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抱擁

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抱擁

果てなき運命/エクステンションブースター3

COMMAND
C-95 青 3-5-0 R
プリベント(7)
(配備フェイズ):自軍本国を15回復する。

の大回復カード。
ガンダムウォーというゲームは、だいたい30点前後のライフをやり取りするゲームであるため、単純計算でライフを1.5倍にするカードだと言える。

このカードが収録された「果てなき運命」発売までは、決戦前夜が最もポピュラーな青い回復カードだった。
決戦前夜はデメリットを内包した効果であったため、1国力重くても十分な回復量を持ちつつ、使い易さで遥かに勝るこのカードが注目されたのは当然だと言える。
従来の青中速は4国力帯を重視するデッキであったが、Zガンダム(ハイパー・メガランチャー装備)カミーユ・ビダン14th》といった強力な5国力カードが同時に収録された事もあって、青中速というアーキタイプ自体が重めに移行するきっかけとなった。

プリベント(7)と過剰な値を持っているが、多くの系デッキも最終的にダメージレースをするデッキなので、意外と効果的な場面は多い。
特に前述の決戦前夜が持っていたのはプリベント(3)と、作戦の看破逆襲のシャアでも十分射程内となる値しか持っていなかった事もあり、このカードの確実性の象徴としてしばしば取り上げられる。
なお、プリベントを無視する宇宙を統べる者に対しても、このカードが敵軍配備フェイズにもプレイできる事を利用して、敵軍カードのプレイにカットインするというテクニックがある。
カウンターされたとしても、敵軍カードを巻き込んで事実上の1対2交換がとれる。

発売以後かなりの期間、「青中速のメインデッキに3枚積みは必須」と言う扱いをされてきた。
その後エースの奮闘の登場によって地位が揺らぎ、Zガンダム3号機EB1》の登場によりいわゆる「基本カード」としての地位は完全に失った。
しかし、だからと言ってこのカードの価値が無くなったなどという事は無く、瞬間的な回復量の大きさには根強い人気がある。また、結婚式コンボさせる場合には、このカードは最も優秀な一枚である。
しっかり選択肢の一つとして残っているという事は、このカードがこれ以降の回復カードデザインの基本になっていると言え、同時に上記2種類がカードデザイン的な成功を収めているとも言える。

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