84pの小説 万丈目準VS七赤天界 前編


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日が大地へと吸い込まれてから、四半刻と経過していない夕暮れ時、サンマやカレーの香りのする道から一歩ずれた公園。
   ことり「今日は楽しかったです、メイさん。」
   メイ「うん、僕も……」
子供たちが遊ぶには光が足らず、大人の時間には星が足りない。
そんな時間帯ゆえか、公園にはことりとメイ、そして茂みに体を埋める4人しかいなかった。

   シオン「覗きなんて趣味の悪いことやめて、帰ろうよ?」
   ユナ「私やネロも好きでここにいるわけではない。」
   ネロ「見てて初々しい(ういういしい)ねぇ、カイよ?」
   カイ「ムガァァアアアア! フングァァアアアア!」
両手両足を縛られ、猿ぐつわを咬ませられながらも、カイはメイとことりの間を裂くために全力で暴れまわる。
本人は不本意ながらもウドの大木と呼ばれる巨体、ネロが押さえていなければ2人になにをするか分からない。
   ことり「それじゃあ…今日はこれで……。」
   メイ「あ、ことりさん!」
メイとことりの出会いはクリスマス、それ以降は次元を超えて何度もの交流を経て、
ブラコンを隠さず恥らわずの兄、カイが『弟に悪い虫がァアアア!』とキレる仲になっていた。
そんなカイが、2人のデートを見過ごす筈も無く、殺人兵器「1キル様」によってことりの抹殺を企てたが…そこはそれ、同僚である3人によって阻まれ、今に至る。
   ネロ「お? 行くか? 行くか? キスするか? そしてそのあとまで突っ走るのか?」
不自然なまでに静かな公園で、2人の頭部はゆったりと、しかし着実に近付いていく。
   カイ「ムラァァアアア!」
   ネロ「っぶ!?」
ネロの意識が2人に映った一瞬の隙を突き、雄叫びに近い呻き声と共に背筋で後頭部をネロの顔面に叩きつけた。
   カイ「んんんんんゃぁ!」
頭の落下に合わせ、その勢い利用し、シャクトリムシかイモムシの如く突撃する。( おまえどこの地虫十兵衛?
   ことり「きゃああああ!?」
   メイ「妖怪さん?! 『禁断』の世界から来てたんですか!?」
兄を妖怪呼ばわりするのはどうかと思うでしょうが、暗闇で、いきなり茂みから人外(に聞こえる)唸り声に続き、地を這う生物を兄だと見破る弟も少ないと思われます。
   カイ「ぶんるぁあああああ!」
しかも並の陸上選手より早いぞコイツ。
だが、こんな時でも頭の回るカイ君、このままタックルしたらメイが怪我をするかもしれない。(この体位でこのスピードが出るんだから本当に妖怪かもしれない。)
時期と状況を利用し紅葉を巻き上げながら、2人の周りをグルグルと回り始めた。
   メイ「逃げよう! ことりさん!」
ことりの手を引き、この場から立ち去ろうとする恋人達、だが走るために密着していた体が離れ、攻撃しても男に危害の及ばない位置に変わった瞬間を妖怪は見逃さなかった。
妖怪は反射的に腹筋と背筋の筋繊維を総動員し、スーパーボールのように女へ向けて跳ねた。 頭突きをするつもりらしい。
しかし、妖怪の思惑とは異なり、妖怪の体当たりを受ける寸前に男が素早く女を抱き寄せ、身を挺す。
   妖カイ「!? んなんッ!」
妖怪は空中で、男に当たらないように身をよじるが、そう上手くいくはずも無く、男と女を押し倒す形となって落下した。
……デュエルモンスターズ小説の描写じゃねぇな、コレ。
   シオン「カイ! メイ! ことり! 大丈夫!?」
   ユナ「悪かったな…ん?」
カイの下に重なっているメイとことり、2人の顔はカイが突進する前より接近し、シオンたちの位置からは――キスしているように見えなくもない。
   ネロ「……えーっと……おめでとうか? メイ?」
キスしているのかしていないのか、ネロは心配を吹っ飛ばして確認した。
   メイ「……みんな……どうしてここに?」
   ネロ「あぁー、こういうわけで、な。」
乗っかったカイに手間取り、重なった体位から身動きできない二人を見かねて、ネロがひょい、とカイを持ち上げて猿ぐつわを剥ぎ取った。
   ことり「…カイ、さん?」
   メイ「兄さん、どういうことなの?」
   カイ「…そ、それはだなぁ、メイがその小娘に何かされるんじゃないかと思って…その…」
それを聞いて、暗いながらもメイの顔に怒りと、ことりへの申し訳なさが広がっていくのが分かる。
   メイ「……嫌いだ。」
   カイ「え?」
   メイ「兄さんなんか…大嫌いだ!」
地すら舐め、草にまみれ、外道に落ちてまでメイを思って行動したにも拘らず、カイの心を深々と抉った。
   カイ「そ…そんな…冗談、だよな?」
   ネロ「いや、当たり前だと思うぜ?」
ぐたり、と力無くネロの腕の中で、カイは死体のように変わり、顔は見えない小刻みに震えている。
   シオン「え…えっと…カイ、今回はカイにも悪いところが…」
流れるように、川の流れのように、カイの前髪を伝って液体が滴っている。涙か何かでしょう、多分。
   カイ「ち…ちくしょぉー!」
突如、カイを縛っていたロープがバサっと切れ、押さえ付けていたネロの隙を付く形となり、カイは抜け出した。
踵を返し、さっきのイモムシより格段に速いスピードで逃げるように走り出した。
   ユナ「一言謝っていけ、カイ!」
その言葉が聞こえない筈もないが、それでも立ち止まらず、闇の中へと消えた。



   グリーン「万丈目のアニキー、俺の隣にはなんかカワイイ女の子モンスターを入れてくれよー」
   ブラック「アニキー、あの十代の弟分のコアラに言ってやりましょうよ、獣族使いは万丈目のアニキとキャラが被るから止めろ、って。」
被ってない、同じ獣族だが微塵も被ってない。
   イエロー「兄ちゃんたちぃん、万丈目のアニキは今、七精門の鍵をセブンスターズから守るのが忙しいんだよぅぉ~?」
   グリーン「いちいちアニキがやらなくとも、放っておけば十代か明日香辺りがなんとかするんじゃないのかなー。」
   ブラック「きゃはははは! 確かに!」
   万丈目「うるさい! おまえら!」
頭上で眼球をナメクジのように動かす黄、マッチョぶる緑、腹が揺れまくる黒が喋り続け、凡骨根性を持ったとしても流石に耐えられなかったらしい。

おジャマ・グリーン 光属性 獣族 レベル2 ATK0 DEF1000
あらゆる手段を使ってジャマをすると言われているおジャマトリオの一員。
三人揃うと何かが起こると言われている。

おジャマ・イエロー 光属性 獣族 レベル2 ATK00 DEF00
あらゆる手段を使ってジャマをすると言われているおジャマトリオの一員。
三人揃うと何かが起こると言われている。

おジャマ・ブラック 光属性 獣族 レベル2 ATK00 DEF00
あらゆる手段を使ってジャマをすると言われているおジャマトリオの一員。
三人揃うと何かが起こると言われている。

レベルも半端、ステータスも半端、ザコ・オブ・ザコの呼び名も高いモンスター達だ。
   イエロー「でも万丈目のアニキ、今のところは良いトコなしでしょぉ~?」
   万丈目「それは……これから四人抜きするんだ。」
というより、三幻魔を賭けた7対7のデュエル合戦の現状は、七精門の鍵組からはクロノス・カイザー亮・三沢の3人が倒され、
セブンスターズ側も同じくダークネス・カミューラ・タニヤの3人を倒したものの、全て遊城十代の手柄であり、万丈目は1人も倒していない。
   万丈目「次こそ…次の敵こそ……。」


万丈目たちが知らないところで、セブンスターズは壊滅の危機を迎えていた。
驚くことにオシリスレッド寮から徒歩で1時間ほどの距離にセブンスターズの面々がアジトとしている廃校はあるにも拘らず、
その存在を唯一発見したのは、デュエルアカデミアの部外者である『ヴァルハラ』の面々だった。
   シオン「…本当にいくの? カイが居ないで勝てる敵?」
   ネロ「さあな、必ず勝てるデュエルなんてねぇし、無視して三幻魔とやらが目覚めるのを待つ、ってのも面白くねぇ。
      ………それに俺達が4人で戦って勝てないなら、残ってる七精門ホルダーの連中でも勝てねぇよ。」
『ヴァルハラ』は、日本1決定トーナメント上位4名と、1位のカイがスカウトしたシオンという少女の合計5名、呼んで字のごとく少数精鋭、図らずとも日本最強チームだ。
   ユナ「一番弱そうな奴をシオンが担当、残る3人は状況を――どうした、メイ?」
   メイ「誰か来るよ。」
メイの呟きどおり、魔術師のような地味な色のマントと仮面で着飾った男が、4人の傍まで地面を滑るように静かに、かつ素早く近付いた。
   アムナエル「……お前たちか? 侵入者というのは?」
   ネロ「バレてたか、しゃあねぇ、ここは俺が……」
ス、とネロの前に立ちはだかるメイ。
   メイ「この人、かなり強いよ、僕が戦う。 皆は先に他の3人をお願い。」
   ネロ「……1人で大丈夫か?」
   メイ「勘だけど、この人は暴力を使うタイプじゃない、だけど他の3人がそうとは限らないからネロがここで別れちゃダメだと思う。」
   ユナ「カイ無しではメイがリーダーだ、行くぞ。」
素早く翻し、3人は廃校の中へと身を躍らせた。


   シオン「……ところでウドの大木、ユナさん、どうしてあの魔術師風の人は来たんだろうな?」
   ネロ「誰がウドの……!?」
   ユナ「来た方角からして、レッド寮で生徒か教員として生活しているんだろう。」
   シオン「そうじゃなくて、私たちがこの場所に来たのは今さっきだし、レッド寮から走ってきたとしたらもっと遅くなるはず―
        だったら私たちが来る前からこっちに向かってきていた、そう考えるしかないんだけど……。」
音を立てないようにゆったりとしたスピードで、残るセブンスターズを探しながら3人は意見を交換していく。
   ユナ「確かに奇妙だな、魔術師風の男は『侵入者か?』と訊いてきた、つまり侵入者の存在を知っていたことになる。
      だが私たちを『侵入者』と断定し、レッド寮から向かうにしては早すぎるな。」
まあ、あの魔術師風の男が趣味でテントか何かで生活しているなら、船から上陸した瞬間に気が付き、追ってきたとも捉えられるが、
冷静に考えて、デュエルの抗争中に1人仲間から孤立してキャンプするバカは居ない。
   ネロ「なら考えるまでもねぇだろ。」
   シオン「ん?」
   ネロ「―俺達が来る前に『侵入者』がいたんだ。」

ンチュガアアアアア!

ネロが言い終わると同時に、上部から爆発音が響いた。
   ユナ「上でもう始まっている!」
もう足音なんか気にしない、音を目指して全速力で階段を駆け上がっていく。
   タイタン「ブルァアアアア!」( 余談ですがアニメのタイタンはガッシュのヴィクトリームと声優が同じです。
教室の戸をぶち破り、黒尽くめのスーツに、デーモンを思わせる仮面を付けた壮年の男が3人の目の前に吹っ飛んできた。
   ネロ「このオッサンが俺達以外の『侵入者』か?」
   ユナ「いいや、違うようだ。」
教室の中に目を移せば、背中に『我が命冥界に尽き果てし』という刺繍のなされたピンクのコートを羽織り、
H・G・ウェルズの『透明人間』の主人公のように体中に包帯をグルグル巻きにした怪人が1人で立っていた。
怪人の足元を見渡せば、カードの〔黒蠍盗掘団〕のザルーグのコスプレをした男と、古代エジプト風の衣装を着た男が倒れている。
   ユナ「倒れているのが3人、立っているのが1人、『侵入者』が残りのセブンスターズを倒したと考えた方が自然だな。」
そこでネロがふゅー、と口笛ひとつ。
   シオン「ええっと…あんたが……セブンスターズを片付けてくれたのか?」
歩みだそうとするシオンを静止させ、ユナはシオンの耳元で呟いた。
   ユナ「敵の敵が味方とは限らない、下手に動くな。」
   怪人「おまえら…どこかで見たことがあるな……そう、確か日本1トーナメントで3位と4位の奴、それと…ええっと誰だっけ。」
包帯のせいだろうか、声は擦れ、口もあまり開かないので声もくぐもっている。
   ネロ「俺たちが誰でも構わない、重要なことはたった1つ、たったひとつシンプルな事だ、『おまえは俺達の敵なのか』?」
   怪人「あ、あ、あ、ああああああ!」
ネロの質問には答えず、突如として呻きだした。
   怪人「痛い! 痛い!」
   シオン「な、なに!? どうしたの!?」
   ユナ「お、おい!」
ユナを振り払い、近付いていく。
   怪人「苦しいッ! 苦しい!」
   シオン「薬とか持ってない!? どこが痛いの!?」
   怪人「――心が痛いんだ、シオン。」
   シオン「……え?」
一瞬にして怪人が起き上がり、手近のシオンの首に素早くリングのような物を取り付け、同じものをユナとネロにも投げ付けた。
   ネロ「!?」
   ユナ「はっ!」
距離がある上に、フリスビー程度のスピードなので、ネロは手で薙ぎ、ユナは蹴り上げるが、
叩いた瞬間に、リングは割れ、孫悟空の金の輪っかのように締り、ブレスレットや足輪になった。
   ネロ「な、なんじゃこりゃあああ!?」
   ユナ「……外れそうもないな、これは。」
   怪人「『衝撃増幅器』とかいう小道具だ――デュエル中にダメージを受ければそこから電撃が流れる仕組みだ。
       ……俺の包帯にも同じ効果が有る。」
   シオン「なんで……こんなことを…!?」
   怪人「さっきの連中は自分達だけで痛みを味わって俺に痛みを与えてはくれなかった、
       それじゃぁダメなんだ、俺の心の痛みを和らげてくれよ……頼むよ……。」

   ネロ「それなら一人で電気椅子にでも座ってろ! 狂人が!」
ガチャガチャと腕輪となった衝撃増幅装置を弄りながら、ネロは叫ぶ。
   怪人「痛みとは麻酔薬、デュエルは俺の心の痛い部分に麻酔薬を届ける注射器だ、デュエル無しでは入る物も入らない。」
   ネロ「……狂人ってのは、もう1つ意味が有ってよ、俺達3人に衝撃増幅装置をつけるって事は……俺達3人を1人で同時に相手するって事だぜ?」
   怪人「構わない、この程度のハンディがなければ、痛みを与える前にライフが尽きるからな。」
   ネロ「上等…ッ!」
   ユナ「覚悟はいいな、シオン。」
   シオン「お、応!」
違和感を持ちながらも、シオンはデュエルディスクを構えた。
   シオン「〔憑依装着-ウィン〕を攻撃表示で召喚し、2枚セット、ターンエンド!(手札3・伏せ2)」
   ネロ「裏側守備表示でモンスターをセットォ! 1枚伏せてターン終了だ!(手札4・伏せ1)」
   ユナ「伏せカードを3枚セット、終了。(手札3・伏せ3)」
3人が手早く、各々の手番を終了し、防御を固めた。
   怪人「俺のターン、ドロー(手札6)、メインフェイズに入った瞬間に手札から〔封魔の矢〕を発動し、全ての伏せカードを封印する。」

封魔の矢 通常魔法
このターン、相手フィールド上に存在する伏せカードは発動できない。
また、このカードの発動にチェーンすることができない。(原作登場オリカ)

天空から矢が降り注ぎ、シオンたち3人のフィールド上の魔法・罠を射抜いた。

   ネロ「っち……俺達3人を相手に1ターンキルでも狙う気か?」
   怪人「そして手札より、〔異端なる俊傑 ロキ〕を通常召喚する。」

異端なる俊傑 ロキ 神属性 神族 レベル4 ATK0 DEF0
このカードが攻撃表示で存在する限り、このカードは戦闘では破壊されない。
500ライフポイントを払うことで、フィールド上の「フェンリル」・「ヨルムンガルド」・「ヘル」と名の付くカードを生贄にすることができる。
この効果で生贄に捧げたカードのカード名をテキストに含むモンスター1体を召喚条件を無視してデッキ・手札から特殊召喚する。(オリカ)

   ネロ「北欧神話デッキ…だと?」
ロキの召喚によって六つの瞳が泳いだのは、そのカードの効果のせいではなかった。
三人にとって、怪人の素振りは「とあるデュエリスト」との共通点が多かった。

なぜ、使っている衝撃増幅装置が1キル君シリーズを思わせるデザインなのか?
なぜ、グ-ルズ残党や他の対レアハンター組織すら見つけ出せない場所を、この怪人は知っていたのか?
なぜ、怪人が首輪をつける瞬間に誰も呼んでいないのにシオンの名を知っていたのか?
なぜ、背中にメイの本名である「冥界」を含む『我が命冥界に尽き果てし』と刻まれているのか?
その疑問を、ロキのカードは嘲笑うかのごとく肯定した。

   カイ人「……弟に嫌いといわれた傷を癒せる兄がいるか? 否ァ! 否否否否否否イナイナイナ居ない! 断じて居ない!
       心の痛みを和らげてくれるのは肉体の痛みのみ、デュエルで白熱した心には、肉体の痛みが良く染み込む。」
   シオン「な……!?」
   ネロ「自業自得だ、衝撃増幅装置っつっても死ぬわけじゃねぇ。」
   ユナ「容赦なく倒させてもらうぞ!」
   カイ人「もしかしたら躊躇うかと思ったが……さすがは一流のデュエリストだ、安心した。
        だが――もうお前たちのターンが回ってくることはなく、残念ながら俺に痛みを与えることはできない……。」
封魔の矢で魔法・罠を完全に封じたとはいえ、3人のライフは合わせて二万四千、ビートダウン型デッキが1ターンで削りきれる数値ではない。
   カイ人「お前らも知るとおり、俺の召喚した〔ロキ〕には3人の子供がいる。
        この兄弟は凄いぞォ……一人だけでも伝説の力を持ちながら、各々が全く別の特徴を備えた…最高の兄弟だ…。」
兄弟であることを不自然なまでにアピールする怪人。
ちなみに兄弟とはいえども、中にはヘルという女のモンスターも存在する。
ヘルは冥界の神であり、彼女の名前は英語で冥界を意味する『HELL』の語源を同じくし、怪人兄弟に限り、兄弟として認められるだろう。
   カイ人「一匹に付きコントローラーを一人、ちょうど良い分配だ。」



さきに述べるが、夢オチだ。 そしてコピペだ。
   十代「ぐああああ!」
十代LP1200→LP0
   十代「く、さすが万丈目サンダーだぜ!」
   万丈目「ふははははは!」

   カイザー亮「ぐああああ!」
カイザーLP1200→LP0
   カイザー亮「く、さすが万丈目サンダーだ!」
   万丈目「ふははははは!」

   クロノス「ぐああああナノーネ!」
クロノスLP1200→LP0
   クロノス「く、さすが万丈目サンダーナノーネ!」
   万丈目「ふははははは!」

周囲に数十匹の精霊を漂わせながら、万丈目はctrlの機能を乱用して綴られた夢を見ていた。
   大徳寺「万丈目くん、起きるんだニャー。」
   万丈目「……まだ……寝る。」
一瞬、口調から精霊の誰かだと、寝ぼけ眼ながら蹴飛ばそうとしたが、寸前にレッド寮の寮長である大徳寺と気付き、思いとどまった。
   万丈目「大徳寺…先生?」
何事かとベッドに吸いつけられる体を引き起こし、精霊たちも次々と目を覚ます。
   大徳寺「今朝方、いきなり現れた包帯をグルグル巻きにした男――セブンスターズに、明日香くんがやられたニャー。
        続いて十代くんがデュエル中だニャ、でも十代くんも旗色が悪い、君も準備しておいてくれニャ。」
万丈目以下、おジャマ三兄弟はただでさえ丸い目を、これでもかと丸くする。
   万丈目「明日香くんを破り、十代を押すほどの使い手がまだセブンスターズに残っていたとは…これで3対4、
        俺が残っているとはいえ、不利になったのは認めざるを得ないな。」
   大徳寺「そ、それがニャ、万丈目君、どうも僕たち以外の敵が居たか、セブンスターズ内での仲間割れか……とにかく、最後のセブンスターズだニャ。」
   万丈目「それならば、この万丈目サンダーの手柄が減ったのは残念だが、十代が討ち取り損ねても、俺か先生が勝てば良い、良い風潮ではないですか。」
   大徳寺「いや、それが…その…私は別のデュエリストと引き分けになっちゃっただニャー、アッハッハ。」
万丈目達は大徳寺の甲斐性無しを知っているので、「あんたにしては上出来だ」といった視線で見るが、
実はこの大徳寺、この七対七の決闘合戦きっての策士であった。
彼が引き分けた相手とは、セブンスターズに非ず『ヴァルハラ』所属デュエリストの七赤冥界だった。
――すなわち、大徳寺の正体はあの魔術師姿の男、セブンスターズ筆頭のアムナエルなのだ。
この男は、三幻魔争奪戦が始まる前からオシリスレッド寮長の大徳寺として七精門の鍵の保持者となり、
七対七の戦いを始まった時から六対七の不公平な戦に変えることに成功していた。
このミイラ男が居なければ、この事実は戦いの終盤になって響き、万丈目たち七精門の保持者達を苦しめていただろう。
   グリーン「残り一人、しかも最強のセブンスターズっていえば、万丈目のアニキのために用意されたような敵だな!」
   イエロー「アニキィィン、倒すなら 早く行ったほうがいいんじゃないのかなぁン。」 
   万丈目「十代が倒していたらどうしようもないが、負けていたらこの七番勝負は、この万丈目サンダーの武勲の一つとして終わらせてくれるわ!」
黒い上着を羽織り、デュエルディスクを構え、精霊たちを携えて威風堂々、レッド寮のボロい扉をギィギィ唸らせ、戦場へと赴いた。


自壊 次回予告!
ヴァルハラの同胞、そしてセブンスターズを蹴散らし、三幻魔というダシを得て、七精門の保持者達を襲撃するカイ!
最後に残ったのは万丈目ただ一人! 万丈目は三幻魔の復活を阻止できるのか!? ってかアニメでは勝っても復活してたけどな!
管理人はヘルカイザーに引っ掛けてヘルテンカイと呼びたいだけだが、次号を待て!

こんな感じでキャラをぶっ壊し、ストーリーをぶっ壊してもOK!
皆も楽しく、クリエイターとなって時には熱く、時にはクールなデュエルを書かないか!?(そんな広告)


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