クトゥルー - クトゥルー神話@Wiki

Cthulhu,kthulhut,Kutulu, Q'thulu, Ktulu, Cthulu, Kthulhut, Kulhu, Thu Thu, Tulu
クトゥルー、ク・リトル・リトル、クルウルウ、クスルー、トゥールー、チューリュー、九頭龍

太古の地球に飛来しルルイエなどを築き、古のものと地球の覇権を賭けて争ったが、死の眠りにつき、ルルイエと共に海底へと封印される。
タコに似た頭部、イカのような触腕を無数に生やした顔、巨大な鉤爪のある手足、ぬらぬらした鱗に覆われた山のように大きなゴム状の身体、背にはコウモリのような細い翼を持つ。
其の強力な精神波は、ルルイエが少しでも浮上すれば世界中に精神的な悪影響を及ぼす。精神波は大量の海水により遮られているのだ。
星辰が正しく揃った時、復活し、この世を再び支配すると言われている。

旧支配者の一柱ともされ、「水」を象徴し、「風」の象徴であるハスターと対立するものとされる。占星術では天蝎宮（古代アッカドではギルタブ）で表される。方角としては西（古代エジプトでは死の方角）に属する。

ヨグ・ソトースの息子。弟はハスターとヴルトゥーム。
妻はイダ・ヤア。
妻との間にゾス三神と呼ばれる三柱の息子たちガタノトア、イトグサ、ゾス・オムモグがいる。
眷属は、ダゴン、ハイドラ、深きものどもなど。

信仰

南太平洋のポナペ諸島や、アメリカ合衆国マサチューセッツ州の港町インスマス、ペルー山岳地帯の深部などがクトゥルフ崇拝の拠点となっており、その祭祀については、ミスカトニック大学図書館に所蔵されているレーバン・シュリュズベリィ博士による学術論文『ネクロノミコンにおけるクトゥルフ』が詳しい。

クトゥルフの帰還を意味する聯句

ふんぐるい　むぐるうなふ　くとぅるふ　るるいえ　うがふなぐる　ふたぐん
（ルルイエの館において、死せるクトゥルー夢見るままに待ちいたり）

名称

人間には発音不可能だが、ラヴクラフト自身は「Cthulhu」の発音について、「舌の先をぴったり口蓋に押しつけて、不完全な二つの音節、Cthu-lhuを唸るように、吼えるように、咳きこむように発音する。」と記述している。

登場作品

クトゥルフの呼び声（初出）
アーカム計画
インスマスの影
永劫の探究シリーズ
狂気の山脈にて