程ほど日記 > 2008年03月20日 > 読書感想文

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小学校の頃、夏休みの宿題で一番困ったのが読書感想文だった。
あらすじを見て、あとがきを見て、読書せず読書感想文を書いた記憶が残っている。

そもそも読書感想文が書けないのは、文章が書くのが苦手だとか、自分が感じた事を
文章にまとめる事が苦手とか、そういう類じゃない。

読書するのが面倒臭い。

何とも簡潔な理由であると同時に、稚拙な理由でもある。


当時は今みたいにDVDで最新映画がレンタル出来る時代ではなかったし、
小説から映画化されるって時代でもなかった、と思う。
テレビはあれども、読書のように考えたり、空想を描いたりするような代物ではなかった
のではないだろうか?

良い意味で、だからこその『読書』だったと今更ながら思う。


そういった点で、今の時代は『読書』せずとも、その内容を知り得れる。
映画化され、DVDにまでなって、テレビで放送されて…。
読書感想文はきっと書き易い時代なんだって思う。

そういう時代になって、俺は読書をするようになった。
心の隙間が出来たせいかもしれないし、読書が出来るような精神状態に
なったからかもしれないし、突然読書に目覚めたのかもしれない。
自分の変化は感じれども、その原因を突き止めようとは考えていない。
今の『読書』が出来るようになった自分が嫌いじゃないから。


読書をするようになって感じ方が変わったのが映画の見方。
確かに映画は面白いし、好きだ。
ただ、小説が原作の映画は小説の方が好ましくなった。

何て言うか、作者が持つ、独特の描写や表現ってものは映像で表現しき
れないって考えるようになったからだ。
文章が持つ魅力ってヤツだろうか?


子供の頃は、読書感想文のための読書だった。
その考えをしていなければもっと読書をしていたと思うと後悔の念で一杯だ。
そして、読書から得られたものがもっともっとあったと思うと更に後悔の念
で一杯だ。

学生時代はいやいやでマラソンをしていたが、歳をとると健康のために自ら
マラソンを始める大人。
まさにそんな感じだろう。


カテゴリ: [なし] - &trackback() - 2008年03月20日 20:54:43
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最終更新:2008年03月20日 21:20
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