年代

1985年~1986年

内容

  • 三洋電機が1984年に発売し、一酸化炭素中毒事故を起こしたCFH-S221F型のリコールCM。日本初のリコールCMとも言われる。

動画

現在、少なくとも以下の2バージョンが発掘済みである。

残り10%ver(電話番号非表示)

残り4.5%ver(画像のみ)
http://web.archive.org/web/20070305162523/www.geocities.jp/japan_ad_c/sanyo.html
↑のサイトの一番下

後期ver(電話番号表示)

ラジオCMver(残り4.1%)

再現動画

以下に掲載した動画は、捜索の過程で有志が作成したことが分かっている再現動画です。本物ではありません。
再現動画1「sanyo 2002」(2002年)

再現動画2「sanyo CFH-S221F」(2002年)

再現動画3「三洋電機 サンヨー石油ファンヒーターCFH-S221F回収CM」(2007年)

スレの情報・内容

【金持ち】兼高かおる世界の旅【道楽】
9 :名無しだョ!全員集合:02/04/28 15:12 ID:be8WEftg
昭和60年12月頃に三洋電機石油ファンヒーター欠陥事故というのがあって
あの時は製品回収CMばかり流していて不気味だった。日曜の朝にあれを
見たら一日がブルーになったものである。
このCMは最初の頃は「補修のお知らせ」だったのに、事態が大きくなるに
つれて「全品回収のお知らせ」に変わっていった。
当時あまりにインパクトが強かったので
そのCMのナレーションを全部覚えてしまったよ。

「三洋電機からのお詫びとお知らせです。59年発売の、三洋石油ファンヒーター
CFH-S-221F型によって一酸化炭素中毒事故を起こし、誠に申し訳なく
深くお詫び申し上げます。全力を挙げて全品回収を進めておりますが、今なお
4.5%のお客様のお名前が判明致しておりません。このままお使い頂きますと、
人命に及ぶ重大事故を引き起こす恐れがございます…」
この事件以後、三洋はスポンサーを降りたはずだ。

132 :シナモン札幌三越 ◆jnuCufi6 :02/07/02 21:32 ID:wTo9oGcU
>>9の補足兼訂正(昭和61年1月に放映された末期モノの再現)
三洋電機からのお詫びとお知らせです。59年発売の、三洋石油ファンヒーター
CFH-S-2 2 1 F型によって一酸化炭素中毒事故を起こし、誠に申し訳なく
深くお詫び申し上げます。全力を挙げて全品回収・交換を実施してまいりました
ところ、今なお4.5%のお客様のお名前が判明致しておりません。このままお使いに
なりますと、人命に及ぶ重大事故を引き起こす恐れがございます。未補修の
サンヨー石油ファンヒーターS221F型をお持ちのお客様は至急お買い求めの販売店
またはご覧の三洋電機窓口までご連絡を頂きますようお願い申し上げます。
詳しくは、本日新聞朝刊のお願い広告をご覧下さい。ご迷惑をお掛けいたしますが
全品回収に向けて、皆様の御陵力を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。
《映像は以下の通り》
三 洋 電 機 か ら の
お 詫 び と お 願 い  (ブルーバックに白文字)
    ↓
サンヨー石油ファンヒーター
  CFH-A-221F型
  の交換について
    ↓
製品が2台並んだ映像(左が木目、右が白)画面下部に「CFH-S-221F型」の字幕
    ↓
白いストーブの製品記号表示部分がアップ
    ↓
全国三洋電機窓口の電話番号(フリーダイヤルではない)
    ↓
再び製品が2台並んだ映像

■■《恐怖》三洋石油ファンヒータ回収CM■■
5 :シナモン札幌三越 ◆jnuCufi6 :02/06/27 17:55
昭和59年秋から数ヶ月間販売されたサンヨー石油ファンヒーターCFH-S-221F型は、
昭和60年1月~12月にかけて合計18件の一酸化炭素中毒事故を起こし、そのうち4人
が死亡41人が中毒になった。
調べた所によるとこの石油ファンヒーターは合計59700台が生産され、空気取入口が上を
向いたデザインになっていた為ゴミが詰まり不完全燃焼を起こしやすい構造だった。

製品の補修・点検を呼びかける新聞広告が初めて出たのが昭和60年7月1日で、この
広告は見出しが小さい上に「予熱ヒーターの切れ、燃焼不調となる恐れあり」程度の事しか
触れていない。
さらに昭和60年11月19日の新聞広告は「お礼とお願い」との見出しで「皆様の多大なる
ご協力を頂き円滑に点検・補修を致しておりますが一部お客様のお名前が不明であり点検
漏れがございます」との婉曲な文章だった為、後に東京消防庁からクレームが付く。メーカー
では本来この時点でもっと突っ込んだ内容の謹告を出したかったのだが製造販売部門から
抗議があった為避けたようである。兼高かおる世界の旅などでCMを流し出したのもこの頃だった
が、やはり内容は「補修交換のお知らせ」程度の後退した内容だった。
しかし昭和60年12月末に起こった同製品によるCo中毒事故をきっかけに新聞広告・テレビ
CMの回数を増やした。この時点での補修・回収率は70%。この頃、補修済みの製品も回収し、
新品に交換する旨発表している。
昭和61年1月にはテレビCMにおいて「人命に及ぶ重大事故の恐れ」を明示し、相当緊迫した
雰囲気であった。この時点で4.5%の商品の行方が不明だった模様。なおこの頃、三洋電機
社長以下役員全員が辞任の意向を表明。

29 :17:02/07/03 02:25
映像とセリフの割り振りはどんな感じだったんだろうか。

1.《映像》「三洋電機からのお詫びとお願い」(ブルーバックに白文字)
  《音声》三洋電機からのお詫びとお知らせです。

2.《映像》「サンヨー石油ファンヒーターCFH-A-221F型の交換について」(これもブルーバックに白文字かな?)
  《音声》(無し?)

3.《映像》製品が2台並んだ映像(左が木目、右が白)画面下部に「CFH-S-221F型」の字幕
  《音声》59年発売の、三洋石油ファンヒーターCFH-S-221F型によって一酸化炭素中毒事故を起こし、誠に申し訳なく深くお詫び申し上げます。
      全力を挙げて全品回収・交換を実施してまいりましたところ、今なお4.5%のお客様のお名前が判明致しておりません。

4.《映像》白いストーブの製品記号表示部分がアップ
  《音声》このままお使いになりますと、人命に及ぶ重大事故を引き起こす恐れがございます。

5.《映像》全国三洋電機窓口の電話番号(フリーダイヤルではない)←これもブルーバックに白文字?
  《音声》未補修のサンヨー石油ファンヒーターS221F型をお持ちのお客様は、至急お買い求めの販売店、
      またはご覧の三洋電機窓口までご連絡を頂きますようお願い申し上げます。
      詳しくは、本日新聞朝刊のお願い広告をご覧下さい。

6.《映像》再び製品が2台並んだ映像
  《音声》ご迷惑をお掛けいたしますが、全品回収に向けて皆様の御協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。

こんな感じかな?

36 :シナモン札幌三越 ◆jnuCufi6 :02/07/04 00:52
昭和60年11月放送(たぶん最初の頃のCM)ナレーションはだいたい以下の通り
だった。
なお、別スレにも書いたように、後期よりもこの初期のナレーションの方が恐ろしい
感じだった。

「三洋電機からの お詫びと お知らせです。59年発売の、三洋石油ファンヒーター
CFH-S-221F型の補修交換を実施しております。まだ、この商品の補修を
お受けになっていらっしゃらないお客様は、そのままお使い頂きますと、不完全燃焼に
よる一酸化炭素中毒事故の恐れがございますので、誠にお手数ですが、お買い求めの
販売店または三洋電機窓口に至急ご連絡下さいますようよろしくお願い申し上げます。
詳しくは、本日新聞朝刊のお願い広告をご覧下さい。ご迷惑をお掛けしております事を、
謹んで、深くお詫び申し上げます。」

↑日曜の朝からこんなダークな物を見せやがって、本当に迷惑なCMだったぜ!

59 :提供:名無しさん:02/07/10 18:03
>>5
現在、閉鎖が噂されている三洋電機東京製作所の前身は、東京三洋電機という三洋電機傘下の
製造子会社だった。そして、件のファンヒータを製造したのは他ならぬ東京三洋電機であった。
http://kanto.machibbs.com/bbs/read.pl?BBS=kanto&KEY=1019481915

東京三洋電機は現在も別会社である鳥取三洋電機同様、三洋のブランドを使いながらも本体から
独立した経営を行っており、三洋本社への製品供給の他、業務用冷凍ショーケースなどを作り三洋本体
と別のチャネルで販売を行っていた。
三洋がβ陣営にいたとき、VHSビデオデッキを手がけた事例は同社の独立独歩ぶりを示す例と
して顕著である。
このように、東京三洋電機は2大製造子会社(当時)としては大きな発言力があった。製品販売を
担当していた三洋本社が大々的な回収キャンペーンを最後までうてなかったのは製造社である東京
三洋が製品の欠陥を最後まで認めようとしなかったためであった。
製品は昭和59~60年シーズンで既に2名の死者を出し、7割の修理が完了していた。約1年が経過し、
事件も風化するかと思われたが、事件の蒸し返しとファンヒーター販売台数の減少を恐れた東京三洋が
圧力をかけシーズン前のキャンペーンが不十分だったことから、遂に12月下旬60~61年シーズン初の
3人目の犠牲者を追加するに至り、三洋は大規模な回収キャンペーンを行わざるを得なかった。犠牲に
なったのはクリスマス目前の冬休み、受験勉強に励んでいた高校3年の受験生だった。
(なお、回収広告は販社である三洋電機の他に製造者である東京三洋電機の連名で行われた)

この事件をきっかけに、SANYOブランドは深い傷を負うとともに、ブランドを傷つけた
張本人である東京三洋はあえなく三洋本体に吸収合併されることとなる。

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最終更新:2023年06月17日 19:14