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宮澤賢治、長野まゆみ、文学者も愛する 天文に触れた幻想的電波です。 ---- 326 :長文スマソ :04/07/07 03:56 ID:dWwCv+Xt 受「おやこんなところにいたのだね攻」 攻「いや随分と前からここにいたよ受」 受「てっきり俺は君が木星にいってしまったかと思っていたよ」 攻「いやいやそれはないね。俺は高所恐怖症だから」 受「かってに出かけるなんてひどいな」 攻「なぁどうしてここに受がいるのだろう」 受「いまさらな質問だな攻。会いたかったから来たのだよ。たくさん探した」 攻「でも受け、ここはね。来てはだめなんだ」 受「金星の方向で電波受信したのだ。そうしたら攻がいた」 攻「みんなが待っているよ」 受「ガイア仮説をしっているかい。世の中はバランスなんだよバランス」 攻「いいから早くお帰り。もう送り出す準備は出来ているのだろう」 受「なんだいそう急かすなよ。俺はもう少しここにいるんだ」 攻「いったいこんなところでなにをするというのだ」 受「ノイズが鬱陶しいな。もうすこしだけこのままでいいだろう。久しぶりなんだ」 攻「はやくしないといけない。戻って早く」 受「いやだね。ああほら、今星が生まれた。聞こえただろう」 攻「やっぱりだめだ。帰るんだ受。ここにいてはいけない」 受「なら今度はいつ攻に会えるんだい」 攻「ん?」 受「だからいつ会えるのだと聞いているんだ」 攻「もうあえないよ。賛美歌を唄っただろう」 受「うそだね。お前が俺を置いていくはずがないのだ」 攻「ああそれが叶えられたらどれだけ幸せだったか」 受「永遠を誓ったではないか」 攻「なかったんだよ永遠なんて。ごめんよ受」 受「いつまでもここで俺を待っていてくれるかい攻」 攻「よろこんで待つよ受。木星の雨がやむまでね」 380 :風と木の名無しさん :04/07/26 02:24 ID:y8YcgKgh 受「あの星を一番最初にとってくれたのは父さんだった」 攻「プレヤデス星団、ヒヤデス星団、アンドロメダ、」 受「父さんは何でもできたよ。何でも」 攻「天の川に水を流すことも?」 受「できたよ。そんなこと簡単にできたよ」 攻「……アルキオネ…、カシオペヤ、スピカ」 受「夏には俺の手に白鳥座の羽毛を降らせた、」 攻「あ、デネブ」 受「冬は雪の上に、犬を二匹くれた」 攻「シリウスとプロキオンか」 受「でももらった星はすぐ溶けちゃったんだ。   びっくりするくらい早く。   ……見えた?俺の星。次、俺が見るよ」 攻「本当に、あるのか?二等星にしたんだっけ?」 受「あるよ。絶対ある。この俺が父さんにプレゼントしたんだから」 攻「見つけたら?」 受「こっから、手を振るよ。そしたら向こうも手を振る」 攻「おまえのこと、ちゃんと分かるかな」 受「いつだって父さんは俺を見つけたよ」 攻「じゃぁ俺も手を振ろう」 受「あ、」 攻「見えた?何が見えた?」 受「いた。あはは、すごい笑ってる」 攻「幸せで仕方ないんだよ」 受「あんなに、手ふってる。ちぎれるくらい」 攻「俺たちも振りかえそう?泣いてないで」 951 :風と木の名無しさん :05/06/22 23:19 ID:52qKSBne 「それはちょうどあれやな、オリオンとサソリみたいなもんや」 「なにかっこつけたこと言うてんの。星なんかみたことないくせに」 「あるっちゅうねん星ぐらい。あっちの銀河つくったん俺やぞ」 「だからあそこの星は家帰る時ちっとも役に立たへんねや」 「どういうことやねん」 「光り方滅茶苦茶やもん。おかげでトンボの目玉3ダースはなくした」 「そんなもん背骨の神経ていねいに剥がしてったら一発やんけ」 「あーめっちゃ気に入ってたのに。8年分のキラキラを返せ」 「また一緒に探しにいったらええやん」 「…それよりここはどこやねんな」 「わからん。流れ星泣いとったから西なんちゃう」 「あれもお前が作ってんやろ?あてにならんなぁ」 「とりあえず手ぇつないどこうや」 「せやな。 追っかけっこはもう腹いっぱいやで、ほんま」
宮澤賢治、長野まゆみ、文学者も愛する 天文に触れた幻想的電波です。 ---- 442風と木の名無しさんsage03/09/14 16:02 ID:UtbAIx6e 「今朝金星を見たよ」 「嗚呼、私が両目を塞いでいたのに貴方は」 「構わないのだ。氷点下の黄金に彼は燃えていたから」 「何を暢気なことを仰っているのです」 「ご覧。りりりりりりと大気が震えている」 「貴方を悼んでいるのです」 「愉快なものだ。あの溶け合った鴉は何処へ行くのだろう」 「骨を燃やしに行くのでしょう」 「さぁお前の姿を目に焼き付けていこう」 「ならば破片を掻き集めましょう」 「口付けをしておくれ」 「貴方は金星の風のにおいがする」 326 :長文スマソ :04/07/07 03:56 ID:dWwCv+Xt 受「おやこんなところにいたのだね攻」 攻「いや随分と前からここにいたよ受」 受「てっきり俺は君が木星にいってしまったかと思っていたよ」 攻「いやいやそれはないね。俺は高所恐怖症だから」 受「かってに出かけるなんてひどいな」 攻「なぁどうしてここに受がいるのだろう」 受「いまさらな質問だな攻。会いたかったから来たのだよ。たくさん探した」 攻「でも受け、ここはね。来てはだめなんだ」 受「金星の方向で電波受信したのだ。そうしたら攻がいた」 攻「みんなが待っているよ」 受「ガイア仮説をしっているかい。世の中はバランスなんだよバランス」 攻「いいから早くお帰り。もう送り出す準備は出来ているのだろう」 受「なんだいそう急かすなよ。俺はもう少しここにいるんだ」 攻「いったいこんなところでなにをするというのだ」 受「ノイズが鬱陶しいな。もうすこしだけこのままでいいだろう。久しぶりなんだ」 攻「はやくしないといけない。戻って早く」 受「いやだね。ああほら、今星が生まれた。聞こえただろう」 攻「やっぱりだめだ。帰るんだ受。ここにいてはいけない」 受「なら今度はいつ攻に会えるんだい」 攻「ん?」 受「だからいつ会えるのだと聞いているんだ」 攻「もうあえないよ。賛美歌を唄っただろう」 受「うそだね。お前が俺を置いていくはずがないのだ」 攻「ああそれが叶えられたらどれだけ幸せだったか」 受「永遠を誓ったではないか」 攻「なかったんだよ永遠なんて。ごめんよ受」 受「いつまでもここで俺を待っていてくれるかい攻」 攻「よろこんで待つよ受。木星の雨がやむまでね」 380 :風と木の名無しさん :04/07/26 02:24 ID:y8YcgKgh 受「あの星を一番最初にとってくれたのは父さんだった」 攻「プレヤデス星団、ヒヤデス星団、アンドロメダ、」 受「父さんは何でもできたよ。何でも」 攻「天の川に水を流すことも?」 受「できたよ。そんなこと簡単にできたよ」 攻「……アルキオネ…、カシオペヤ、スピカ」 受「夏には俺の手に白鳥座の羽毛を降らせた、」 攻「あ、デネブ」 受「冬は雪の上に、犬を二匹くれた」 攻「シリウスとプロキオンか」 受「でももらった星はすぐ溶けちゃったんだ。   びっくりするくらい早く。   ……見えた?俺の星。次、俺が見るよ」 攻「本当に、あるのか?二等星にしたんだっけ?」 受「あるよ。絶対ある。この俺が父さんにプレゼントしたんだから」 攻「見つけたら?」 受「こっから、手を振るよ。そしたら向こうも手を振る」 攻「おまえのこと、ちゃんと分かるかな」 受「いつだって父さんは俺を見つけたよ」 攻「じゃぁ俺も手を振ろう」 受「あ、」 攻「見えた?何が見えた?」 受「いた。あはは、すごい笑ってる」 攻「幸せで仕方ないんだよ」 受「あんなに、手ふってる。ちぎれるくらい」 攻「俺たちも振りかえそう?泣いてないで」 951 :風と木の名無しさん :05/06/22 23:19 ID:52qKSBne 「それはちょうどあれやな、オリオンとサソリみたいなもんや」 「なにかっこつけたこと言うてんの。星なんかみたことないくせに」 「あるっちゅうねん星ぐらい。あっちの銀河つくったん俺やぞ」 「だからあそこの星は家帰る時ちっとも役に立たへんねや」 「どういうことやねん」 「光り方滅茶苦茶やもん。おかげでトンボの目玉3ダースはなくした」 「そんなもん背骨の神経ていねいに剥がしてったら一発やんけ」 「あーめっちゃ気に入ってたのに。8年分のキラキラを返せ」 「また一緒に探しにいったらええやん」 「…それよりここはどこやねんな」 「わからん。流れ星泣いとったから西なんちゃう」 「あれもお前が作ってんやろ?あてにならんなぁ」 「とりあえず手ぇつないどこうや」 「せやな。 追っかけっこはもう腹いっぱいやで、ほんま」

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