アニメ

ここでは『ケロロ軍曹』のテレビアニメ版について解説する。


概要

テレビ東京開局40周年記念作品。2004年4月3日から2011年4月2日(関東地域では4月3日深夜)までテレビ東京系列で放送された。
その後、2011年4月5日から『ケロロ軍曹アンコール!』と題した再放送がされている。
製作はテレビ東京・NAS(日本アドシステムズ)・サンライズ。

原作同様、一話完結型である。
放送6年目までは1話あたり30分の放送で、15分ずつ2つのストーリーを放送する場合と、30分すべてを使って1つのストーリーを放送する場合がある。
放送7年目は1話あたり15分の放送に短縮され、テレビ東京(関東地域)のみ日曜深夜に『ケロロ軍曹乙』が放送開始された。

3本以上立てのストーリーがいくつか存在する。
第74話は15本、第196話および第293話は13本、第255話は3本立て、第351話は22本立てであった。

テレビ東京系列では放送4年目まで1年ごとに放送時間の移動があった。
これにより、1年ごとに1stシーズン、2ndシーズン、……と区別されている。シーズンごとの特徴も見られる。

シーズンごとの概要

1stシーズン
2004年度、第1話 - 第51話(全51話)
2本立ての話数:37話、1本立ての話数:14話
放送初期は原作同様、はぐれていたケロロ小隊の仲間と徐々に再会するという形式であった。
なお、ギロロとモアの初登場順が原作とアニメで逆になっている。
ドロロの登場について、原作では非常に遅かったが、アニメでは比較的早く登場している。
シーズン後半より、アニメオリジナルの話が少しずつ増えるようになった。
初のオリジナル話は第23話であるが、第12話Aパートも内容はほぼオリジナルである。
原作に基づいた話でも、アニメオリジナルの部分があったり、原作と設定を変えたりしているものがある。
第48話において、全話中最高視聴率を記録(6.7%、ビデオリサーチ関東地区調べ)。
2ndシーズン
2005年度、第52話 - 第103話(全52話)
2本立ての話数:37話、1本立ての話数:15話(第74話は1本立てとみなす)
唯一、全52話の放送となったシーズンである。
1stシーズンの最後で各隊員がバラバラになり、最終的に再び全員が終結するというストーリーが第55話Aパートまで放送された。
これは、放送時間移動に伴う初見の視聴者へのキャラクター紹介を兼ねているものと思われる。
1stシーズンで原作のストーリーをほぼすべて放送したことにより、この頃からアニメオリジナルストーリーの割合が増えた。
また、世間の認知度が高まったのもこの頃からであり、同時期に放送されたテレビドラマ『電車男』で本作のグッズが登場したことも深くかかわっている。
初の劇場版の製作も決定され、2006年3月11日にロードショーされた。
3rdシーズン
2006年度、第104話 - 第154話(全51話)
2本立ての話数:35話、1本立ての話数:16話
テレビ東京系列では、総じて視聴率の低かった「アニメ530」の第1枠へ放送時間が移動。本作も視聴率が低下した。
これの影響なのか、本シーズンの前期(4月 - 9月)において、「あと半年で地球を侵略できなかったら撤退せよ」と
ケロン軍からノルマを突きつけられる形で放送終了を思わせるような動きがあった。
本当に放送終了が予定されていたのかどうかは不明だが、結局10月以降も放送され、1年間の放送を終えることができた。
なお、同時期にこの枠の他の曜日で放送されていたアニメは最長9ヶ月で終了した。1年間の放送ができたのは本作だけである。
2007年3月17日には劇場版第2作がロードショーされた。
4thシーズン
2007年度、第155話 - 第205話(全51話)
2本立ての話数:34話、1本立ての話数:17話(第196話は1本立てとみなす)
テレビ東京系列での放送時間は1stシーズンの時間へ復帰。
雑誌『ケロロランド』に投稿された読者オリジナルのケロン人がアニメ本編に登場するようになった。
そのうち「ジョリリ」はケロロの幼年期(ちびケロ)をメインとしたストーリーでよく登場し、その後も7thシーズンまで登場した。
その他はケロロ小隊の脅威「シュララ軍団」の団員として登場した。
また、ちびケロをメインとしたストーリーはこの頃から多くなり、それらは劇場版第2作の同時上映『ちびケロ ケロボールの秘密!?』同様フル3DCGで製作されている。
第168話の放送により、アニメ『犬夜叉』の全167話を超え、サンライズ製作の単一タイトルでの作品として最も話数の多い作品となった。
2008年3月1日には劇場版第3作がロードショーされた。
5thシーズン
2008年度、第206話 - 第256話(全51話)
2本立ての話数:34話、1本立ての話数:16話、3本立ての話数:1話
テレビ東京系列では初めて放送時間の移動なしに新シーズンを迎えた。
劇場版第3作の同時上映『武者ケロ お披露目!戦国ラン星(スター)大バトル!!』の続きとして、「武者ケロ」のストーリーが
不定期で展開された(全6話:第211話・第219話・第231話・第237話・第249話・第250話)。
2009年3月7日に劇場版第4作がロードショーされた。
6thシーズン
2009年度、第257話 - 第307話(全51話)
2本立ての話数:38話、1本立ての話数:13話(第293話は1本立てとみなす)
再び放送時間の移動なしに新シーズンを迎えた。
ケロロ小隊がケロン星を出発してから地球に到着するまでを描いたストーリー(ケロゼロ)が不定期で展開された。
第260話Aパート・第260話Bパート・第268話・第277話Aパート・第277話Bパート・第282話Bパート・
第287話Bパート・第290話Bパート・第303話が該当し、第305話でもケロゼロで登場したカトヤマ・キコ曹長と
彼女がよく話題にしていたノビビが登場している。
2010年2月27日に劇場版第5作がロードショーされた。
7thシーズン
2010年度、第308話 - 第357話(全50話) ※『ケロロ軍曹乙』は第308話 - 第358話(全51話)
2本立ての本数:49話(『ケロロ軍曹乙』では50話)、1本立ての本数:1話(第351話は2本立てとみなす)
最終シーズン。放送時間が15分に短縮され、テレビ東京のみ『ケロロ軍曹乙』が放送開始された。
『ケロロ軍曹乙』では土曜朝に放送された内容をAパートとし、Bパートに新たな内容を加えて放送している。
このため、「30分で1本立て」というストーリーは本シーズンに存在しない(唯一の例外は土曜朝の最終回拡大放送)。
また、テレビ東京以外のネット局ではAパートしか見られないという状態になった。
しかし、一部にはBパートがAパートの続きになっていたり、Aパートの真相がBパートで語られていたりするストーリーが存在している。

再放送『ケロロ軍曹アンコール!』

2011年4月5日から2012年9月25日まで『ケロロ軍曹アンコール!』と題した再放送が行われた。
初めの1年間(2011年4月5日 - 2012年3月27日、2012年1月3日は放送休止)は、7thシーズンの『ケロロ軍曹乙』が再放送された。
これにより、テレビ東京以外の系列局においては『ケロロ軍曹乙』でしか見られなかったBパートが初めて放送されることになった。
それ以降の半年間(2012年4月3日 - 2012年9月25日)は1stシーズンの第1話から第26話までが再放送された。

関連項目

サブタイトル関連

主題歌関連

キャスト

スタッフ

放送フォーマット

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最終更新:2012年09月25日 20:41