小学生でもよく分かる「太平洋戦争の原因」

‐この文書は、こちらを引用元としています。


以下引用文


太平洋戦争の原因

それではやっと太平洋戦争の原因、日本とアメリカが何故戦争になったかの説明にまいりましょう。

最初、日本君は中国君とケンカ(戦争)をしていました。原因はほんの小さいことだったのですが、
殴り合いのケンカになってしまって両方とも引けなくなり、両方共にへとへとになっていました。

そんな中で遠く離れたヨーロッパでは、ドイツ君・イタリア君グループと
イギリス君・フランス君グループとで大ゲンカ(第二次世界大戦)が始まってしまいました。
アメリカ君はイギリス君達と仲がよかったので応援していましたが、直接殴られない限りは参加しない考えだったので、
ケンカ(戦争)にはまだ加わっていませんでした。

しばらくするとフランス君やオランダ君達がドイツ君に降参してしまいました。
これをチャンスだと思ったのが日本君。戦争は壊し合いなので色々物が必用です。
とくに石油は重要で、当時アメリカ君から買っていましたが中国君との戦争が長く続いたので足りなくなって来ていました。

そして当時、東南アジアにはフランス君が仏印(ベトナム)、
オランダ君が蘭印(インドネシア)の植民地を持っていました。蘭印には石油などの資源がたくさん取れます。
そこで日本君はドイツ君イタリア君と同盟(日独伊三国同盟)結び、蘭印を占領するためにその途中にある仏印に侵攻しました。

                    • 、それは泥棒です!

これに怒ったのがアメリカ君。もともとヨーロッパの状況を心配していた上に、
戦争をアジアに飛び火させる気かと言うわけです。
そこで日本君の行動を同じように怒っていた
イギリス君・中国君・オランダ君と一緒に日本君と絶交(ABCD包囲陣)。石油も売ってやらないと宣言しました。

これに困ってしまったのが日本君。アメリカ君と交渉して何とか石油を売ってもらおうとするも、
軍隊を引いて平和条約を結べと言う要求が出るばかり。日本君は意地と面子に掛けてそんなことは出来ません。
そんな中でドイツ君が今度はソ連君ともケンカ(戦争を)を開始。
調子よくケンカを進めていきます。実はソ連君はアメリカ君・イギリス君達とも仲が悪かったのですが、
こうなってはそうも言ってられません。敵の敵は味方です。一緒にドイツ君と戦うことになりました。

結局、日本君とアメリカ君の話し合いはまとまらず、そんな事をしている内にも日本君の石油備蓄は減るばかり。
そこでついに日本君は石油が無くならないうちにアメリカ君と戦うことを決意。奇襲攻撃(真珠湾攻撃)で
日本君とアメリカ君は殴り合いのケンカ(太平洋戦争)を始め、自動的にアメリカ君はドイツ君とも戦うことになり、
第二次世界大戦は佳境に入ったのでありました。

だいたいこんな感じです。日本がアメリカと戦争をした原因を「アジアの植民地解放の為」とか
「民族の存亡を掛けて」とか「アメリカに追いつめられて」とか言っている人もありますが、
それは当時の日本政府が言っていた言い訳をそのまま信じた誤解なんで、実際の所はこんなものです。

泥棒はやってはいけません。相手を完全に怒らせて戦争になります。

そんなわけで日本君はドイツ君と一緒にこの大ゲンカで、
主にアメリカ君にボッコボコにされて負け(敗戦)ました。そしてその後、
日本国憲法 第9条第1項
「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、
武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」
と言うことを決めました。要するに殴り合いのケンカ(戦争)を
二度としないと言うことを、未来に向かって決めたので有りました。


えっ、日本が中国と戦争をしていた理由がよく分からないって?。
その辺は日本の国内問題が複雑に絡んでいるので、また別の機会に説明する事にします。・・・・、すみませんm(._.)m、
本当はただいま研究中でまとまって無くて、
今の所おじさんお兄さんには説明が無理なので勘弁してください。m(_._)m。
いやぁー、ようやっと見えては来ているのですが、この内容を小学生に分かりやすくと言うのはそれこそ無謀です。


戦争の無くしかた

これは難しい問題ですね。ちょっと考えれば分かりますがケンカをなくすことは難しいのは分かるでしょう。
なにせ世の中には色んな人がいて色んな考えがあります。当然、その考えがぶつかることもありケンカになります。
自分は全くケンカをする気が無くとも、相手がする気ならケンカになる。
殴られても殴り返さないというのは無理でしょう。ケンカの延長線上にある戦争も同じです。

ただ重要なことはケンカは相手があってすることだと言う点です。ケンカをする前に、
いやケンカをしている最中にも、相手の立場に立って物事を考えてみる事ですね。
自分の考えだけを主張していてはいけません。そうして互いに相手の立場を尊重し、
話し合って考え方を歩み寄っていけばケンカはかなり減らせる。

ついでに言えば、この相手の立場で考えず、自分の考えの主張だけをしている人ほどケンカを起こしやすいです。
自分の考えが受け入れられないと簡単に「相手にわが意思を強要するために行う力の行使」をやろうとする。
こんな人もいるから自分がいくらケンカをする気が無くともケンカになるときはなるのですが。

それにこんな言葉もあります。
「敵を知り、己を知らば百戦危うからず」
これは2000年以上前の中国の孫子と言う人の有名な言葉ですが、
つまり相手の事をよく知って、自分の事もよく知れば戦っても勝てると言う意味です。
「相手の立場で考える」と言うことは、相手のことを知り、
相手から見えている自分の事を知る為に非常に有効な手段です。これが出来ていると戦いに非常に強くなります。

考えてみれば、私が研究している太平洋戦争前中期の日本は、
この「相手の立場で考える」事が全然出来ていないのですよ。
資料を読んでいても頭が痛くなるくらいに。ひたすら独りよがりの考え方で事を進めている。
これが出来ていれば負けなかった、そもそも戦争にもならなかったと思うのですが。

結局ですね、ケンカをするって言うのは「想像力」が足りないのですよ。
「相手がどう考えて居るか?」、「これをやったらどうなるか?」などは
想像力が無いと正確に考えることが出来ません。想像力を高めるにはどうすれば良いかというと、
色んな事を学ぶ事ですね。知識が無いと想像力することが出来ません。特に歴史の勉強は大切です。
歴史は昔の人が何をやってどうなったかの記録ですから、色んな意味で学ぶところが多いです。
ただその為には正確な歴史を学ぶ必要が有りますが。

私に言えるのはこんな所でしょうか。とにかく戦争はしてはいけません。
戦争を生で体験した人の話を聞くと、ほとんどが二度とごめんだと言います。
ただ人が昔の事を忘れるように、国も世代が変わると忘れてしまい、
また愚かなことを始めてしまうのは困った物。しっかり伝えていかなければなりません。

以上。




※ネトウヨのブログ管理人による注記

残念ですが、自分自身の文章で、
「自分は全くケンカをする気が無くとも、相手がする気ならケンカになる。 」
と認めているにも関わらず、全体的に
こちらから仕掛けなければ戦争にならないという結論になってしまっています。

孫子についての解釈も根本的に疑問があり、
そもそも論として、「彼を知り~」は、魏武注孫子「謀攻」編に出てくる文書です。
孫子は、彼我の戦力バランスを計測するための項目を5つあげた上で、
彼我の戦力をよく検討し、その上で勝利せよ書いています。
相手の立場でものを考えるという平和的な文書ではなく冷徹な戦争論です。

また、太平洋戦争は日本を泥棒呼ばわりして終わっていますが、
そもそも論としてなぜアジアに欧州の植民地国家が存在したのかを
理解していないと思われます。
さらに、アメリカと日本・ドイツが戦うことで得をしたのは
ソビエトであり、ソビエトは「資本主義国同士が戦争を開始してから
参戦する」という哲学に基づいて行動していました。
日本を挑発したハル・ノートも原案は共産主義者が起草しています。
日中の戦争についても原因は明らかであり、
小学生に良く分かるとしながら、筆者が戦争論について
多くの誤解をしているのは残念なことです。
最終更新:2008年06月21日 16:20
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