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プログラム 正式名称は戦闘実験第六十八番プログラム これは防衛陸軍が防衛上の必要から行っている戦闘シミュレーションとされており 参加させられているのは毎年、全国の中学校から任意に選出された生徒達である。 今回のプログラムにおいては、一クラスでのプログラムではなく また中学生のみのプログラムでもない。中学生、高校生入り乱れて複数の学校が参加を強制させられている。 ルールもチーム戦という既存のものとは、異なったプログラムである。 だが、その中でも特に異彩を放つ存在が二つあった。 一つは、天才飛び級少女、美浜ちよ 彼女の肩書きは確かに高校生ではある、しかし弱冠10歳で高校に編入したため 現在は12歳の高校三年生である。 そして、もう一つ、阪東秀人の存在 彼は確実に卒業していたはずだった。ゆえに彼の実年齢も現在19歳である。 本来、高校生とはプログラムに選出されない。それを置いても突起すべき存在の二人。 現在、その二人は沖木島で出会い、肩を並べて歩を進めていた。 「それでその時、手で持てなかったから大阪さんに食べさせてもらったんですよー」 「………」 「ちょっと、阪東さん聞いてます?」 「………」 「……もう……それよりもみんな、無事でいればいいんですけど」 見た目の怖い阪東に慣れたのか、ちよと阪東の間の空気は時間の経過に伴って、少しづつだが、縮まっていた。 ちよは無意識のうちに、自分と仲間の心配を和ませる為、いつも通りのちよらしい会話を阪東と交わす。 阪東はほとんど返事をしなかったが、普段から榊と会話もするちよにとっては一方的に会話をすることにも慣れていた。 ちよの生い立ち、学校での出来事、阪東が聞くまでもなく、一人で話していく。 しかし、そのちよの相手をさせられている阪東本人は全く違うことを考えていた。 それは今回のプログラムの特異性 高校生選出だけでも、十分に今回のプログラムは異質である。 更に、阪東自身とちよの存在。そして、その異質な二人が今、肩を並べている。 (……これは本当に偶然なのか?) 気づいた時には眠らされて、例のホテルにいた。 恐らく、島にいる生徒は全員眠らされて島の各地へと送られているのだろう。 そう考えると、今、自分達がいるこの場所は完全な偶然によるものではないということになる。 あの坂持とか言う、糞野郎がくじ引きでもして、決めたなら偶然ですむ。 だが、もしそれ以外の方法で決めたなら、今の沖木島の現状に何者かの思惑が絡んでいることになる。 それは、大東亜共和国の糞大総統様という舐めた大人の遊戯かも知れない。 それとも、それ以外かも知れない。 (……チッ、この閉じ込められた籠の中じゃ何も分かりやしねぇ) 鈴蘭を卒業した後も、基本的に国や大人というものを避けてきた阪東は此処に来て後悔をする。 異常な国や大人なら自分は無視をすればいい、逆らえばいいと思っていた。 (……思っていた……か……クソ!) 精神の反逆はできていたが、具体的な行動に移していなかった。 そして、それでもいいと思っていた。 ヒロミとバンドを組み、ほかのメンバーも熱い奴らが集まって俺の人生はここから走り出すと思っていた。 バンドをやるには国も政府も関係ねえ、そう思っていた。 だが、そう思っていた阪東に起こった今回のそれは、阪東に国の異常性を再認識させることとなる。 無意識のうちに国と目をそらしていた。だが、政府によって強制的に国と向け合うことになった。 強制という言葉は不良にとっては嫌いどころか、許せないものだ。 それを意図も簡単にしてくれた。不良としては、これ以上の屈辱はない。 (……舐められたなぁ……舐められたもんだ!……目的は知らねえが、俺を呼び出すとはよ!!) 「……阪東さん、聞いてます?」 「あ、ああ……手で持てなかったから大阪とか言う奴に食べさせてもらったんだろ」 「……それは少し前に話した話題です」 「……」 「……また、怖い顔してる」 「………中身も怖いから当然だな」 「そんなこと、ありません。私は阪東さんが優しいって知ってます!」 「ほう、お前が俺の何を知っているって?ああ?」 「そんな怖い声出しても、驚きませんよ私は」 そう言い、ちよはプックリと頬を膨らませている。 その姿を見て阪東は悪い気はしなかった。 メンチを切ると、ビビるか向かってくるか、二つしか阪東は見たことがない。 だが、ちよは平等であろうとする。ビビる奴は俺の下、向かってくる奴は俺の敵。 そんな阪東の中の常識さえ、ちよは軽々覆す。 プログラムのことを思考すると、どうしても昔の血が騒いで頭に血が昇るが、ちよのおかげで冷静さを保つこともできている。 そう思うと、この幼い高校生をこんなクソみたいな島から一刻も早く出してやりたいという思いに駆られる。 「なあ、俺の質問に答えてくれるか?」 「……嫌です」 「……チッ、悪かったよ……すまない……これでいいだろ」 「……わかりました、許してあげるです」 思ったよりも、簡単に謝れた自分に驚く阪東であったが、質問をする。 「俺の学校は……って言っても俺は卒業してたはずなんだが、まあいい 俺を見れば分かると思うが  鈴蘭高校は不良校だ、お前の学校は不良校じゃないよな?」 「……私はお前じゃないです」 「いいから、答えてくれ」 「……もう……私達の学校は至って普通の進学校ですけど」 「そうか、まあお前をみる限り、そうだろうな」 「また、お前って……私にはちよって名前があるんですよ」 仮説の一つとして、阪東は不良校の撲滅を考えていた。 大人に反逆する代表といってもいい、不良の存在 プログラムという政策を糧にして、不良を駆逐する。政府からみれば一石二鳥のはずだ。 最初の説明が行われた教室でも、鈴蘭以外の不良が数人いたことから、仮説を立てることになったわけだが ちよからの回答でそれはないと言う結論になった。最初から大して当てにしていない仮説だったが こうして一つ一つ情報を集めていけば、何か脱出するキッカケになると阪東は考えていた。 「そういえば、お前は頭いいんだったな、俺よりもお前の方がいいかも知れない」 「……何がですか?」 お前と呼ばれることに、不服そうな顔をするちよであったが、阪東の言葉の重さが伝わり、思わず聞き返す。 「この島からの脱出だ」 「……脱出??」 「ああ、こんなクソみたいなプログラムなんかに乗る必要はない」 それは、ちよが未だ至っていない思考であった。 鎌石村に向かう、みんなと合流する、誰も殺したくない その想いしかなかった……いくら、頭のいい少女でもプログラムという狂気性がその優秀な頭脳を奪っていたのだ。 いずれは、たどり着いた答えかも知れないが、阪東の口から出たことにちよは喜んだ。 阪東となら、やれそうな気がする。そう思ったから。 「それは、どうやってですか?」 「知らねえよ」 「……えッ?」 「お前が考えるんだよ」 「……私が?」 「そうだ、お前だ」 言葉と同時にちよを見る阪東の顔は、ちよが見たこともないような悪い笑顔 目は鋭く細く、口は笑みで満開、悪巧みを考える不良そのものだった。 「お前が、この島からの脱出方法を探してみせろ」 「……そんな、私にはできません!」 「なら、お友達と一緒に死ぬのを待つか? それとも、お友達と一緒に島中を血で染めるか?」 「……それは」 「なら、考えろ! 俺の武器はこの拳だ、お前の武器はなんだ? その頭しかねえだろうが!」 「……私の武器」 「そうだ、お前だけの武器」 少女は自分の頭脳を武器と思ったことがなかった。 自分の能力は自分の将来の為の学識、それぐらいしか使い道はないと思っていたから しかし、目の前にいる男はそれを武器として使えと言う。 人生で一番の危機に直面しているこの現状、この島で生き残る為、脱出する為に使えと…… 自分の知能を使うのは今だと……そして、少女は決断する。 男に言われたのがキッカケであっても、それが理由ではない。 少女は初めて、自分の想いで頭脳を使う決心を固めた。 「……分かりました、やれるだけやってみます」 「やれるだけじゃねぇ、やってみせろ」 「はい!!」 そして、男もまた、決意を固めていた。 少女に役目を与えたのは、この島で生き残ってほしいから 何も目的がない人間が生き残れるほどこの島は甘くない。毎年、プログラムは『成功』しているのだ。 何も考えず、ただ島を探るよりも目的、つまりは強い意志がある方が生き残れる。 それは男、阪東の不良経験によるものだったが、決して間違いではなかった。 少女には、頭脳という役目を与える。 当然、阪東自身も常に思考は止めないが、少女に役目を与えたからには、それ以外は全て自分が責任を持つ。 それこそが、阪東秀人の決意だった。 これより、数分後―――宮崎都の放つ閃光弾に二人は気づく。 【D-3 道/一日目 朝】 【美浜ちよ@あずまんが大王】 【状態】:健康 【装備】:なし 【所持品】:支給品一式 ランダムアイテム1~3(本人確認済み) 【思考・行動】 1:島からの脱出方法を考える 2:鎌石村へ向かう 3:仲間を探す 4:誰も殺したくない 【D-3 道/一日目 朝】 【阪東秀人@クローズ】 【状態】:健康 【装備】:なし 【所持品】:支給品一式 ランダムアイテム1~3(本人確認済み) 【思考・行動】 1:しばらくちよと一緒に行動する 2:襲ってくるなら誰であろうと叩きのめす  ただし余程の事が無い限り殺す気は無い 3:ヒロミ達とはできれば一度合流しておきたい 4:この島から脱出する 一方、三村が死亡したことに気づいていない塚本天満は 三村を探しつつ、北へと進んでいた。 「三村くーん!」 三村を探しながら進んでいたのと、二人分の荷物を持っている為 道に出ていれば、もう阪東とちよの二人から見えるほどの距離まで追いつかれていたが 道を外れ、草木を踏み込みつつ探しているせいで、未だお互いを認識できない。 「もう! これだけ探してもいないってどういうことー?」 数分後、少女、塚本天満も閃光弾に気づくこととなる。 【C-3/道/1日目-朝】 【塚本天満 @School Rumble】  [状態]: 健康  [装備]: なし  [道具]:デイパック&支給品一式×2、毒おにぎり×2、残りランダム支給品1~4(本人はおにぎりのみ確認済み)  [思考]   基本:殺し合いはしない。みんな仲良く。   1:三村信史を探す   2:矢神学院高校のみんなを探す 。
プログラム 正式名称は戦闘実験第六十八番プログラム これは防衛陸軍が防衛上の必要から行っている戦闘シミュレーションとされており 参加させられているのは毎年、全国の中学校から任意に選出された生徒達である。 今回のプログラムにおいては、一クラスでのプログラムではなく また中学生のみのプログラムでもない。中学生、高校生入り乱れて複数の学校が参加を強制させられている。 ルールもチーム戦という既存のものとは、異なったプログラムである。 だが、その中でも特に異彩を放つ存在が二つあった。 一つは、天才飛び級少女、美浜ちよ 彼女の肩書きは確かに高校生ではある、しかし弱冠10歳で高校に編入したため 現在は12歳の高校三年生である。 そして、もう一つ、阪東秀人の存在 彼は確実に卒業していたはずだった。ゆえに彼の実年齢も現在19歳である。 本来、高校生とはプログラムに選出されない。それを置いても突起すべき存在の二人。 現在、その二人は沖木島で出会い、肩を並べて歩を進めていた。 「それでその時、手で持てなかったから大阪さんに食べさせてもらったんですよー」 「………」 「ちょっと、阪東さん聞いてます?」 「………」 「……もう……それよりもみんな、無事でいればいいんですけど」 見た目の怖い阪東に慣れたのか、ちよと阪東の間の空気は時間の経過に伴って、少しづつだが、縮まっていた。 ちよは無意識のうちに、自分と仲間の心配を和ませる為、いつも通りのちよらしい会話を阪東と交わす。 阪東はほとんど返事をしなかったが、普段から榊と会話もするちよにとっては一方的に会話をすることにも慣れていた。 ちよの生い立ち、学校での出来事、阪東が聞くまでもなく、一人で話していく。 しかし、そのちよの相手をさせられている阪東本人は全く違うことを考えていた。 それは今回のプログラムの特異性 高校生選出だけでも、十分に今回のプログラムは異質である。 更に、阪東自身とちよの存在。そして、その異質な二人が今、肩を並べている。 (……これは本当に偶然なのか?) 気づいた時には眠らされて、例のホテルにいた。 恐らく、島にいる生徒は全員眠らされて島の各地へと送られているのだろう。 そう考えると、今、自分達がいるこの場所は完全な偶然によるものではないということになる。 あの坂持とか言う、糞野郎がくじ引きでもして、決めたなら偶然ですむ。 だが、もしそれ以外の方法で決めたなら、今の沖木島の現状に何者かの思惑が絡んでいることになる。 それは、大東亜共和国の糞大総統様という舐めた大人の遊戯かも知れない。 それとも、それ以外かも知れない。 (……チッ、この閉じ込められた籠の中じゃ何も分かりやしねぇ) 鈴蘭を卒業した後も、基本的に国や大人というものを避けてきた阪東は此処に来て後悔をする。 異常な国や大人なら自分は無視をすればいい、逆らえばいいと思っていた。 (……思っていた……か……クソ!) 精神の反逆はできていたが、具体的な行動に移していなかった。 そして、それでもいいと思っていた。 ヒロミとバンドを組み、ほかのメンバーも熱い奴らが集まって俺の人生はここから走り出すと思っていた。 バンドをやるには国も政府も関係ねえ、そう思っていた。 だが、そう思っていた阪東に起こった今回のそれは、阪東に国の異常性を再認識させることとなる。 無意識のうちに国と目をそらしていた。だが、政府によって強制的に国と向け合うことになった。 強制という言葉は不良にとっては嫌いどころか、許せないものだ。 それを意図も簡単にしてくれた。不良としては、これ以上の屈辱はない。 (……舐められたなぁ……舐められたもんだ!……目的は知らねえが、俺を呼び出すとはよ!!) 「……阪東さん、聞いてます?」 「あ、ああ……手で持てなかったから大阪とか言う奴に食べさせてもらったんだろ」 「……それは少し前に話した話題です」 「……」 「……また、怖い顔してる」 「………中身も怖いから当然だな」 「そんなこと、ありません。私は阪東さんが優しいって知ってます!」 「ほう、お前が俺の何を知っているって?ああ?」 「そんな怖い声出しても、驚きませんよ私は」 そう言い、ちよはプックリと頬を膨らませている。 その姿を見て阪東は悪い気はしなかった。 メンチを切ると、ビビるか向かってくるか、二つしか阪東は見たことがない。 だが、ちよは平等であろうとする。ビビる奴は俺の下、向かってくる奴は俺の敵。 そんな阪東の中の常識さえ、ちよは軽々覆す。 プログラムのことを思考すると、どうしても昔の血が騒いで頭に血が昇るが、ちよのおかげで冷静さを保つこともできている。 そう思うと、この幼い高校生をこんなクソみたいな島から一刻も早く出してやりたいという思いに駆られる。 「なあ、俺の質問に答えてくれるか?」 「……嫌です」 「……チッ、悪かったよ……すまない……これでいいだろ」 「……わかりました、許してあげるです」 思ったよりも、簡単に謝れた自分に驚く阪東であったが、質問をする。 「俺の学校は……って言っても俺は卒業してたはずなんだが、まあいい 俺を見れば分かると思うが  鈴蘭高校は不良校だ、お前の学校は不良校じゃないよな?」 「……私はお前じゃないです」 「いいから、答えてくれ」 「……もう……私達の学校は至って普通の進学校ですけど」 「そうか、まあお前をみる限り、そうだろうな」 「また、お前って……私にはちよって名前があるんですよ」 仮説の一つとして、阪東は不良校の撲滅を考えていた。 大人に反逆する代表といってもいい、不良の存在 プログラムという政策を糧にして、不良を駆逐する。政府からみれば一石二鳥のはずだ。 最初の説明が行われた教室でも、鈴蘭以外の不良が数人いたことから、仮説を立てることになったわけだが ちよからの回答でそれはないと言う結論になった。最初から大して当てにしていない仮説だったが こうして一つ一つ情報を集めていけば、何か脱出するキッカケになると阪東は考えていた。 「そういえば、お前は頭いいんだったな、俺よりもお前の方がいいかも知れない」 「……何がですか?」 お前と呼ばれることに、不服そうな顔をするちよであったが、阪東の言葉の重さが伝わり、思わず聞き返す。 「この島からの脱出だ」 「……脱出??」 「ああ、こんなクソみたいなプログラムなんかに乗る必要はない」 それは、ちよが未だ至っていない思考であった。 鎌石村に向かう、みんなと合流する、誰も殺したくない その想いしかなかった……いくら、頭のいい少女でもプログラムという狂気性がその優秀な頭脳を奪っていたのだ。 いずれは、たどり着いた答えかも知れないが、阪東の口から出たことにちよは喜んだ。 阪東となら、やれそうな気がする。そう思ったから。 「それは、どうやってですか?」 「知らねえよ」 「……えッ?」 「お前が考えるんだよ」 「……私が?」 「そうだ、お前だ」 言葉と同時にちよを見る阪東の顔は、ちよが見たこともないような悪い笑顔 目は鋭く細く、口は笑みで満開、悪巧みを考える不良そのものだった。 「お前が、この島からの脱出方法を探してみせろ」 「……そんな、私にはできません!」 「なら、お友達と一緒に死ぬのを待つか? それとも、お友達と一緒に島中を血で染めるか?」 「……それは」 「なら、考えろ! 俺の武器はこの拳だ、お前の武器はなんだ? その頭しかねえだろうが!」 「……私の武器」 「そうだ、お前だけの武器」 少女は自分の頭脳を武器と思ったことがなかった。 自分の能力は自分の将来の為の学識、それぐらいしか使い道はないと思っていたから しかし、目の前にいる男はそれを武器として使えと言う。 人生で一番の危機に直面しているこの現状、この島で生き残る為、脱出する為に使えと…… 自分の知能を使うのは今だと……そして、少女は決断する。 男に言われたのがキッカケであっても、それが理由ではない。 少女は初めて、自分の想いで頭脳を使う決心を固めた。 「……分かりました、やれるだけやってみます」 「やれるだけじゃねぇ、やってみせろ」 「はい!!」 そして、男もまた、決意を固めていた。 少女に役目を与えたのは、この島で生き残ってほしいから 何も目的がない人間が生き残れるほどこの島は甘くない。毎年、プログラムは『成功』しているのだ。 何も考えず、ただ島を探るよりも目的、つまりは強い意志がある方が生き残れる。 それは男、阪東の不良経験によるものだったが、決して間違いではなかった。 少女には、頭脳という役目を与える。 当然、阪東自身も常に思考は止めないが、少女に役目を与えたからには、それ以外は全て自分が責任を持つ。 それこそが、阪東秀人の決意だった。 これより、数分後―――宮崎都の放つ閃光弾に二人は気づく。 【D-3 道/一日目 朝】 【美浜ちよ@あずまんが大王】 【状態】:健康 【装備】:なし 【所持品】:支給品一式 ランダムアイテム1~3(本人確認済み) 【思考・行動】 1:島からの脱出方法を考える 2:鎌石村へ向かう 3:仲間を探す 4:誰も殺したくない 【D-3 道/一日目 朝】 【阪東秀人@クローズ】 【状態】:健康 【装備】:なし 【所持品】:支給品一式 ランダムアイテム1~3(本人確認済み) 【思考・行動】 1:しばらくちよと一緒に行動する 2:襲ってくるなら誰であろうと叩きのめす  ただし余程の事が無い限り殺す気は無い 3:ヒロミ達とはできれば一度合流しておきたい 4:この島から脱出する 一方、三村が死亡したことに気づいていない塚本天満は 三村を探しつつ、北へと進んでいた。 「三村くーん!」 三村を探しながら進んでいたのと、二人分の荷物を持っている為 道に出ていれば、もう阪東とちよの二人から見えるほどの距離まで追いつかれていたが 道を外れ、草木を踏み込みつつ探しているせいで、未だお互いを認識できない。 「もう! これだけ探してもいないってどういうことー?」 数分後、少女、塚本天満も閃光弾に気づくこととなる。 【C-3/道/1日目-朝】 【塚本天満 @School Rumble】  [状態]: 健康  [装備]: なし  [道具]:デイパック&支給品一式×2、毒おにぎり×2、残りランダム支給品1~4(本人はおにぎりのみ確認済み)  [思考]   基本:殺し合いはしない。みんな仲良く。   1:三村信史を探す   2:矢神学院高校のみんなを探す 。 *投下順で読む Next:[[サカサマ]]

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