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学園こたうじ4


明日は遠足だ。校外学習という名目を被った学校公認のお遊びの日である。

「晴れると良いのじゃがなあ」

新聞の天気欄を見る氏政はどことなく心を浮つかせている。図書室のヌシである北条先生だが、この度はやんちゃな一年生の引率の一人として選ばれた。
ちなみに一年生の遠足先は遊園地。もうそれだけで不安要素がいっぱいだが、海千山千の氏政には大したことではない。

「小太郎もてるてる坊主を吊しておくかの?」

ティッシュを丸め包んだ小さなてるてる坊主を見ながら、小太郎は何かを決意したように頷いた。


翌日。


新聞の天気予想を裏切って、まぶしいばかりに空が晴れ渡った朝。

「元就ー元就来てねえなぁ…あれ?」

三組班長の元親は首を捻った。いつもは集合十分前にはやってきて手持ちの文庫本なぞ読んでいる涼しい顔がない。

「なー風魔、元就見てねえか?」
「…………」

無口だがいいクラスメイト小太郎はぷるぷる首を振った。

「遅刻は悪だ!」
「わぁったわぁった……珍しいなぁ欠席かよ、昨日はぴんしゃんして学校にいたのによう」
「…………」

まさか誰もしるまい。その頃、学校の裏庭でつるされた世にも恐ろしい原寸大てるてる坊主がいたことを。





オクラ好きな方ごめんなさい。