アイランド3【Island 3】


J・K・オニール博士が提唱したスペースコロニー案の中の「島3号」と呼ばれるタイプのこと。いわゆる開放型コロニーのことであり、地球圏のコロニーの大半はこのタイプである。巨大なシリンダー型を基本に、その内面を軸方向に6分割して、そのうちの隣り合わない3面を陸地、もう3面を光採取面としている。そして、この採取面に添うように巨大なミラーが3枚付いており、これによって太陽光をシリンダー内の陸地に反射させる。また、このミラーの角度を変えてやれば、昼夜も再現できる。
 また、密閉型と合わせて、このタイプのコロニーには大きさに準じたA~Cのクラス分けが存在している。クラスAが最も大きく、直径8~9km以上、全長60~70km以上、クラスBが直径7~8km、全長50~60km、一番小さいクラスCが直径6~7km、全長40~50kmとなっている。
 シリンダーは内部に慣性重力を発生させるためにかなりの速度(最も多いクラスCのコロニーで時速約600キロ余り)で自転している。さらに、常時太陽光を取り入れるための回転も果たすため、必ずコロニーは2つ1組で接続されており、ジャイロ効果の相殺を図っている。

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最終更新:2006年12月06日 14:15