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【血族】つばき
ツバキの花は花びらが個々に散るのではなく、萼の部分から丸ごと落ちる。それが首が落ちる様子を連想させるとして武士はツバキを嫌った、というのは明治時代以降の流言であり、実際には江戸時代には大々的に品種改良が進められていたというのが真相である。(wikipediaより) 一代が家系と関係なく「成立してしまった」以上、家という枠組みに拘る必要のなかった開眼者ツバキは、永持家から離反。開眼した自分も花と同じく時間とともに萎れてしまう。能力者として完結した脳髄を代ごとに譲り受けさせることでそれを永らえさせようとする。それを表わすかのように彼女は自分の名を姓にし、子孫らもツバキと名乗らせた(で、その血筋でキリエや舞が出てくる、と)。 ちなみにこの脳髄というのが、のちに魔術師たちに予見者の眼(ビジョンズ)と呼ばれる魔術礼装。予言でも預言でもなく予見なのは、それぞれ予言(予測した内容を言ってなければならない)/預言(予測した内容を人々に伝えてなければならない)という意味で、ビジョンズは「ラプラスの悪魔的な決定論から弾き出された情報を、破壊という一つの行為をナビゲートするためだけの行動に絞って知るための変換装置」なので、知りえた未来予知は前者二つのようには使わない(というより使えない)。 予言または預言という、宗教には必須の壮大な能力に名を似せた上でただ知ることというグレードの落ちる意味を使うことで、名前が機能をよく表わしてると思う。うん。 これに白い椿しか好まない椿姫マルグリッド(白→雪)を掛けたのがツバキ家の話の基本骨子。伝奇臭プンプンで我ながらほれぼれ(笑)。 旧家の隠れ里、里森ではツバキ家の他ヒムロ家もあった。キリエ側とは別に現在の氷室憑きであるレイクもここと関係がある以上、キリエ側とレイク側がここで繋がってくる。
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