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givensとやらになっても俺は俺のままなんだろ?と聞くとaramは「半分はその通りです。しかし全く別人になってしまうとも言えます。」と答えになっていないような事を言った。
混乱している俺を前にaramは話を続ける。


「そのことをお話する前にあなたに継承された奇跡についてお話しましょう。
奇跡と言ってもそれほど多くの事ができるようになるわけではありません。」
「あなたに継承された奇跡、それは生命を蘇らせる魔法『Resurrection』、天候を自由に操る魔法『Manipurate Weather』、限界を超えたエンチャントを行う魔法『Artifact』、尽きることのないMagica『Gates』そして歴代givensの記憶『history』この5つのみです。」

十分すぎるほど十分じゃないか・・・と言おうとする俺を制してaramは続ける。

「これらの奇跡は奇跡でありながらそれぞれ大きな欠点を抱えています。
Resurrectionは人に限らず動物や植物に対して有効ですが、蘇生を受けたものか術者の半分の寿命が消費されると考えられています。
また、老衰で命を失ったものは蘇生することができません。
外傷や魔法、病気によって命を失ったものは蘇生することができますが、遺体が腐敗していたり致命的な傷や病がある状態では蘇生しても直後に死亡してしまいます。
遺体が腐敗していなくても死後おおよそ50日経過すると蘇生できなくなります。
更に半分の寿命を消費しているため、蘇生後数日で本来の寿命を向かえ死亡することもあります。」

つまりは老衰以外で死亡しつつ、致命的な障害を負っていない遺体があるなら寿命が半分になるけど蘇生はできると・・・確かにあまり使えなそうだな。
「術者の寿命ってのは?」
「それについてははっきりとしたことは分かりません。過去その魔法を使ったgivensは1人しかいませんので。ですが、そのgivensは250歳を超える老エルフの命を救った後、28歳で老衰のため死亡しています。
彼の残りの寿命の半分を費やし28歳で亡くなったのか、老エルフの残りの寿命分の年月を彼が失ったのかは定かではありませんが、恐らく後者だと思います。」

「まぁ、自分の命を賭けて実験する物好きもそうはいないだろうけどな。
他は?」

「Manipurate Weatherは効果の範囲と持続期間を決めることはできません。
使えば必ず効果はありますが、その範囲がどれほどのものか、何日、何ヶ月、何年効果が続くのかは定かではありません。
KynarethやMaraと呼ばれるようになったgivensはかなり正確に操作できたようですが、感覚的なものであったらしくhistoryからでは習得することができません。

Artifactはその発露にマジカではなく寿命を使うものだと考えられています。
はっきりとどれほど寿命を消費するかは分かっていませんが、過去Artifactを多く使用してきたgivensは一人の例外も無く早逝しています。
最も多くのartifactを作成した私の4代前のgivenはHighElfでしたが32歳になる前に老衰で亡くなっています。

Gatesは絶え間なく沸き続ける泉のようにマジカを補給し続けますが、時として突然その供給が途絶える場合があります。
過去にはGatesを頼りに極大破壊魔法を駆使して戦場を駆けたgivenは戦の最中突如閉じたGatesのために魔法が使えなくなり死亡しました。
大変大きな力ですが、過信すると大きな損失を受ける、そのような類のものだと思います。」

どれも欠陥だらけだな。

「そして問題のhistoryですが・・・」
少し考え込んでからaramは口を開いた。