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ケイクジャ7 【闇の中探していたのは】


不幸を不幸と気づかないのが真の不幸のように。
闇を闇と気づかないのは闇に囚われた証。
冷え切った孤独の中で藻掻いて藻掻いて。
掴みとったものを今手にしている。

「ケイナってさぁ」

深夜に目覚めると腕の中の生き物を抱きしめる。

「夜になると子供返りしてない?」

腕の中の笑顔に報復の意味を込めてキスをする。

「ほらムキになってる」

見透かされているのを必死に隠す。

闇の中探していたものの名前を呟いて。
同じ温度で愛していると囁いた。