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『ザ・マーセナリーズ!!(ウェスカー編)』」(2006/07/21 (金) 22:36:16) の最新版変更点

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「おいナカム、聞いたか?」 「何を?」 「古城エリアと孤島エリアの話だ。 あそこ、例のエージェントと女スパイに相当酷い攻撃受けたって話だ。」 「俺達が殺り損ねた奴らか?」 「おう。」 「考えてみりゃ処刑人と先輩を殺ったんだから、あいつらくらいワケ無かったのかもな。」 「いやいや、女の方はロケラン喰らって起き上がりやがったしな。」 「ああ、でも女だし、アレは撃たれ弱い部類に入るんじゃないのか?」 「でも・・・装備は脅威だったよな。」 「うっ・・・そうだな、あんな装備の奴と2度と戦いたくは無い。」 「うむ、アレはまだよかったが、マグナムなんて持ってこられたらひとたまりも・・・」 「ストップ! 悪い事は口に出すと本当になるもんだ。」 「おお、悪ぃ悪ぃ。」 「ともあれ、お前が村民栄誉賞を取ったから装備も充実した。」 「ああ、M16が支給されたからな・・・しかしどこかしっくり来ない。」 「ラモンド、贅沢言うな。俺なんかカラサオ(脱穀用の農具、ヌンチャクみたいな形)だぜ?」 「先に鉄球取り付けて簡易フレイル。器用なお前なら出来そうだけどな。」 「奴らまた攻めてくるらしいが、今回は俺も参戦するぜ、大船に乗った気分で居ろよ。」 (数分後) 「「「敵襲ーーーっ!!」」」 ウェスカー登場! 「おいおい、なんだあのパツキングラサンは? ナカム、あいつ何持ってる?」 「見たところ・・・サイレンサーの付いたハンドガンしか見えないな。」 「よし! 攻撃あるのみ!!」 「まぁ待て、もう少し様子を・・・」 ウェスカーは武器を持ち替え始めた。 「あ!!」 「どうした? ナカム?」 「ヤ・・ヤバイぞ。」 「何が。」 「ハンドガン、ライフル、マグナム、手榴弾多々・・・」 「ば・・・化物じゃねぇか。」 ガァン!! 「うわっ、マグナムだ! ラモンド、どうする!」 「あいつは武器投げも歯が立たないだろう、それなら攻撃あるのみだ!」 タッタッタッタッタッタッタッタ・・・ 「あ~あ、行っちゃったよ。ど~しよ~・・・ええい、どうにでもなれ!」 バッ、スタッ ビシュッ、ビシュッ、ビシュッ、ビシュッ! 「わっ! ひええぇぇぇ!!・・・くそ~、隠れたままだったらいつか殺られる。」 ガガガガガガガガガガガガ!! 「おおっと、やってるねぇ、ラモンドの奴。さて、俺も!!」 タッタッタッタッタッタッタ・・・ 「うりやぁ!」 ゴッ! 「それ逃げろ!!」 「ナカム!」 「ヘヘヘッ、ヒットアンドアウェイだ!」 「馬鹿! 早く隠れろ!」 ビシュッ、ビシュッ!! 「うわっち!」 「だから言ったのに!」 「ラモンドよう、どうする!?」 「1つだけ考えがある!」 「何だ?」 「全員、突撃ー!!」 「「「わああぁぁぁぁ!!」」」 ガァン!! ガァン!! ガァン!! 「それなら話が早い! いくぞラモンド!」 「あっ、こら待て!・・・ちっ、あの馬鹿、死にたいのか!?」 ガガガガガガガガガガガガ!! ウェスカー「ううぅっ!!」 「よし、当たった! 全員更に突撃!」 ラモンドが命令を下した瞬間、ウェスカーがマグナムをラモンドに向けた。 「ラモンド! 危ない!!」 ガァン!! 弾丸はラモンドには当たらず、前に飛び出してきたナカムに当たった。 「ナカム!!」 「ラ・・ラモンド・・・無事でよかった」 「ナカム・・・」 「こ・・これか・・・らも・・・・」 「喋るな。」 「ガ・・ガガ・・・ガンバ・・レ・・・・・・」 「・・・ナカム?・・・ナーーーーカーーーーム!!!!」 ちょうどその時、ウェスカーの迎えのヘリが来た。 ラモンドは悲しみと怒りの涙を流し、命令を下した。 「追え!! 絶対逃がすな!!」 「「「うおおぉぉぉ!!」」」 ウェスカーにはまんまと逃げられた。 ラモンドは親友を失い、この後しばらく悲しみと怒りの狭間をさまよう事になる。 しばらくしてラモンドは孤島への栄転を希望した。 彼にとってこの村は親友との思い出に満ち溢れているから・・・ 今はもう居ない親友の面影が残るこの村は、ラモンドにとっては耐え難い拷問だった。 彼は荷物をまとめると、自分の家に別れを告げ、孤島への最終便に乗り込んだ。 「・・・じゃあな、ナカム・・・・・・」

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