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オリジナル 逃亡者5 須磨ゼツ1


「ぜぇつー」

だらんと伸びた須磨が恨めしげに見上げてくる。

「かまってよ」
「もうちょいしたらセーブポイント」
「そう言ってスルーしてんでしょ!?俺知ってんもんね!今通り過ぎた黄緑のわっかがセーブポイントでしょ!」
「ばれてたか。つか、十分かまってやってんじゃん、俺の足が」
「愛のないヒザマクラなんて午前様の旦那より冷たいっ」
「…昼ドラみすぎよ須磨」

しぶしぶコントローラーで少年と鳥と犬のパーティーを須磨いわく「黄緑のわっか」に押し込み。セーブさせて電源を落とす。

「ひとりじめっ」
「あからさまに嬉しそうな顔すんな」
「嬉しいもん。ねねね、こないだ録画したアニメ見よっ」
「虫うじゃうじゃの?パンチラ刀少女の?」
「うじゃうじゃの」

見てるとおいしそうだよねと宣う雑食性鳥類の成れの果てはにこにこ笑う。


ゼツは虫は好きでも嫌いでもないけど深夜に見ると普通の怪談より怖くてけっこうトラウマになると思うのよ、そのへんどうなの。
あくまで気にしない須磨の頭を払い落としてやろうかと思いつつ、そのまま録画したメディアの山から虫うじゃうじゃアニメをひっぱりだす。

「でも主人公男前」
「ゼツは俺のっ」
「はいはい、おまえも男前男前」
「…あいがないっ」

なんとでもほざけ実年齢幼児相当が愛を語るな