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沖木島東部、海沿いの道。
須王環を追いかけようとしていた神楽と、そんな神楽を止めようと、
神楽の前に立ちはだかっていた榊は、正午の放送が流れる瞬間まで、睨み合っていた。

しかし、放送が流れてきた時には、流石に無視するわけにもいかず、
榊と神楽は一時休戦して、放送を聞いた。
そうして二人は、春日歩の名が呼ばれる瞬間を迎えることとなった。

「春日…、歩……。なあ、春日歩って……、大阪のこと…、だよな?」

神楽は榊に向き直り、やっとの事で声を絞り出した。
強い海風が吹きつけ、二人の髪とスカートを揺らした。
榊は、風が弱まるのを待って神楽の問いに答えた。

「……ああ、そうだ」

榊の答えは、普段から口数が少ない彼女らしく、いたってシンプルだった。

「お前なぁ!!」

榊の性格はよく知っている神楽だったが、この時はそんな榊らしさが無性に腹立たしく思え、
神楽は榊の胸ぐらを掴んで詰め寄った。

「それだけかよ!大阪が、し、死んだんだぞ!!大阪が……」
「…………」

キッと榊の目を睨みつけた神楽は、榊の目が潤んでいることに気がついた。

「ああ…、分かってる……」

榊は神楽に睨まれると、それだけ言って目を伏せ、黙り込んでしまった。

「くっ!」

そんな榊を見ると、神楽は突き飛ばすようにして榊を放した。

(榊は、十分悲しんでる……)

それが分かると、神楽はそれ以上榊を責めることが出来なかった。
そして神楽は、その場でガックリと膝をついた。

「大阪!間に合わなかった!
ちくしょう!うっ…、うわああああぁぁぁぁ!」

神楽が目指した、全員が生き残る完全勝利への道は、もう既に潰えてしまっていた。
神楽は地面をドンドンと叩き、涙をボロボロ流しながら声を上げで泣いた。

「…………」

榊は、そんな神楽の横に座ると、彼女の背中に手を置いて神楽が落ち着くのを待った。
もちろん榊だって悲しかったし、泣きたかった。
しかし、神楽が先に泣いてくれたおかげで、榊はかえって冷静でいられた。
榊は、環と同じ学校のもう一人の姿が、先ほどは見当たらなかった事が気になっていた。
また、今朝のようにどこからか襲ってくるかも知れない。
榊は、神楽を気遣いながら周囲を見渡して警戒した。

「うっ……うぅっ……」
「!!」

しばらくそうしていた二人だったが、突然、神楽の背中に置かれていた榊の手に力が入った。
それを背中で感じた神楽は、顔を上げて榊の表情を伺った。

「榊?」

榊はジーッと、先ほど環が逃げていったトンネルの方を見つめていた。
つられて神楽もトンネルの方に目を向けると、トンネルの前に長身の男の姿があった。
銛之塚崇だ。
榊も神楽も、銛之塚の名前は知らなかったが、先ほど逃げた金髪(須王環)と
同じ学校の生徒だということは、着ている制服が同じ事からも分かった。

「立って」
「あ、ああ」

神楽は初めて見る顔だったが、榊はその男の姿に見覚えがあった。
今朝、環と二人で榊を襲ったもう一人の方だ。
榊は銛之塚へグロック17を向け、
神楽も立ち上がると、放送前に弾を込め直しておいたS&W M10を構えた。

「榊、あいつは…」

神楽が、男からは目を離さずに、銃を構えたまま榊に声をかけたその時、
銛之塚の持っている、西部劇などに登場しそうな古めかしいリボルバーが火を噴いた。
パァンという乾いた音が鳴り響き、榊と神楽の足元の土が跳ねた。

「わっ!」
「!!」

それに対し、神楽と榊もそれぞれの銃の引き金を引いて反撃した。
しかし、銛之塚と榊、神楽との間の距離は30メートル近くあり、
ライフル等ならともかく拳銃では、ある程度訓練を受けた者でさえ、
狙って当てるのは難しい距離だった。
しかも、ここにいる3人は誰も拳銃を撃つ訓練など受けていない。
結局、それらの銃弾は誰の体も捉えることはなく、ただパンパンパンと、
3種類の銃声が、その場に鳴り響くだけだった。

「くそっ」

しかし、それでも何の遮蔽物もない道で、銃に狙われるのは恐ろしい。

「あそこへ!」
「分かった」

榊は、右手で銃を撃ちながら、左手で近くの藪を指さした。
神楽もそれに頷き、榊と神楽は応戦しながら、近くの藪の陰に走り込んだ。
その瞬間、またパァンという銛之塚の拳銃の音が聞こえ、藪の一部が千切れ飛んだ。

「はぁ、はぁ、はぁ」

藪に身を隠すと、神楽はリボルバーに弾を込め直すため、予備弾を取り出した。
銃で狙われているという恐怖から、二人は呼吸が乱れ、肩で息をしていた。
二人とも、とにかく息を整えようと、深呼吸をしてお互いに声を掛け合った。

「なあ榊、あいつは何なんだ!?…さっきの金髪の仲間か?」
「そうだ。今朝、二人で私を襲ってきた…」
「くっそー!絶対許さねー!!」

神楽は弾を込め終えると、藪から顔を出し、銃を突き出した。
少し遅れて、榊も神楽を援護するため、銃を構えて立ち上がった。

「……あれ?」
「?」

しかし、先ほどまで彼女達と撃ち合っていた男の姿は、どこにも無かった。

「あいつが、いない?」
「…ああ」

ひとまず藪の陰に頭を引っ込めた二人は、顔をつき合わせて確認した。
どうやら、どちらもあの男、銛之塚の姿を見つけることは出来なかったようだ。

「…………」

今度は、二人でそっと藪の陰から顔を出し、再び辺りを見渡したがやはり男の姿は無い。
もしかしたら、藪の裏側に回り込んで来るつもりなのかとも思ったが、
耳を澄ませてみても、風の音以外、不自然な音は聞こえてこない。
確かにこの辺りは草木が多く、身を隠す場所には事欠かないが、相手がこちらを狙うなら、
隠れてばかりでなく、何らかのアクションを起こしてきてもいいはずだ。

「トンネルの中に戻ったか?」
「分からない…」

榊と神楽は、しばらくその場で辺りを警戒したが、やはり何も起こらない。
先制攻撃を仕掛けたものの、やはり2対1では分が悪いと悟って引いたのか?

「こっちから行ってみるか?」
「やめた方がいい、罠かも知れない」

相手が来ないならば、自分から打って出ようとした神楽だったが、
罠の可能性を指摘されて、それはあるかも知れないと思った。
とにかく、今は相手の姿が見えず、相手の意図も分からない。
不気味だった。

「とにかく、ここを離れよう」
「そう、だな……」

ここは神楽も榊の提案に頷き、二人は放送前に走った道を、逆に戻ることにした。
途中、二人は何度も後ろを振り返ったが、やはり男は姿を現さなかった。

そうして、しばらく無言で歩いていると、神楽が口を開いた。

「なあ、榊」
「?」
「さっきは……、殴って悪かったよ」
「……いや」

神楽は放送前に榊を殴ったことを謝った。
銛之塚を相手に共闘したおかげで、神楽の榊に対する気持ちは、だいぶ和らいでいた。

「でも、これだけは分かってくれ。私は優勝を目指す。
そのために、他校の奴等を……、殺す」
「…………」

神楽の決意に、榊は何も言えなかった。
人を殺したくないとは思う。しかし、さっきのように襲われれば反撃する。
榊は、自分が一体どうしたいのか、よく分からなくなっていた。

「あ……」
「ん?どうした、榊」
「ちょっと」

考え事をしているうちに、榊は神楽を追いかけている時に、
自分のデイバッグを投げ込んだ、草むらの近くに差し掛かっていたことに気がついた。
神楽に一声かけると、榊はおもむろに草むらの中へ入って行き、
ガサガサと草をかき分けて、目当ての物を拾い上げた。

「お、それ榊のデイバック?」
「ああ、追いつくために…」
「そうか、私に追いつくために、そこに隠して置いたんだな」

榊はコクリと頷いた。
神楽は、何だかいつもの調子が戻ってきたように感じて、ヘヘッと軽く笑った。
しかし、神楽は再び真顔に戻ると、榊に向き直って言った。

「なあ、話の続きなんだけどさ」
「うん…」
「榊も協力してくれよ。一緒に……、優勝目指そうぜ!
大阪は、さ……、残念だったけど……、
私は、ちよちゃんや、智や、榊と生きて帰りたいんだよ!
私とあんたが協力すれば、きっと……」

その時、パァンという乾いた音が鳴り響いた。

「!? くそ!さっきのヤツだ!!」

神楽が音のした方を振り向くと、先ほどトンネルの前で撃ち合った男が草むらの中から
神楽達に銃を向けているのが見えた。
その距離は、10メート程に迫っていた。
神楽は、驚きながらもサイドステップして回避行動を取りながら、
手に持っているリボルバーを男に向けた。
しかし、既に構え終えていた相手の方が、発砲するのは早かった。

「ぐ!この!!」

銃を構える前に動いたのが良かったか、その男、銛之塚の放った銃弾は、
神楽の左腕に掠りはしたが重傷にはならず、神楽はお返しとばかりにパンパンパンと、
その手に握るリボルバーを連射した。

男はすぐに草むらの陰に引っ込み、当たったのかどうかは分からなかったが、
とにかく銃の中に残った弾をその草むらに撃ち込むと、
神楽は撃たれた左腕を押さえながら、榊の方を振り返った。

「いってぇー、榊?」

すると榊は、バッタリと倒れ、地面の上に血溜まりを作っていた。

「え?…榊!!」

神楽はすぐに榊に駆け寄ると、榊の体を抱き起こした。
自分の手にベッタリと生暖かい液体が付くのを感じた。

「血?……榊!大丈夫か!?」

榊は腹からドクドクと血を溢れさせ、息も絶え絶えの状態だった。

「榊!しっかりしろ!」
「……逃げろ」

榊は、かすれた小さい声でそう言ったが、
神楽には友達を見捨てるような真似は出来なかった。

「バカ!あんたを置いて逃げられるかよ!逃げるなら、一緒に!!」
「に、げ…、ろ……」

しかし、神楽の願いも虚しく、榊はその言葉を最後に目を閉じると、
ガックリと体から力を抜き、それっきり、何も言わなくなった。

「榊?……ウソだろ?」

神楽は、血に濡れるのも構わず、榊の胸に耳を押しつけた。
しかし、榊の心臓はその鼓動を止めており、神楽が榊の心臓の音を聞くことは出来なかった。
神楽は、全身の血の気がサーッと引いていくのを感じた。
神楽の頭に、今までの榊との思い出が次々と浮かんでは消えていった。

(スポーツ万能で、勉強も私より出来てさ、色々勝負したけど、ほとんど榊が勝ってた。
そんな榊が、なんで、なんで私より先に死んじまうんだよ!!)

「榊……、くっそぉーーーー!!!」

次に神楽は、カッと頭に血が上るのを感じた。
まるで、さっき引いていった全身の血の気が、頭に集まってきた様だった。
神楽は、弾の切れたS&W M10を手放すと、榊の持っていたグロック17を拾い上げ、
先ほど男が消えた草むらへ、何発も銃弾を撃ち込んだ。

「うおぉぉぉーーーーー!!」

神楽がグロック17を滅茶苦茶に撃っていると、突然、神楽の横の草がガサガサと音を立てた。
その音に驚き、振り向いた瞬間、ヒュッという風を切る音がして、
神楽は右肩から左胸の下辺りにかけ、何かが通り抜けたような奇妙な感覚を感じた。
そして、一瞬遅れて、神楽の目の前に大きな血しぶきが上がった。

「え?」

気がつくと、目の前には先ほどの男が立っていた。
男の手には日本刀が握られており、刃の先には赤い液体が滴っていた。
目の前の血しぶきと、男の刀に滴っている赤い液体が自分の血だと理解した直後、
一瞬で大量に出血した神楽は意識を失った。
その後、彼女が意識を取り戻すことは無かった。

銛之塚崇は、放送後も冷静だった。
もちろん、藤岡ハルヒの死に関しては何も思わなかったわけではない。
ハルヒが来る前からホスト部は存在していたが、今のホスト部はハルヒ無しに考えられない。
しかし、既に覚悟を決めていた銛之塚は揺るがなかった。
放送を聞いた他のホスト部の仲間達の動向が気になりはしたが、
急がなければならないなと、余計に覚悟が強まった。

放送の内容を、環の地図と名簿に書き写す時に、ハルヒの名をどうするか少し悩んだが、
嘘をついても仕方がないと割り切り、正しく書き写した。
そして、環の分の名簿と地図を、環のデイバッグに入れると、
二人の少女を狩りに行こうと、足を踏み出した。

トンネルを抜けると、髪の短い少女が声を上げて泣いており、
もう一人の、髪の長い方の少女が、寄り添うようにその横に座っていた。
放送前に環から聞いた話を思い出した銛之塚は、泣いている方が神楽、
その横で座っている方が榊だと、すぐに分かった。

すぐに、彼女たちに襲いかかろうした銛之塚だったが、
榊がデイバッグを持っていないのを見て、思いとどまった。
優勝するためには、他校の参加者は殺せる時に殺しておくべきだろうが、
出来れば、環の欲しがっていた通信手段も、手に入れておきたい。
さて、どうするか?

銛之塚が少し悩んでいるうちに、髪の長い方、榊が銛之塚に気がついたようだ。
すぐに榊は神楽に声をかけて立ち上がると、銛之塚へ銃口を向け、
先ほどまで泣いていた神楽も、それにならう様に銃を構えるのが見えた。
そこで銛之塚は、この距離ではまず当たらないだろうとは思いながらも、
適当に狙いをつけ、先に発砲した。

銛之塚がとっさに思いついたのは、二人を追い返すことだった。
そして、戻っていく二人を尾行すれば、榊のデイバッグの在りかが分かるかも知れない。
今朝のように、この威嚇で逃げてくれればそれが一番だったが、
しかし、今度は榊と神楽も撃ち返してきた。
榊と神楽が何発も撃ってきた銃弾の内の1発が、銛之塚の制服を掠めたが、
体には当たっていない。

銛之塚が牽制にもう2発ほど撃つと、二人の少女は近くの藪に身を隠した。
そこですかさず、銛之塚も近くの草木の中に身を隠すと動きを止め、極力気配を消した。
今、自分が姿を隠せば、相手は罠や待ち伏せを警戒して、
引いてくれるのではないかと考えたのだ。

それでも二人が向かってくるならば、その時は仕方がないので、
通信機を諦めて殺そうと思っていたが、しばらくした後、銛之塚の狙い通り、
榊と神楽は、この場を立ち去るようだった。
そうして銛之塚は、榊と神楽が立ち去った後、十分に距離を取って彼女たちを追跡した。

すると銛之塚の思った通り、榊はしばらく歩いた後、草むらからデイバッグを回収していた。
あの中に、環の望む通信機が入っているのだろう。

それを見た銛之塚は、今度こそ本気で神楽と榊に襲いかかった。
草木の陰などを使い、ギリギリまで彼女たちに接近を悟られないように注意しながら、
しかし一気に距離を詰めると、まずは慎重に狙いをつけ、榊を1発で仕留めた。
次に神楽を狙ったが、彼女は銛之塚の方に振り返ると、巧みに動いて狙いを絞らせず、
しかも、素早く銃を構えて銛之塚を狙ってきた。

銛之塚はとっさに銃の引き金を引いたが、銃弾は僅かに逸れ、
神楽を仕留めることは出来なかった。

それを確認するや、銛之塚はすぐに近くの草むらに飛び込んだ。
神楽が撃ってきたが、判断が早かったおかげで、その銃弾には当たらずにすんだ。
そして、銛之塚は草むらの中で、自分の銃を確認したが、
銛之塚の銃の中には、もう、弾は残されていなかった。

銛之塚に支給されたリボルバー拳銃、通称ピースメーカーの装填弾数は6発。
予備弾は支給されていない。
今朝、環を助けるために空に向けて1発撃ち、先ほど、トンネルの前で牽制に3発使った。
そして今、榊と神楽に向かって2発、全弾撃ち尽くしてしまった。

(……仕方ない)

銛之塚は、銃をあっさり捨てると、制服の下に隠してあったもう一つの支給品を取り出した。
それは刃渡り2尺ほどの、鍔の無い日本刀だった。
こんなものを支給するとは、政府の人間は余程殺し合いをさせたいらしい。

最初この刀を見た時、銛之塚は、ザ・ラストブシドーなどと呼ばれる事もある自分には、
似合いの支給品だと思ったが、これを使うことは、自分が政府の思惑通りに動いている様で嫌だった。しかし、今はそんなことを言っていられない。

銛之塚はスラリと日本刀を抜くと、風の音に紛れながら低い姿勢で草木の陰をそっと移動し、
神楽の横へと回り込んだ。

神楽が叫び声を上げながら、先ほどまで銛之塚が居た辺りに向けて銃を乱射し始めたが、
既に銛之塚は移動した後だった。

銛之塚は十分に回り込むと、タイミングを見計って一気に神楽へ駆け寄り、
驚いて振り向く神楽を、その刀で袈裟斬りに斬りつけた。
肉を切り裂く手応えと共に、神楽の体からブシューッと大量の血が噴き出し、
神楽は、その場に膝から崩れ落ちて動かなくなった。
その際、銛之塚はかなりの量の返り血を浴びてしまった。

人を殺すなどという経験は、銛之塚も今回が初めてだったが、
不思議と、銛之塚の気持ちは落ち着いていた。
もしかしたら、日々の鍛錬の中で、人を殺す事に対する覚悟のようなものが、
銛之塚の中には出来上がっていたのかも知れない。

そうして、銛之塚は狩りを終えると、戦利品を確認した。

まずは、トランシーバー。
これを鎌石小中学校の近くで使えば、政府の人間と通信できるかも知れない。
これは環に渡そう。

そして銃が2丁。

リボルバー(S&W M10)の方は、銃の中の弾は撃ち尽くされていたが、
神楽のデイバッグの中に予備弾が、1、2、……20発残っていた。
とりあえず、6発は再装填を済ませておく。

オートマチック拳銃(グロック17)の方は、かなり何発も撃たれていたはずだが、
まだ弾倉内には、弾が残っていた。

(銃は、どっちか環に持たせておくか。あいつがこんな物を使うかは、分からないが)

他には、これといって気になる物は無かった。
榊のデイバッグには、あとは支給品一式が入っているだけだったし、
神楽のデイバッグの方も、残りは支給品一式とボクシンググローブだけだった。
殺し合いには使えないだろう。

とりあえず、今後食料や水はどれだけ必要になるか分からないので、
自分のデイバッグに移したが、残りは置いていくことにした。

(よし…、環の所に戻るか)

こうして銛之塚は、その場を後にした。


【榊@あずまんが大王 死亡】
【神楽@あずまんが大王 死亡】
【残り28人】



【D-7 北側の道/一日目 昼】


【銛之塚崇@桜蘭高校ホスト部】
【状態】:健康 血塗れ
【装備】:鍔の無い日本刀
【所持品】:支給品一式(水と食料のみ3人分)、グロック17(5/17)
      S&W M10(6/6) S&W M10の予備弾 14 トランシーバー
【思考・行動】
基本:桜蘭高校ホスト部はこれから先も変わらない。しかし、ハルヒはいなくなったか……
1:いったん環の元へ戻る
2:優勝して帰還する。仲間の手は汚させない、そして必ず守る



【その他】
榊と神楽のデイバッグ(水と食料以外の支給品、ボクシンググローブ)は、
D-7、彼女たちの死体の側に残されています。
ピースメーカー(0/6)は、その近くに放置されています。