はけがよく豆などの生育に適した環境であると推測できます。
逆に米の生育にはかなり不利な条件がそろっていると考えられます。
お米はコシヒカリのような手間のかかるものは利用できなかったことでしょう。
幸い幻想郷は八百万の神々による加護を受けています。
多少の地理的条件の不利さはカバーできることでしょうが
基本的な食べ物は雑穀類が中心となるでしょう。
お米は鍋に入れて炊きあげるのではなく、雑炊として食べることがほとんどになります。
白米を炊くことは思いの外大仕事なのです。
今でこそ電気炊飯器や炊飯機能を持ったガスコンロでご飯をおいしく炊くことができますが
つい半世紀前までは、奥様が朝早く起床してご飯を竈で炊いていました。
そのあまりの過酷さは20歳で手がしわくちゃになるほどだったと言います。
採集も食糧確保には重要なことです。
森に入って木の実やキノコ類を採集します。
また小動物を狩って肉を手に入れることもあったでしょう。
ただし、それだけでは幻想郷住民の胃袋を満たすことはできません。
そこで外部からの支援が必要となるわけですが、その辺の話は幻想郷ではたらくひとたちの本編を
ご覧ください。
全体的に食糧事情は決して豊かではなく、家計に対する食費の比率を示すエンゲル係数は
かなり高い水準となります。 ただしこれは小さな政府によって公共料金が低く抑えられていることも
理由の一つと言えるでしょう。
最終更新:2008年04月22日 23:44