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シンクロ語り(初心者~中級者向け)

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84gzatu

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これから始めるシンクロ 

まず、カードショップに行って安値のシンクロというと、管理人は〔ニトロ・ウォリアー〕を思い浮かべる。
遊星編で大量に刷られているので流通枚数が多いわりに、使い手が少ないのが原因だと思われる。
弱くは無いが、これからシンクロをしようという初心者にオススメできるカードでもない。
とりあえず、強いシンクロの条件は第一に出し易いことだ。
それが証拠に、制限などの規制が掛かっているカードは、〔氷結界の虎王 ドゥローレン〕を除けば全て素材指定のないカードばかりだ。
〔ダーク・ダイブ・ボンバー〕も『機械族チューナー+チューナー以外の機械族モンスター』、とかだったら叩かれなかっただろうに。


さて、本題だが、これから始めるならばまず各種レベルをそろえよう。

召喚条件がなく、比較的入手が簡単(=安価)なカードを挙げてみる。

〔マジカル・アンドロイド〕 星5 通常パック:ノーマル
〔大地の騎士ガイアナイト〕 星6 スターターデッキ08or10
〔C・ドラゴン〕 星6 通常パック:レア
〔サイコ・ヘルストランサー〕 星7 通常パック:レア
〔X-セイバー ウルベルム〕 星7 スターターデッキ09
〔ギガンテック・ファイター〕 星8 スターターデッキ08


通常パックでレアリティが低く、入手が簡単な〔マジカル・アンドロイド〕だが、その性能はトップクラス。
レベル5のシンクロモンスターではシンクロ条件を問わないカードは3体しかなく、その中では最大攻撃力。
一長一短あるので、高級品である〔カタストル〕を3枚持っていたとしても、1枚入れておいて損は無いはずだ。

〔ガイアナイト〕や〔C・ドラゴン〕は、同じレベルに〔ゴヨウ〕や〔ブリューナク〕があるので軽視され、安価。
確かに効果で見劣るのは否定できないが、これから始める分にはこれでも充分プレイできる。

〔サイコ・ヘルストランサー〕は、〔ブラック・ローズ〕や〔ライトニング・ウォリアー〕に並ぶレベル7・シンクロ条件ナシでは最大の攻撃力。
〔ウルベルム〕は攻撃力では若干劣るが、手札破壊効果は中々強力で、バカにはできない。

〔ギガンテック・ファイター〕だが、最近は価値が高騰している。
一年前のスターターデッキでしか入手できないが、発展形のバスターシリーズが発売された。
性能もトップレベルであり、一流デッキビルダーも愛用するカード。 現時点では安く売っていたら迷わず購入をオススメできる。
少年ジャンプを購読しつつ、OCGをやらない知人が居れば、〔レッド・デーモンズ・ドラゴン〕の方が簡単に入手できるかもしれない。


とりあえず、安くてシンクロ条件指定ナシのカードは買って良い。
ここでいう安い、の感覚は地域・個人差なので、具体的には言えないが。
無理して〔スターダスト・ドラゴン〕とかを買っても、デッキに入っているチューナーがレベル2や3では合計値8にするのは難しい。
だったら、2+4や3+4で出せる〔ガイアナイト〕や〔ヘルストランサー〕で各種レベルを固めておいた方が良い。


シンクロ召喚の基本プレイング&構築 

とりあえず、シンクロモンスターが15枚無いとしても、融合モンスターでエクストラデッキは15枚は揃えよう。
逆に、融合モンスター主体だったり、デッキにチューナーが居ないとしても、とにかくエクストラデッキは15枚で固定。
それが有るだけで相手に多少のプレッシャーが掛けられるし、〔記憶破壊者〕が流行ってでもしない限り、デメリットもないはずだ。

さて、たまにシンクロできる状況になったら反射的にシンクロ召喚する人もいるが、基本的にシンクロはしない方が得な場合が多い
というのも、例外は多くあるが、基本的にシンクロはチューナー+素材で2枚消費して1体を出す…つまり、出すだけでモンスターが減る。
出した瞬間に〔奈落の落とし穴〕や〔強制脱出装置〕で除去される場合も多く、相手の場に伏せカードが有るときは特に慎重になろう。


つまり、シンクロは性質上はアドバンス召喚に果てしなく近いということを覚えよう。

手札からアドバンス召喚する場合
条件:フィールドにリリース用のモンスターが居る。
消耗:召喚の権利使用、手札1枚減少。
利益:上級モンスター1体召喚。

手札からチューナーを通常召喚してシンクロする場合。
条件:フィールドにシンクロ用の素材モンスターが居る。
消耗:召喚の権利使用、手札1枚減少。
利益:シンクロモンスター1体特殊召喚。

そりゃ、こんなタイミングで〔奈落の落とし穴〕なんか使われたらアドバンテージも減るわな。
チューナーが単体では力不足だったりすると、チューナーが上級モンスターと同じように手札事故要因となるところまでソックリ。
シンクロ召喚は出せるモンスターが任意に選べる点、シンクロせずチューナーとしてで戦うという選択肢が存在する点が大きな優位といえるか。
ただ、シンクロは〔王宮の弾圧〕1枚で沈黙したり、〔強制脱出装置〕で完全除去されたり…やはり、一長一短だ。



強いチューナーの定義 

さて、前の章でシンクロはアドバンス召喚に似る、と書いたが、それは使用するチューナーによる。
中には、それ1枚を通常召喚する以外、他の手札を使うことなくシンクロ召喚ができるカードもあるからだ。

代表的なカードは、制限カードの〔レスキューキャット〕、一時代を作った。
このカードを通常召喚し、効果を使うだけで他のカード消費もなくデッキからチューナーと素材モンスターを呼べる。
それだけでレベル5や6のシンクロモンスターがポンポン出てくるのだからたまったもんじゃない。
他にも、類似カードとして〔真炎の爆発〕や〔異次元からの帰還〕が挙げられる。
こちらは魔法や罠カードなので通常召喚の権利すら使わないが、下準備として墓地や除外置き場にカードを送る必要がある。

他にも、素材モンスターを特殊召喚できるチューナーや、チューナーを呼び出せるモンスターも数多く存在する。
前者は、〔ジャンク・シンクロン〕や〔ブラック・ボンバー〕、〔BF-極北のブリザード〕など。
後者は、〔BF-蒼炎のシュラ〕、〔フレムベル・ヘルドッグ〕などがある。
この辺りのカードを使うために、デッキを特殊化するのも悪くない。


チューナーは“チューナーである”ということが最大のメリットなので、その他の効果は期待できないカードも少なくない。
具体的には〔ナチュル・コスモスビート〕や〔ジュッテ・ナイト〕辺りかな?
チューナーとしては有能な部類だが、チューナーじゃなかったら使わない。
極端な話、チューナーだったら〔朱い靴〕や〔グレイ・ウイング〕、〔カラテマン〕辺りでも強力カードなわけで。
…ああ、出た時期一つでこうも扱いが変わる、OCGの悲しさよ。


さておき、中には〔X-セイバー パシウル〕や〔BF-疾風のゲイル〕のような、チューナーじゃなくても使える強力カードも存在する。
特定の種族や属性、カテゴリーに拘らずに『とりあえず一体ぐらいチューナーが欲しい』という場合のカードをダダっと羅列しておく。


戦闘で破壊されない。
〔ダーク・リゾネーター〕 攻1300/守 300 1ターンに1度だけ戦闘で破壊されない。
〔柴戦士タロ〕 攻 800/守 600 他カードが破壊された場合、自身をバウンス。
〔氷弾使いレイス〕 攻 800/守 800 レベル4以上との戦闘で破壊されない。
〔X-セイバー パシウル〕 攻 100/守 0 毎ターン、自身に1000ダメージ。


アタッカーとして使用可能。
〔サイコ・コマンダー〕 攻撃力1400 戦闘時、相手モンスターの攻撃力を500までダウン。
〔復讐の女戦士ローズ〕 攻撃力1600 追加ダメージ300
〔ハイパー・シンクロン〕 攻撃力1600 シンクロ後、モンスターに追加効果。
〔X-セイバー エアベルン〕 攻撃力1600 直接攻撃後、相手手札1枚ハンデス
〔ジュラック・ディノ〕 攻撃力1700 条件付ドロー
〔霞の谷の戦士〕 攻撃力1700 戦闘後、このカードが破壊されなければ相手をバウンス。
〔チューンド・マジシャン〕 攻撃力1800 デュアル、再召喚でチューナーに。


その他強力効果
〔BF-疾風のゲイル〕 攻撃力1300 モンスター一体の攻守を永続的に半減。
〔ナチュル・バタフライ〕 守備力1200 1ターンに1度、相手の攻撃を無効。
〔クレボンス〕 攻撃力1200 800ライフでこのカードへの攻撃を何度でも無効。



効果は意訳してあるので、詳細は異なる。
個人的には〔ジュラック・ディノ〕、〔BF-疾風のゲイル〕、〔柴戦士タロ〕辺りがイチオシ。


纏めると、可能な限り狙うべきは特殊召喚しやすいチューナー。
例えば〔グリズリー・マザー〕があるなら水属性、〔リミット・リバース〕があるなら攻撃力低めのチューナー、など。

または、素材モンスターを自力で特殊召喚できるチューナー。
レベル2モンスターが墓地に行きやすいから〔ジャンク・シンクロン〕、機械系デッキだから〔ブラック・ボンバー〕、など。

それらの条件を満たせないが、シンクロをしたい場合は独力で強いカードを。
それでも無理なようなら、いっそのことシンクロを完全に放棄するのも手、身も蓋もないがシンクロしなくても勝てるものは勝てる。






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