84pの小説 遊義皇第十一話(旧)


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大阪府、デュエル課を新設。
現在交通事故よりも多いレアハンター被害に対して、従来の警察システムでは暴行傷害などが無ければ介入できなかったが、
本日より新設された希少物強行賭博対策課(通称デュエル課)によって対策が可能となった。
システムはデュエル課職員がレアハンターとデュエルを行ない、強要されたデュエルによって奪われたカードを取り戻す、といった物。
注意すべき点はデュエルを強要されたのではなく、断る事ができたと判断される状況でのアンティは対象外となる。
新部署の構成員は部長含め4人だが、部長はあの松猪四郎氏、ご存知の通り彼は星6ライセンスを取得しており、実力は保障付き。
以上、大波社発行、「デュエリストニュース」の2面記事より抜粋。

(クロック視点)
…く、どこだ、ここ?
   「よう、クロック、丸一日気絶してたぞ、お前。」
ベッドから少し離れた位置に座った蕎祐(刃咲の下の名前)、そうか刃咲医院か、ここは。
   「誰に殴られたんだ? そんな傷?」
   「あぁー、これな、自分でやったんだ、二封気がこの村を離れるまで何も喋らない為にな。」
言葉選びもせずにツルツル喋る俺。
   「…浅いが母さんが他人にやられた傷じゃないとは言ってたけど ……マジかよ、
    てっきり俺は二封気が殴って逃げたのかと思ってたんだが……件の二封気はどこに行ったんだ?」
   「それが言えないからあんなバカな事をしたんだろうが、言えねぇよ。」
   「お前に答えてもらわないと俺が困る、福助のバカが二封気と戦いたいって煩いんでな。」
   「あぁー、どんな理由が有るとしても言えねぇよ。」
少し考え込んでから口を開く蕎祐。
   「…それなら賭けデュエルしようぜ、俺が勝ったらあんたが知ってる限りの二封気の情報を教える、
    あんたが勝ったら俺は福助に『クロック・ジュフが二封気の情報を知っている』って事を言わない。」
…あ?
   「あぁー? 別に言われたところで俺は困らんぞ?」
   「いいや! 困る筈だ! 福助はお前が二封気の行き先を知っていると知れば、
    お前が毎年指の点検に来る毎に、指の点検にも為らないくらいに問い詰めるぞ!」
その光景をイメージしてみるが……ウザイな、これは。
   「その点、俺に勝てば俺も一緒に『このダメ大人は何も知らない』って言ってやる! お買い得だぜ!」
   「…あぁー、俺が負ければ、そもそも頭を殴ってまで黙ってた事が無駄になるだろうが。」
   「デュエルを受ければどっちに転んでも福助に問い詰められる事は無くなる、
    あんたは自分のイカサマに絶対の自信が有るんだろ? 俺みたいな小僧に負けると思ってるのか?」
挑発的な口調だが、表情に余裕は無い。
   「…どうしてそこまで俺に喋らせたがる? お前にとっては二封気の全力なんてどうでも良いだろ?」
   「賭けデュエルならお前も全力を出すだろうしな、そこに興味がある。
    福助が二封気の情報を知りたがっているのをダシにデュエルだ、良い考えだろ?」
   「あぁー、だからお前は考えを顔に出し過ぎるんだよ……恥ずかしい事じゃないぞ、ダチの為の戦いは。」
二封気が『他人の為にデュエルを挑んでくる奴は決着が見えても受けてやる』なんてバカな事を言ってたが…
   「……判った、受けてやるよ、俺が蕎祐に負けるなんざ100%有り得ないからな。」
俺も二封気並のバカだな、負けたらゴメンな、二封気。


(エビエス視点…彼らの喋っている言葉は全て英語と思いなせぇ。)
私はアメリカから新幹部候補のウォンビックとその部下一同代表の少女を引き連れ、
休む間も無くホーティック第3幹部の居る日本の大阪とか言う町まで来ていた。
   「…ち! 〔押収〕を発動だ!」
   「残念ですね……既にエクゾディアは完成しています。」
ウォンビックはホーティック第3幹部が1キルデッキ対策に不慣れな先攻を取ったまでは悪くなかったが、
第3幹部はそのウォンビックのターン中でエクゾディアを引ききり、先攻のウォンビックのターン中に勝利を確定させた。
   「…あんたっ!そのデッキは卑怯よ! 普通のデッキならブラックマイン様が絶対に勝つのにッ! 」
腹心の少女はまるでウォンビックの『デッキ切れ狙いロック』が普通のデッキとでも言うように叫ぶ…正気か、この小娘は。
   「ホーティック第3幹部、トガさんの意見に賛成するわけでは有りませんが、1フェイズキルしては実力が分からないのでは? 」
   「いえ、実力を測るためではないですよ、ウォンビックさんが強いのは知ってましたからね、
    ………ただ根性が有るか無しかが見たかっただけです。」
   「それならなおさら普通のデッキで戦え! ×××××のやさおと…。」
私が黙らせるより早く、ウォンビックが手で制す・・・・私が言われたら小娘を踏み殺していると言うのに当の第3幹部は全く気にしていない。
   「それでは第3幹部も彼の幹部入り容認ですか?」
   「容認も何も大歓迎ですよ、壁役自体正念党は不足してますからね、
    ヴァイソンダーヅのメンバーも全て引き抜きたいところですね。」
どうして私以外の幹部は壁役止まりの男が幹部まで飛躍する事に違和感を持たないんでしょうか?
   「他のダーヅのメンバーも手に職が出来るなら俺にとっても不満はない、礼を言おう。」
   「あたしはブラックマイン様がこんな×××のピアスや、××××な優男と対等なんて納得行きません!」
静かに動いた私を今度はホーティック第3幹部が手で制す…命拾いしたな、小娘。
   「あとはクロックさんですね、彼は細事は気にしませんからきっとOKしてくれますよ。」
細事ですか、幹部衆のメンバー決定が細事なんですか。
   「クロック?……クロック・ジュフの事か? あいつまで幹部入りしてるのか? この組織は?」
ここにきて始めてウォンビックが驚きと不信に満ちた質問を吐いた。
   「ご存知なんですか? 彼の事を?」
   「何年か前にイカサマ使いとして裏世界に君臨していたが、
    ある男に不正を見破られた際に、俺の目の前で代償として指を切り落とされ、
    以降は変身できない仮面ライダーの様に戦えなくなった奴の名前が…確かクロックと言ったはずだ。」
   「……ウォンビックさんはどうしてその事を知っているんですか?」
   「俺もその場にいたからな、実際に見ている。」
   「ほう…第3幹部やシャモン様と同じくあの場に…世界は狭いですね。」
私が故意的に悠長に喋る中、トガ氏に暴言を言われても憤怒を見せなかったホーティック第3幹部だが、今度は露骨に機嫌が崩れている。
   「……幾つか訂正すべき点があります、1つは彼の指は奇跡的な手術で蘇生してる事、
    2つはイカサマが見破られたのではなく、対戦相手がクロックさんの通り名を知っていて強引に切断されただけです。」
怒りをまだ消化し切れていない第3幹部、彼は人とは異なる怒りのツボを持った人種のようだ。
   「イカサマ無しでも戦えるのか? そいつは?」
   「まあ星5級のプロ程度ならば倒せるでしょうね。」
星5の正規ライセンス持ちは全世界で479人、登録するだけでも難易度が高く、
取得すれば所持レアカード・名前がKCのメインコンピューターに記録される事でレアハンターの目標になり、実力が保障されると言う資格。
   「そんなのブラックマイン様やあたしなら絶対に倒せるよっ! 絶対!」
   「クロックさんは引きを重視しないプレイヤーなので、ビギナーズラックのみでは勝てません、
    あの人はウォンビックさん級の即幹部入りの人間にしか負けませんよ。」
   「…それってあたしがあんた達より弱い、って意味!? ××××ッ!?」

じゃーじゃ、じゃーじゃ、じゃーじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃ

その時、ホーティック第3幹部のDVDパーツが搭載された奇形デュエルディスクから、「大きな古時計」の音程が流れ出した。
   「噂をすれば影ですね、クロックさんがデュエルを開始しました。」
   「? どういう事だ?」
   「これは私のデュエルディスク『明(アキラ)』の特性でしてね、
    一度でもデュエルした事の有る指定したディスクがデュエルを開始した場合、その内容を知る事が出来るんです。」
言って第3幹部は自分のデュエルディスクから伸びた二本のコードをテレビに差し込み、テレビの電源を付ける。
するとテレビにはインターネットのデュエル場の様に、正確にカードデータやライフ、手札枚数などが表示された。
   「…と言う事はさっきのデュエルは実力確認ではなく…俺のディスクを登録するためか?」
   「そうですね、神さん・シャモンさんとの戦いを2人のディスクを通して見てたので、実力は既に知ってましたし、
    ……あ、なんなら後でご覧になりますか? DVDに保存してあるのですぐに見れますよ。」
その態度にまたも頭に来たのか、トガが襲い掛かる…が、今度はウォンビックに頭を鷲掴みにして止められた。
   「仲間になるなら情報収集を兼ねて盗撮するのも悪くないだろう、裏切りの防止にもなる、
    それよりも今はデュエルを見ていろトガ、クロック・ジュフも相手も悪くない。」
クロック第4幹部が戦っているのは昆虫族系デッキ、考え込む時間がかなり長い事から慎重なプレイヤー、と言う事は分かる。
……ホーティック第3幹部はそこで始めて怒りが収まった、この昆虫使いに見覚えでも有るのか?


(刃咲視点)
俺とクロックは刃咲医院の玄関口、ちょうど太陽が真横から差し込み、イカサマを看破する条件としては悪くない。
   『デュエル!』(新エキスパートルール、LP8000、初期手札5)
   「行くぜクロック!(手札1枚)俺はモンスターを1枚とリバースをセットして終了!(手札4・伏せ1)」
っへ…攻撃して来い、クロック!
   「あぁー(手札6)……蕎祐、藪から棒で悪いが、お前は俺と自分との力を何対何と見てる?」
   「……7対3であんたの優勢ってところだろうが、勝てない数字じゃねぇ、気合で勝たせてもらうぜ!」
   「大体そんな物だろうが、実際に戦えば……」
カードに手を掛け、そのまま自前の黒いデュエルディスクにカードを配置する。
   「デュエルテクニック以外の差でほぼ100%、俺が勝つことに為るぞ。
    〔閃光の追放者〕を召喚して、攻撃!」
もみじ色の翼を持った上半身のみのロボットが、俺の場のモンスターを腹部の口で捕食する……ッく!
〔閃光の追放者〕(攻撃力1600)VS(守備力1300)〔共鳴虫〕→共鳴虫、破壊→ゲームから除外。

閃光の追放者 光属性 天使族 レベル3 ATK00 DEF00
このカードがフィールド上に存在する限り、墓地へ送られるカードは墓地へ送られず、ゲームから除外される。

共鳴虫 地属性 昆虫族 レベル3 ATK1200 DEF1300
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
デッキから攻撃力1500以下の昆虫族モンスター1体をフィールド上に特殊召喚することができる。

   「実力以外の差1つ目、デッキタイプによる優劣。」
自分の有利を語っているはずなのに、クロックの表情に笑みは無い。
   「お前の使っている昆虫族デッキは大自然での生命循環を形容して「墓地」に関連したカードが多い、
    〔ドラゴンフライ〕、〔共鳴虫〕、〔魔導雑貨商人〕、〔デビル・ドーザー〕、〔黒きハイエルフの森〕とかな、
    そして俺の主力モンスター〔追放者〕ならばそれらをコンボすら必要とせずに無力化できる。」
俺が反論するより早く、クロックは言葉を続けた。
   「現に今の〔共鳴虫〕の発動が成功していればモンスター除去能力を持つ〔スカラベ〕辺りを呼び出して、俺のアタッカーを除去できたわけだ。
    ……ここからは勘だが、発動後の〔スカラベ〕を生贄に上級召喚も狙ってたんじゃないか?」
うあ、こいつカン冴え過ぎ。
   「さぁな。」
   「あぁー、だから顔に出てるっつてんだろうが……リバースカードを1枚伏せてターン・エンド。(手札4・伏せ1)」
これは勝てないかもしれねぇ…実力の差も有りデッキタイプまで劣ってるなんて……って、んなわけ有るかァッ!
   「っは、そんな福助の身長より小さいことなんざぁ、目にも入らねぇ!
    ドローフェイズ!(手札5)、俺は手札から〔黒きハイエルフの森〕を発動し、手札から〔ドラゴンフライ〕を召喚するぜ!」

黒きハイエルフの森 フィールド魔法
フィールド上に存在する昆虫族モンスターの攻撃力・守備力が300ポイントアップする。
昆虫族モンスターが破壊された時、そのカードのコントローラーのライフを1000ポイント回復する。(オリカ)

ドラゴンフライ 風属性 昆虫族 レベル4 ATK1400 DEF900
このカードが戦闘によって墓地へ送られた時、
デッキから攻撃力1500以下の風属性モンスター1体を自分のフィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。

ドラゴンフライ攻撃力1400・守備力900→攻撃力1700・守備力1200
   「これで〔閃光の追放者〕の攻撃力を超えたぜ! 攻撃!」
   「あぁー、ノーガードで〔追放者〕は倒されるが……ここで〔マクロコスモス〕を発動しとくぜ。」

マクロコスモス 永続罠
自分の手札またはデッキから「原始太陽ヘリオス」1体を特殊召喚する事ができる。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、墓地へ送られるカードは墓地へは行かずゲームから除外される。

〔ドラゴンフライ〕(攻撃力1700)VS(攻撃力1600)〔閃光の追放者〕→閃光の追放者、破壊、ゲームから除外。クロックLP8000→LP7900
戦闘力では勝る追放者とはいえ、不慣れな領域でその世界の住人に勝る道理はねぇ!
   「〔マクロコスモス〕の効果によって、破壊された〔閃光の追放者〕は墓地に行かず除外される。」
   「カードを1枚伏せてエンド!(手札2・伏せ2)
    ダメ大人ァ! お前が除外しなきゃ戦えないんだろうが、俺は墓地なんか利用しなくとも戦えるんだよ! 」
   「それでも相性が悪いのは事実だろうが、ドロー(手札5)、今引いた〔サイクロン〕で伏せカードを破壊する。」

サイクロン 速攻魔法
フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。

   「どっちをだ?」
俺は自分のデュエルディスクに差し込まれた2枚のカードを確認し、ぶらぶらと振ってやる。
   「あぁー?…ミスった、伏せカード1枚じゃねぇのかよ………左。」
   「いよっしゃぁ! 伏せ罠発動!〔強欲な瓶〕っ!」

強欲な瓶 通常罠
自分のデッキからカードを1枚ドローする。

サイクロン→無効、除外
刃咲手札2→手札3
   「あぁー、やっちまた、しゃあねぇから〔強欲な壺〕でカード引いて、〔天使の施し〕発動だ。」

天使の施し 通常魔法
デッキからカードを3枚ドローし、その後手札からカードを2枚捨てる。

強欲な壺 通常魔法
カードを2枚ドローする。

天使の施し・強欲な壺・他2枚→除外。
クロック手札3→手札5
   「〔サイクロン〕がこのターンのドロー、っつったよな?
    なら〔強欲な壺〕は前のターンから有ったってことだよな? 何で使わなかった?」
   「あぁー、実力以外の差その2、お前はタイイチで俺のイカサマを見抜けない……、
    お前はカードのソリッドビジョンが出現すると、0.2秒くらいビジョンに注意が行くクセが有るだろ?
    俺が〔サイクロン〕打った時に、俺への警戒が散漫に為ったぞ。」
なっ……!? バカな!?
   「今のはイカサマをした自白、と取って良いのか?」
   「バカ言うなよ、ただ俺はお前の注意が甘かったのを指摘しただけだ。
    ……ちなみに隙を指摘された瞬間も注意が揺らいだぞ、『運良く』さっきの〔強欲な壺〕で2枚の〔カオス・グリード〕を引いた、
    2枚tも発動し、4枚ドローする!。」

カオス・グリード 通常魔法
自分のカードが4枚以上ゲームから除外されており、自分の墓地にカードが存在しない場合に発動する事ができる。
自分のデッキからカードを2枚ドローする。

クロック手札4→手札6→手札7
当然、偶然を装っての手札入れ替えだ。
   「もう、何が起きても目は逸らさねーからな。」
   「そりゃぁ頼もしいな、〔異次元の生還者〕を召喚して〔ドラゴンフライ〕へ攻撃だ。」

異次元の生還者 闇属性 戦士族 レベル4 ATK1800 DEF200
自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードがゲームから除外された場合、
このカードはエンドフェイズ時にフィールド上に特殊召喚される。

〔異次元の生還者〕(攻撃力1800)VS(1700)〔ドラゴンフライ〕→異次元の生還者、破壊、ゲームから除外。刃咲LP8000→LP7900
戦闘で破壊されたが、ドラゴンフライの効果はマクロコスモスによって封じられる。
更に、クロックが出した異次元の生還者はマクロコスモスの効果によって墓地に行っても、
自動的に除外されてターン終了時に蘇生する不死身のモンスターに変質している。
   「気にしないッ! 逸らさない!」
   「あぁー、そういう姿勢は無駄だが悪くないぞ、1枚のカードをセットしてターン終了だ。(手札5・伏せ1・発動中1)」
俺はクロックを見据えたままデッキを見ずに感覚だけでドローし……何を引いたのかが分からねぇええ!
   「どうした? 手札も見ずにプレイする気か?」
永延とドローカードを見ずにデュエルすることは不可能、
かといって目を離すのも………そんな中、俺は一つの妙案を思いつき、クロックから目を離さずに記憶だけで手札からカードをプレイする。
   「手札から〔カゲロウの一生〕を発動し、手札の〔アルティメット・インセクト LV5〕を特殊召喚するぜ!」

カゲロウの一生 速攻魔法
手札の昆虫族モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
この効果で特殊召喚されたモンスターが相手に与える戦闘ダメージは0になり、特殊召喚されたモンスターは発動ターンのエンドフェイズに破壊される。(オリカ)

アルティメット・インセクト LV5 風属性 昆虫族 レベル5 ATK2300 DEF900
「アルティメット・インセクト LV3」の効果で特殊召喚されたこのカードがフィールド上に存在する限り、全ての相手モンスターの攻撃力は500ポイントダウンする。
自分のターンのスタンバイフェイズ時、表側表示のこのカードを墓地に送る事で「アルティメット・インセクトLV7」1体を手札またはデッキから特殊召喚する。
(召喚・特殊召喚・リバースしたターンを除く)

アルティメット・インセクト LV5 攻撃力2300・守備力900→攻撃力2600・守備力1200
   「あぁー、ミスったな蕎祐、俺の〔異次元の生還者〕は〔マクロコスモス〕が有る限り殺されても復活するし、
    〔カゲロウ〕の効果で戦闘ダメージも発生しない……〔アルティメット・インセクト〕は完全に犬死だぞ。」
   「俺がそんなミスをするわけねーだろうが! 〔アルティメット・インセクト〕ッ! 究極害病砲LV5!」
剣状の足を折り重ねてエネルギーを蓄積し、数秒間の間を空けてから開放すべく足を広げ初め……。
   「広げるな! まだ溜めろ〔インセクト〕ッ!」
例えるなら下痢腹抱えてやっとのこと探し当てたトイレに既に人が入っていたような体性で固まるインセクト。
   「溜めろよ、まだだぞ、待て、お預け、ストップ、タンマ、ダルマさんが転んだ、お前はやれば出来る子だぞ!」
   「あぁー……溜めても数値的には変わらないんだから撃ってやれよ、
    …それにこれだけデカイやつなら音も大きくなっちまうし、ご近所の迷惑を考えろ。」
分かってるからこうしてるんだろうが!
   「耳塞げよクロック! 究極害病砲LV5オーヴァーパワー……発射ッ!」

ぎぃいいいいぃいいぃぃしゃああああああっっっっ!

〔アルティメット・インセクト LV5〕(攻撃力2600)VS(攻撃力1800)〔異次元の生還者〕→異次元の生還者、破壊、ゲームから除外。
毒素を含んだ紫色に輝く軌道の延長線に立っていた生還者は跡形もなく消し去……うるせぇ!
    「あぁー……鼓膜破れるかと思った……耳がキンキンする。」
   「え? 何? なんて言った? 聞こえねえぞ。」
一応耳を塞いだ俺やクロックでも耳が使えないような騒音の中、ご近所さんに聞こえていないわけが無い。
   「うるさいぞ! 何時だと思ってるんだ!…オオ、デュエル中か! なら仕方ねぇか!」
   「ちょっとォ! うちの子が起きちゃったじゃな……あ、デュエル中なの?」
   「おぎゃぁああああ! おぎゃああ!……でぅえる…でぅえる…。」
   「クロックさん起きたんですか、よかったですね……って、ずるいよ刃咲くん! 内緒でデュエルするなんて!」
   「今のは刃咲の究極虫の効果音よね? 対戦相手は誰?……クロック?」
壱華や福助も含む苦情目的やらなにやらで集まってきたギャラリーの面々、成功だ!
   「ごめんなさい、すいません、本当にごめんなさい、朝から騒いでごめんなさい。」
…なんだ、謝れたのかこのダメ大人。

耳復活まで待って5分後。

   「さぁて、ダメ大人2号よ、俺だけじゃなくこれからも集まってくるデュエルバカ全員の目を誤魔化して…イカサマが出来るか?」
   「あぁー、なるほどな、俺の手札入れ替え封じにあれだけの騒音を…意外と性根がセコくできてるな、おまえ。」
   「イカサマ使いに性根云々言われる筋合いは無いっ!」
   「おぉー、あの兄ちゃんイカサマ使いだってよ!」
   「よし、あたしが見極めてあげるわ!」
今もなお増加する苦情を言いに来てそのままギャラリーへと転じる村人、全員がイカサマを見る為に眼を光らせ初めやっとさっきドローしたカードが確認できる。
   「ナイスドロー俺! このターンのドローフェイズで引いたのは魔法カード〔レベルアップ!〕だ!
    このカードを使って〔LV7〕に昇華し、ターンエンド!(手札1・伏せ1)」

レベルアップ! 通常魔法
フィールド上に表側表示で存在する「LV」を持つモンスター1体を墓地へ送り発動する。
そのカードに記されているモンスターを、召喚条件を無視して手札またはデッキから特殊召喚する。

アルティメット・インセクト LV7 風属性 昆虫族 レベル7 ATK2600 DEF1200
「アルティメット・インセクト LV5」の効果で特殊召喚した場合、
このカードが自分フィールド上に存在する限り、全ての相手モンスターの攻撃力・守備力は700ポイントダウンする。


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