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明らかなLOVELOVEもぇもぇノリの受と攻とは言い難い、
でもとてもステキ関係の二人のステキ電波です。
人外ぽそぅだったり、恋人関係じゃなかったり。



187 :風と木の名無しさん :2005/12/15(木) 14:04:00 ID:JafR+nL/
「僕の体に触るのをやめてください」
「どうして?」
「貴方が触ると僕は枯れますから」
「成程。君が枯れるのは困る」
「しかし」
「なんだね」
「僕はどこかしらに貴方がないと不安です」
「奇遇だね。僕もそうだ。」
「どうすればいいのでしょう」
「ここに一つ妙案がある。」
「教えてください」
「体以外のところで触れあえば良い」
「…ああ、貴方ってとっても素晴らしい!」



226 名前:風と木の名無しさん[sage 良いスレだな~。
圧縮で落ちなくてヨカッタ] 投稿日:03/07/02(水) 16:38 ID:zpyzwjMx
A「さびしいさびしい」
B「こんにちはAさん。おや、どうしたのですか」
A「うなぎの蒲焼以外の調理法が思いつかなくてさびしいさびしい」
B「元気をだしてください。私が池へ帰れば全て解決するのです」
A「さびしいさびしい。それはさびしい」
B「嬉しいな。ありがとうAさん」
A「行っては駄目だ。君は俺のものだから」
B「その内おいしい蒲焼として再会しましょう」
A「大宇宙の一粒の砂のごとき。君がそうして全てを背負うのに何の意味があろう。
 俺がさびしいのに君は砂の上の何ミクロンかの細胞の塊どもを選ぶのか」
B「さびしい気持ちは私への無限の広がりとその愚かな煙草の灰に過ぎないのです。
 丸い三色の円の中に細胞どもの両手で数えて余る程の欲望がひしめいています。
 私があなたのために池へ帰らないことほど無意味なことはないのです」
A「さびしいさびしい」
B「とても昔の話です。全て忘れてしまいなさい」
A「君を全部飲み込んでやる」
B「あいしています」



305 :風と木の名無しさん :2006/03/26(日) 00:43:58 ID:i2GAhE2U
受1「赤い星が見える」
受2「火星だね。愛には不向きな場所だよ」
受1「とてもきれいな赤じゃないか」
受2「石と砂しかない。ひどく寒い。赤い砂漠は血も凍るほど寒いよ」
受1「攻が歩けば赤い砂も薔薇の花びらになるさ。俺は攻の隣で赤い花びらを一緒に蹴り上げて遊ぶんだ」
受2「砂漠には蠍がいっぱいいるのにかい」
受1「攻のキスときたら蠍の火みたいに熱いんだから問題ないさ」
受2「ああ、問題ないね」
受1「おや、君は泣いてるね」
受2「蠍に刺された時のことを思い出していたんだ。攻は僕の胸の穴に赤い砂をぎゅうぎゅうと詰めてね」
受1「ぎゅうぎゅう」
受2「凍える唇で愛を誓って、ダイヤの指輪で蓋をしたよ。見る?」
受1「本当だ。攻のてのひらに刺さった欠片とおんなじ赤色だね。」
受2「そうだよ、おんなじだよ」
受1「じゃあ俺は蠍の穴に赤い花びらを入れていっぱいにしてもらおう。ぱりぱりに凍った小さな花びらを詰めてもらって攻の右の耳のダイヤをもらおう。」
受2「ああ、そうするといいよ。ねえ、実は攻はもう、あそこにいるんだろう?」
受1「さようなら、君を火星に連れて行けなくてごめんよ」
受2「さようなら、火星で君を刺すだろう蠍によろしく」

603 :風と木の名無しさん :2006/10/04(水) 22:58:53 ID:mmoG8d490
「君の心が欲しい」
「どういう意味だ」
「そのままの意味。君の心をコレクションに加えたい」
「身体は?」
「それは飽きたから明日の午後に展示室へ移動」
「へえ、あれだけ泣き喚いて手に入れたのに?」
「さすがに毎日だとね。だから一旦忘れることにしたんだ」
「飽きたんならさっさと捨てろよ」
「捨てないよ。忘れた頃にまた出してくるんだから」
「いつもそう言って、展示したことすら忘れた物がいくつある?」
「あれ、おかしいな。てっきり君は喜ぶと思ってたんだけど」
「うるさい」
「寂しいの?」
「うるさい。その手を離せ」
「僕が愛しているのは君だけだよ」
「俺はお前が大嫌いだ」
「ああ、やっぱり君の心は素敵。一欠片でいいから貰えない?」
「嫌だね。これ以上お前を喜ばすのはうんざりだ」
「しょうがないな。ねえ、展示室へ行こうよ」
「明日の午後じゃなかったのか?」
「違うよ。綺麗な砂が手に入ったから眺めたいだけ」
「すぐに飽きる癖に」
「手を繋いで一緒に見よう」


630 名前:風と木の名無しさん[sage] 投稿日:03/12/30(火) 11:26 ID:YBxqtrS4
攻「おまえの指先は真珠貝のようだ」
受「雲が速い、風が速い、波が速い」
攻「おまえの首筋は月長石のようだ」
受「もうすぐ硫酸の雨が来る」
攻「おまえの唇は鋼のようだ」
受「きみはすぐに、ここから去らなければならない」
攻「おまえの体は冷たい、鉱物みたいに冷たい」
受「そんなこと、きみは最初から知っていただろう」
攻「俺の熱をやろう、血をやろう、何もかもやろう」
受「それが無益だってことも、知っているだろう」
攻「一緒に来てくれ、こんな不毛の星から逃げて、俺の故郷へ」
受「僕がここから動けないことも、とっくに知っているくせに」
攻「おまえは硫酸の海の淵にいる。もうすぐ、いなくなってしまう」
受「そうだ、もうすぐ硫酸の嵐が来る。何もかも、なくなってしまう」
攻「どうか、頼むから、一緒に来てくれ」
受「バカだね、きみは。涙を流すなんてバカな生き物だね」
攻「おまえは残酷だ」
受「そう、それでいい。信じがたく残酷な生き物が宇宙の片隅に一匹存在した、それでいい」
攻「愛している」
受「さあ、もう行ったほうがいい、時間が無い。暗い雲がこんなに増えて、もう風がとまった」
攻「おまえをここから連れ出したかった。ずっと生きていて欲しかった」
受「さようなら、温かいきみ。どうか元気で。僕はきみに、ずっと生きていて欲しい」
攻「おまえの体に、この熱を分けてやりたかった」
受「きみは震えるほど熱かった。蕩かされて何か別のものになってしまいそうに熱かった。
  きみに一つ約束をしようか。雨が止んで、きみがまたいつかここに来たら、
  きみの瞳のような、きみの教えてくれた地球の空の色のような、青い、青い羊歯の花が、
  ひとつだけ天を向いて、必ずここに咲いているから」


3-595 1  :2006/10/04(水) 01:42:13 ID:RiMZN1yf0

9/30(土) 11:37 090-××××-×××× メッセージ1件
『もしもーし、A? 仕事お疲れさま。実は凄く大事なお話があります。できれば電話してほしいなー』

A「もしもし、B?」
B『あ、A。お疲れ。ごめんね電話させて。忙しい?』
A「まあな。今、昼休憩。で、話って何だ?」
B『うん。実はAに大事な話があるんだ。落ち着いて聞いて』
A「何だよ」
B『実は俺、ある遠い惑星からやって来た異星人なんだ』
A「…………」
B『あ、惑星の名前を明かすのは禁止事項だから言えないんだけど』
A「……悪い、切るぞ」
B『わー待って待って! 五分。五分でいいから話を聞いて!』
A「明日はそっちに行けると思うんだけど、そのときじゃ駄目か?」
B『……。今じゃないと駄目』
A「……まあ、昨日は俺が悪かったし……じゃあ、五分だけな」
B『ありがと! じゃあ話を進めるけど、なぜ異星人である俺が地球にいるのかわかる?』
A「さあ……地球のチーズケーキを独占しに来たのか?」
B『うーん、確かにチーズケーキは美味しいけど……でもそんなことしたら独占禁止法違反だよ』
A「意味が違うだろ。……じゃあスタンダードに地球侵略が目的か?」
B『まっさかー。キヨドル星系連合じゃあるまいし』
A「……その連合とやらが何かは訊かないことにする」
B『うちの惑星の人たちは、全体的に暢気で、お気楽で、楽観的。争い事は好みません』
A「まんまお前だな」

3-596 2 :2006/10/04(水) 01:42:59 ID:RiMZN1yf0

B『でもうちの惑星、ここ最近人口は激減するわ陸地は溶け出すわでさあ大変』
A「お前が言うとあまり大変そうに聞こえない」
B『そしたらうちと生体構造が酷似してて、環境も似てる惑星があるって情報提供があって』
A「情報提供ってどこからだよ。……で、その似てる惑星ってのが地球?」
B『ピンポーン! で、政府主導の元、何割かの住民が試験的に地球に移住してきたってわけ』
A「なるほど。異星人ね。道理でBは日頃から妙な言動が多いわけだな。納得した」
B『妙とか言うなよー。俺はかなり地球に適応出来てる方なんだからね』
A「へえ」
B『あ、信じてない。本当だよ? 周りの中じゃ、俺が一番ゆで卵を上手に作れるんだから』
A「前に卵茹ですぎて悲惨なことになったお前が?」
B『それから、チーズケーキの美味しい店を教えて皆に感謝された』
A「お前、本当にチーズケーキ好きだな」
B『毎年一番最初にしもやけになるの俺だし』
A「慣れろよ」
B『とにかく、俺は異星人なわけ』
A「そうか。……つまり、お前は自分が異星人だとカミングアウトしたかったのか?」
B『うん。……あー良かった。さすがにAでも唐突過ぎて信じてくれないかなって心配してたんだ』
A「信じるっていうか……ああ、それより、こっちこそ昨日はごめんな、急に予定キャンセルして」
B『いいよ。Aの仕事が忙しいの知ってるし。会えなかったのは残念だけど、今日電話で話せて良かったよ』
A「ん。じゃあ、明日は必ず行くから……」
B『あ、待って待って。ごめん、あともう一つだけ。それで話はお終いだから聞いて』
A「何だ?」
B『俺さ、帰らなくちゃいけなくなったんだ』
A「どこに?」
B『母星に』

3-597 3 :2006/10/04(水) 01:44:31 ID:RiMZN1yf0

A「へえ。里帰りか。で、地球に戻ってくるのはいつだ? 明日は部屋に居てくれないと困る」
B『……もう戻れない』
A「はあ?」
B『移民管理局から通達が来たんだ。母星へ帰還しろって』
A「……話が見えない。どこから何が来たって? B、お前旅行にでも行くのか?」
B『だから、母星に帰るんだ。もう戻って来られない。……Aにも、もう会えない』
A「……何だそれ。お前、まさか俺にもう会わないとか言うために、わざわざ異星人とかいう凝った作り話を」
B『作り話じゃないよ。いくら俺でも、わざわざAに電話させてまでこんな話しない」
A「でも、いきなりそんな話」
B『本当なんだ。本当に、移民管理局から通達が』
A「待て待て……ああ、その何とか星が本当にあったとして……移住してきたんじゃなかったのか?」
B『そうだよ。今も、何十人もの同胞が地球人に紛れて平和に暮らしてる。でも、俺は帰らなきゃならない』
A「だから何で」
B『俺が好きになったのが、男の人だったから』
A「…………何だって?」
B『さっき、人口が激減してるって言ったよね。だから、移民の第一目的は血を絶やさないことなんだ。
  地球人としてでもいいから、自分たちの子孫を未来に残すために』
A「…………」
B『だから、俺は失格』
A「…………」
B『長い間、管理局も連絡会も何も言ってこなかったから、大丈夫なのかなって楽観的に構えてたんだけどね』
A「…………」
B『いろいろ説得したけど駄目だった。惑星間移住計画はまだ試験段階だから、特例を認める段階じゃないって』
A「……ちょっと、待てよ」

3-598 4 :2006/10/04(水) 01:45:11 ID:RiMZN1yf0
B『俺、Aに会えて、凄く幸せだったよ。チーズケーキ最初に教えてくれたのAだったし』
A「ちょっと待てって!……なあB、本当は昨日のこと怒ってるんだろ?」
B『A……』
A「久しぶりに会える筈だったのが、俺が急に行けなくなったから。だからそんな作り話」
B『怒ってないよ。Aだって何度も謝ってくれたじゃない』
A「だったら」
B『でも、結果的に昨日は会わなくて良かった。顔合わせたら、俺、多分何も言えなかったから』
A「冗談だろ? いつもの……笑いどころに困る、お前のいつもの冗談なんだろ?」
B『うん、冗談だよ』
A「え……?」
B『地球に紛れた異星人も、惑星間移住計画も、環境破壊に悩む遠い惑星も、全部冗談になるから』
A「……なるから、って何だよ」
B『ごめん』
A「何で謝るんだよ」
B『ごめんなさい』
A「B、今どこに」
B『好きだよ。……さよなら』

9/30(土) 11:37 非通知 メッセージ1件
『                                             』