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『ザ・マーセナリーズ!!(クラウザー編)』

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あらすじ
三度襲う傭兵部隊!!
今度はプラーガの力を分かち合ったあの傭兵!
さて、ナカムとラモンドはどう出るのか!?

「なぁナカム」
「どうしたラモンド?」
「昼間から酒なんか飲んでて良いのか?」
「ああ、見つかってもこの発酵した(もとい、腐った)酒を味見してたって言えば済む。」
「お前は時々悪知恵も働くよな。」
「ふっ、そういうお前もとんでもない行動力を持ってるよな。」
「そうかぁ?」
「この酒蔵の錠前壊したの誰だよ。」
「わりぃわりぃ」
「ま、クラウザー先輩の1番弟子だもんな。」
「ああ・・・そういや知ってるか? またアメリカ野郎が攻撃に来るらしいぞ。」
「またかよ、これじゃおちおち眠れないぜ。」
「「「敵襲だーーっ!!」」」
「いくぜ!!」
クラウザーは驚異的なジャンプ力で村の入り口を飛び越えた。
「あ・・・ああ・・・」
「どうした? ラモンド?」
「ク・・・クラウザー先輩!?」
「な・・・なにぃ!?」
この時、クラウザーが生きていようとは誰も思っていなかったが、それは見事に覆された。
数日前、合衆国のエージェントに殺されたと、誰もが思っていたからだ。
「久しぶりだな・・・ラモンド。」
「先輩・・・どうしてなんだっ!!」
「ふっ、それは俺が生きていたと言う意味か?・・・それとも、裏切ったと言う意味か?」
「両方・・・だ。」
「生きていたのは・・・恐らく骨董品のヒモノジジィから貰った玩具のおかげだろう。
裏切ったのは・・・・・・ふっ、自分に忠を尽くしたからだ!」
「先輩・・・」
「そこをどけ、ラモンド! そこに倒れている連中のようにハチの巣になりたくないならな!」
倒れている連中はクラウザーの強弓を受けて死んでいた。
「先輩・・・見損ないましたよ。あんたはもう味方なんかじゃない!」
「嬉しいね。」
ラモンドは腰からナタを抜いてクラウザーに斬りかかった。
「成敗!!」
キィン!
「くっ」
「しばらく見ないうちに強くなったな、ラモンド!」
キィン! ガキィン! カンッ!
ナカムはただ見ているしかなかった。
「ラ・・・ラモンド、とぼけた顔しておっそろしいな。」
「えぇいやぁ!!」
ドシュッ!!
血飛沫が舞った後、クラウザーは膝をついた。
「ぐああぁぁぁ!!・・・・・・あああぁぁぁ・・・」
バタッ
「や・・・やったじゃないか! ラモンド! これは村民栄誉賞だぜ!」
「・・・・・・」
「ラモンド?」
ラモンドの頬には一筋の雫が光っていた。
初めて敵を撃退する事に成功したラモンド。
しかしその表情は喜びに満ちた顔ではなく、悲しみに満ちた顔だったと言う・・・・・・。

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