クレイズ 第3話

クレイズ 第3話 活動記録


  • そんなに悪いヤツには見えない
「この霧は何のために?」
クレイズは疑問に思った、魔黒館の主はそんなに悪いヤツではなさそうだし
何より敵意というものをあまり感じさせない、それよりも
クレイズに魔符を手に入れるチャンスを与えてくれた
それなのになぜ、人々が困るような状態を作っているのか・・・
クレイズはルニアと共に、魔黒館へと理由(ワケ)を聞きに行った

クレイズ「この霧を晴らしてくれないか?」
ヴィオラ「あなたには関係のない事でしょ?」
クレイズ(にょろ~ん・・・)

なぜこんな霧を出しているんだ、という問いには答えようとはしてくれなかったヴィオラであったが
クレイズは3つの情報をもらう
一つ、鈴蘭畑のほうに行けば面白い事になるわよ
二つ、スピアルゾンの女王が、今何を考えているのか、知りたいわね
三つ、神殿に無許可で転送石を販売してるヤツら、結構面白いかもしれないわよ?
クレイズは、やはりこの人は優しいのではないか・・・?
と思いながら、屋敷を後にした

一方その頃のルニアは・・・
ルニア「zzZZZZ」

  • 毒ヤバイ、マジヤバイ
ヴィオラの情報により、クレイズはまず一つ目の鈴蘭畑の件から始める事にした
ルニアと共に鈴蘭畑へと向かう、そこでクレイズ達の見たものは・・・
一人の少女、であった
クレイズ「おーい、こんな所に一人でいるとあぶな・・・!?」
クレイズはトラップに引っかかった
体が動かない、どうすれば・・・
少女はケラケラとクレイズをあざ笑う
そしてこの少女がこの鈴蘭畑に来た経緯を楽しげに語る
ここで彼はルニアに助けを求める、いくらバウンティハンターとはいえ、少女
男一人の体重を引き上げる事なんか出来るはずが・・・

できた

クレイズはルニアに引き上げられ、しかも空中に吹っ飛んで行った
クレイズは飛翔符を破ると、先ほどの少女と戦闘を開始した・・・

  • 敵ってのはようするに何なんだろうな
クレイズ達は戦闘に勝利する、その少女のポケットから魔符がひらりと出てくる
その魔符をポケットにしまうと、クレイズは肩に担ぎ、宿屋へと向かった・・・

宿屋で目を覚ます少女
クレイズはその少女から鈴蘭畑に来るまでの経緯、をもう一度詳しく聞かせてくれと言う
しかし忘れた、忘れたと、少女は毒付きながらいう
斜め45度の角度でクレイズは少女にデコピンを食らわすと、少女は思い出してくれた
そして自分の魔符をとられた事にも気づく
少女「ちょ、ちょっとあんた、それをかえしなさいよー!」
クレイズ「いや、俺はお前に勝ったんだから、これは、俺の物です」
少女「そのりくつはおかしい」
クレイズ「そうでもないです」
少女「でもそれが無いとあたし生きてらんないのよ」
どうやら毒がないとこの少女は生きてられないようだ
クレイズ「じゃあ、この魔符を俺がもっている代わりに、俺は・・・えーっと、この美味いジャムを食わせてやろう」
と、取り出したのは鈴蘭ジャム
少女「なによそんなもん・・・」
少女「・・・!」
クレイズ「どうだ?」
少女「・・・足りないわ、もっとちょうだい」
クレイズ「合点!」
少女の名前はハイドラ
この時から、魔族や人間の入り乱れた、奇妙な関係が始まったのかもしれない
そして、クレイズの心も、ここで大きく変化していたのかもしれない



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最終更新:2008年06月17日 01:41