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エレグラアミ1 【矢尽き刀折れた後】 「あァー…あと何体だよちくしょ」 「…さぁー数百ってとこじゃない。減った減った」 「アミ!あと何匹だぁ!」 「おまえが全力で殲滅したら2時間で済む」 「んな力残ってるかっってぇのォオ!」 「頑張れパワーマン」
エレグラアミ2 【人工太陽。】 「快晴快晴。よきかなよきかな」  からから笑うエレクトロの傍に、ぐったりしたグラビティが横たわる。 「おまえ体感温度設定おかしいんじゃねぇの…まじあっつ…」 「いやぁそれは単にグラが北国出身だからでしょ」  アーミーが水買ってくるまで待ってな、と硬い頭を撫でてやる。 「ソーラーで電力供給するっていうのは良い方法だよな。光っていうのは一定量のエネルギーを半永久的にもたらしてくれる」  だからといって、食物を摂取してエネルギーを得る楽しみを知らないエレクトロではないけれど、イマイチ味覚が妙なベクトルに向いているのは周知の事実。 「随分、大事に作られてるンだな…」  ずりずりナメクジのように移動して、エレクトロの背中の日陰に顔だけをつっこむ。 「そりゃあもう。偏執的で変態的で溺愛しまくったからな。俺の創造主サマは」  不満がないと言えば嘘で、たとえばあの、形なき創造主に文句を言えるなら、味蕾のデータ構築をもっとちゃんとしろ、とか鼻がききすぎて実は苦労している時もあるんだとか、いろいろいろいろある。  最たるものとしては。  あの「男」が常々自分に言っていた「愛」というものを、本当に理解していたのかどうか。  いつか膨張し死んでしまう太陽の代用品を作っているという人類の、ニセモノの太陽のように振りまくだけ振りまいて実のところは模倣でしかないレプリカに、似ていて。  エレクトロはそれを無償に尋ねたい時がある。  特に、こんな良く晴れた空の下に居るときには。 「快晴。快晴」 「…チクショウ、アミ早く帰ってきやがれ」

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