(試合前、場内のモニターに突如映像が映し出される。
映し出されたのは、Genesis in 七夕祭を取材する遠津法一その人であった。)
遠津「・・・・・・今日は年に一度、彦星と織姫が天の川で再会する日。
いやぁ、ロマンチックだなぁ。」
(一人、星空のロマンに思いを馳せる遠津法一。その時!)
??「・・・・・・ダークダクダク、ソールソルソル・・・・・・」
遠津「!こ、この聞き馴染みのある声はもしや・・・・・・・ああっ!!!!」
(振り向くとそこに、青い短冊を持って笹に接近するダーク・ソウルの姿が!
慌てて物陰に潜む遠津法一。)
遠津「こ、こんなトコロに出没してるなんて・・・・・・。
しかもあれは・・・・・・短冊??
ま、まさか、星に呪い、もとい、願いをかけようと
いうのか、あのダーク・ソウルが!?(--;」
(動揺する遠津記者をよそに、短冊を笹の葉にくくりつけるダーク・ソウル。
願をかけるように手を合わし、そして、立ち去っていく。)
遠津「い、行ってしまった・・・・・・・・。
(しばし呆然とたたずむも、突然我に返り)
ハッ!!あの短冊!!
そうだ、あの短冊に一体何の願いを託したのかが分かれば
彼女の目的や野望、そして正体について何か分かるかもしれないぞ!
よし、そうと分かれば早速!!」
(一路、笹のある場所へダッシュする遠津記者。
瞬間、笹のある場所へカメラが切り替わる。)
遠津「(ガサゴソ)えーっと、青い短冊、青い短冊と・・・・・。
ん、この中の方にかけてある青い短冊は・・・・・・。
(チラリと見て)ああ、これだ!端に名前が書いてある!!」
(カメラがズームインすると、そこには『堕悪奏流』の4文字が
あり、さらによく見るとその脇に平仮名で『だあくそうる』と
フリガナが振ってある)
遠津「(ゴクリと息を呑み)
・・・・・・さぁ、一体何の願いを託してたのか・・・・・いざ!」
(視線を短冊に這わせる遠津法一。するとそこには!)
『 ユ ッ ク リ と 後 ろ ヲ 向 ケ
堕悪奏流 』
遠津「????なんだコレ?これがお願い??
後ろを向くと、どうなるっていう・・・・・・」
??「・・・・・・ダークダクダク、ソールソルソル・・・・・・」
遠津「!!!・・・・ンだッ!?Σ(゚□゚;;」
(・・・・・・そう、後ろを振り向いた遠津記者が見たものは、背後に仁王立ちする
ダーク・ソウル、その人であった。)
DS「・・・・・・・・謎ヲ探ル者・・・・・・許スマジ(▽_▽)」
(刹那、赤い毒霧が、驚愕の表情で固まる遠津記者の顔面に炸裂する!)
遠津「!ぐぶひゃ!!目が、目がァ~(T_T)」
DS「・・・・・・我ガ願イ、確かニ実現セリ。ビバ七夕!(▽v▽)
・・・・・・良イカ、ワが名ハ、ダーク・ソウル・・・・・・。
・・・・・・マタ、逢オウ。」
(七転八倒する遠津法一がようやく起き上がった時、
既にそこにはダーク・ソウルの姿はなかった・・・・。)
最終更新:2007年03月10日 07:45