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身勝手な懇願

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身勝手な懇願

機動戦士ZガンダムTHE Movie / エクステンションブースター3

COMMAND
C-6 紫 0-4-0 R
プリベント(9)
(攻撃ステップ):全てのユニットを本来の持ち主の配備エリアに移す。


テキスト自体は単純ながらも、様々な使い方ができるコマンド。
指定国力が0であることから、合計国力さえ足りていればどんなデッキでも使用する事ができる。

最もポピュラーな使い方としては、敵軍が攻撃に出撃した後に配備エリアに押し戻すことで、敵軍の攻撃を1ターン防ぐ使い方が挙げられる。
敵軍ユニットがそのままの状態(攻撃に出た直後なので、大抵の場合はリロール状態)で帰るため返しのターンでの反撃を狙いにくい、クロスボーン・ガンダムX110th》などのテキストを使用させてから無力化することができない、光の翼血の宿命といったカードに対応できないなど、一時休戦と比べると幾らか劣化する部分も見受けられるが、全色で使えることを考えれば妥当な性能だろう。
他にも、移動効果への耐性を持った敵軍ユニットは押し戻せないという難点もあるが、これは戦闘エリアでそのユニットを孤立させて迎撃するという活用法もあるので、一概に弱点とも言い切れない部分である。
逆に、自軍の攻撃後にガンダムF91(ハリソン機)が降って来た場合に、自軍部隊を避難させたりといった用途にも使えるため、自軍ターンでも使い道はある。

また、ユニットを本来の持ち主の配備エリアに移す事から、転向ジ・オ15th》等の、ユニットを奪うカードに対してのメタカードとしても機能する。
転向に対するオペ割、ジ・オに対するユニット除去の様に、それぞれに合った対応策を考えなくとも、これ1枚で全ての自軍ユニットを取り戻せるため、メタカードとしては非常に使いやすい。敵軍攻撃ステップに使用する事で、前述した擬似一時休戦としての効果と併用できるのもポイント。
また、プリベントの値が非常に高く、指定国力が0である事から内憂外患が無効であるなど、赤に対しても比較的安心して使用できるのも嬉しい。
ただし、こちらがユニットを奪うカードを使用している場合は、そのユニットを返却する羽目になってしまうことには注意しておきたい。デメリットのあるセットカードをセットしてから敵軍に返却するといった使い方もできないことは無いが、大抵の強奪カードには自前で返却テキストが付いているので、わざわざこのカードを使う意味はあまり無いだろう。
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