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ジェノギガ2 【夜泥棒。】


「…また手前ぇか」

 玉座で微睡んでいたギガデリックの眼差しが中空を睨む。

「コンバンワ。たまには運動しないと腐るんじゃないかな?」
「…夜か」

 実体を持たず自在に空間を行き来できる、すでに生き物だかそうではないものかよくわからない男は、ギガデリックに近寄り顎を取る。

「そう、夜。こんなトコじゃ時間の感覚なんて亡くなるだろうけれどね」

 もっとも、この世界はどこかが朝であってもどこかには夜がやってくるんだよね。

「そして今夜はキミの夜という時間を盗みに参りました」
「ちっ、お節介癖がついたもんだぜ」
「退屈しのぎにイイでしょうに」

 超越してしまった者にはこの世界は余りにもぬるま湯すぎる。