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ジオンの姫御子

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ジオンの姫御子

戦いという名の対話

OPERATION
O-118 赤 2-3-0 R
(自動A):このカードは、敵軍効果では、破壊されず移動しない。
(常時):《X》G以外の敵軍カード1枚のプレイを無効にし、廃棄する。その後、このカードの上にコイン1個を乗せ、このカードを敵軍配備エリアに移す。Xの値は、このカードの上にあるコインの個数+1とする。
対抗

には珍しく、少し癖のあるカウンター
ファンブルなどと同様の、場にセットするタイプのカウンターカードである。

単純なカウンターとしての性能だけを見た場合、かなり強力なカードと言える。G以外の敵軍カードであれば何でもカウンターの対象に取れる、オペレーションである事からプリベントに妨害されずにカウンターできるなど、敵軍カードを無力化する能力に関しては宇宙を統べる者に匹敵するレベルと言っても差し支えない。「場に出す事さえできれば、必ず何か1枚はカウンターできる」と考えて間違いないだろう。
Gをカウンターできなくなったのは弱体化している点と言えるが、その分自軍カードをカウンターに巻き込む危険性などは無くなったし、合計国力が2国力も下である事なども合わせて考えれば、総合的にはこちらの方が強力と言えるかもしれない。

場に置くカードであるが故に、相手にカウンターの存在がバレバレになってしまうという欠点はあるが、これは逆に相手の行動を縛るブラフとしても活用できるので、一概に弱点とは言えない部分である。むしろ、カウンターが必要無いタイミングでもロールコストの支払いに使えるなどのメリットも生んでいるため、従来のコマンドによるカウンターよりも腐り難くなっていると見るべきだろう。
破壊や移動への耐性があり、基本的にオペ割などは受け付けないため、序盤に出したら即座にオペ割で除去された、といった事が起こり難いのも嬉しいところ。

このように、カウンターとしては非常に強力かつ腐り難いという魅力的なカードではあるのだが、使用後のデメリットも強烈。このカードが相手に移ってしまうため、今度は自分がカウンターの脅威に晒される事になる。そのため、あまり早いタイミングでこのカードを使ってしまうと、終盤にこちらのキーカードを無力化されて敗北した、という事にも繋がりかねない。前述した破壊・移動効果への耐性も、敵軍へ渡ったこのカードを破壊したり取り戻したりといった行動への妨害として機能してしまうため、敵軍による利用を妨害するのは非常に難しい。

なお、敵軍がこのカードを使用した場合は自軍に帰ってくる事になり、こちらが再びカウンター効果を使える様になる。そのため、敵軍がそれを嫌がってこのカードを飼い殺しにしてくれる可能性も無いではない。しかしその場合、前述したブラフとしての使い方を自分が仕掛けられる事になってしまうし、勝負を決定付けるようなキーカードは躊躇無くカウンターされてしまうだろう。あまり安心できる要素とは言えない。

こうしたデメリットを鑑みると、このカードは「序盤にセットして、互いにどんどんカウンターし合う」という運用よりも、「こちらがキーカードをプレイし終わった後に、場を磐石にするために使う」方が向いているだろう。
例えば、全体除去やフィニッシャーのプレイを済ませ、後はゆっくりと敵軍本国を削っていけば勝てるといった状況においては、相手がカウンターを手にしたからといってそれほど大きな脅威にはならない。相手から見て「カウンターすべきカード」は既にプレイが終わっており、このカードでそれらを妨害する事はできないからだ。そのため、「相手にカウンターをプレゼントしてしまう」という欠点は無力化して、「カード種やプリベントを問わない万能カウンター」というこのカードの利点を最大限に活かせるだろう。魂の輝きジ・オ15th》といった、フィニッシャーへの妨害をカウンターしてやれば、グッと勝ちに近付けるはずだ。

プレイに必要なコストこそ低いものの、終盤に使ってこそパワーを発揮するという、一風変わったデザインであると言えるだろう。

  • コストにが付いていないテキストのプレイは、1ターンに1回まで。テキストをプレイし、効果を解決し、このカードが敵軍配備エリアに移動したとしても、敵軍プレイヤーはそのターンの間はテキストをプレイする事ができない。

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