S:CHARVET
A:LISTE ROUGE、ALESSANDRA、FINOLLO、Siniscalchi、Ypsilon、Anna Matuozzo
B:Turnbull & Asser、Hilditch & Key、BATTISTONI、Burini、LEONARDO BUGELLI
ARNYS、Micocci、Ciceri
C:FRAY、Bernard Gayet(HERMES)
D:谷シャツ商会、大和屋
E:
F:
■番手について
番手(綿糸)は、糸の太さを表す数字。番数が大きくなるほど糸の太さは細くなり高級。
ドレスシャツは50~120番手、カジュアルシャツは40~80番手が主流。
綿糸の場合1ポンド(453.6g)の綿を840ヤード(768.1m)に伸ばした糸が1番手。
1番手→840ヤード(768.1m)
2番手→1680ヤード(1536.2m)
100番手→84000ヤード(76810m)
120番手→100800ヤード(92172m)
■単糸と双糸について
シャツ生地に使用する糸には1本の糸を使った単糸と2本の糸を引きそろえて撚り合わせて
1本の糸にした双糸があり、双糸は細番手(80番手以上)の糸を撚り合わせることが多く、
双糸使いの生地は同じ番手の単糸使いの生地より肌触りがよくなる。
■コンパクトヤーン
特殊な紡績機からしか作ることのできない高級綿糸。
コンパクトヤーンを使った生地は毛羽が極めて少なく、シルクのような光沢と滑らかさ、
はっきりした色合いを表現することができる。
■参考例
UNIQLO→40~60番単糸
BURBERRY BLACK LABEL→60単糸~80双糸
Paul Smith→70~100番双糸
COMME des GARCONS→80双~100双程度
MARGARET HOWELL→100番双糸
ハイブランドの低価格帯シャツ(四万程度)→100番双糸程度
DIOR HOMME(6万のシャツ)→120番双糸
JIL SANDER(6万のシャツ)→120番双糸、海島綿
■ALESSANDRA
価格帯:39,000円~42,000円(100番手~140番手) 45,000円~50,000円(140番手~170番手)
マリオ・ペコラお抱えのシャツ職人アレッサンドラ・マンデッリ女史によるハンドメイドシャツ。
ミラノに工房があり、裁断から縫製までほとんど彼女一人で行っている。
1着ごとに型紙を作成し、必要に応じて仮縫いも行う。
生地はイタリア高級シャツ生地を常時500種類以上取り揃えている。
イタリアではダース単位で注文を受付けることが多いが、ここでは1着から可能。
■FRAY 黒箱
価格帯:30,000円~60,000円
ライン:タイト過ぎないキレイなシルエット。アームホールは広め。
カチッとしたミラノ~ローマのスーツに合う。
縫製:運針は細かく丁寧。ハンドは袖付けの一部のみ。厚すぎない白蝶貝ボタン。接着芯。
生地グレード:上(オルトリーナ)~最上級(カルロリーバ)。120双~180双。
■LUIGI BORRELLI
価格帯:30,000円~45,000円
ライン:ショップ発注により異なるが比較的タイト目。
袖付け、襟付けをはじめハンドを屈指することで立体的で丸みを帯びたラインが特徴。
アームホールは狭い。装飾性が強い丸みのあるナポリのスーツと相性が良い。
縫製:運針は細かいが若干雑。パーツの縫い付け全て、ボタンホールまでハンド。
肉厚の白蝶貝ボタン。フラシ芯。
生地グレード:中(テスタ)~上(シクテス)。80双~140双。
■BOUNAMASSA(バルバの最高級ライン。ゴールドラインに相当。)
価格帯:30,000円~40,000円
ライン:ショップ発注により異なるがかなりタイト目。
袖付け、襟付けをはじめハンドを屈指することで立体的で丸みを帯びたラインが特徴。
アームホールは狭い。クラシコはもちろんデザイナースーツとも相性が良い。
縫製:パーツの縫い付け全て、ボタンホールまでハンド。
生地グレード:中
■BARBA
価格帯:20,000円~30,000円
ライン:ショップ発注により異なるがそれほどタイトではない。袖付けはハンド。
ボディはあまり立体的でなくフィット感がよくない。特に首周り
アームホールはそれほど広くない。
縫製:雑なほう
生地グレード:低~中
■ORIAN
価格帯:18,000円~25,000円
ライン:ショップ発注によりばらばら。タイトフィットなんてのが最近出ているが、結構タイト。
近年細くなりつつあるようなんで要試着。アームホールは最近のは細いっぽい。
縫製:オールミシン。南部のシャツよりは丁寧。
生地グレード:低~中。
■TRUZZI
価格帯:20,000円~35,000円
ライン:肩幅・身幅ともにゆったり。でも、ださださにはならない。
縫製:アームホールはハンド。
ヨークが2つに分かれているので肩から肩甲骨の上にかけて のフィッティングが良い。
縫製は非常に丁寧。
生地グレード:中
■ORIALI
価格帯:15,000円~35,000円
ライン:ショップ発注により若干差があるが非常にタイト。
ナポリシャツのように背中を包むような丸みを帯びた立体的ライン。
袖付けは雨降し(いわゆるマニカカミーチャ)。
縫製:セミハンド~オールハンド。比較的丁寧。
生地グレード:中
■GUCCI
価格帯:40,000円~?円
ライン:比較的細く、ラインが出るモードブランドらしいシルエット。アームホールも細め。
襟(カラー)は2パターン以上あり、襟の長さが9cm以上あるグッチのスーツに栄える物や
セミワイドで襟の長さも標準的なビジネススタイルとして使いやすいものがある。
ボタンはそれほど厚くない。
カフスもシーズンによって変化はあるかと思いますがシングルと
フレンチカフ以外のパターンも用意されている。
生地グレード:詳しくは分からないのですが、どのシャツもとてもしなやかで肌触りが良いので
あくまで予想ですが、120以上はあると思います。
補足情報:親切な店員の方でしたら、下着を着ていなくても言えば試着させてくれます。
年に2回オーダー会あり
■GIORGIO ARMANI(黒ラベル)
価格帯:40,000円~60,000円
ライン:程よくタイトで美しいシルエットだが最近の他のシャツに比べたら太いかも。
アームホールはシングルカフスは細めでダブルカフスは広め。
襟が小さいものが多いのが特徴。
縫製:イタリア製シャツらしく緩めの縫製。オールミシン?
生地は番手まではわからないけど、しなやかで薄いのから厚手のまで種類が豊富。
最終更新:2009年09月05日 12:08